1.ペットが亡くなった時にかける言葉は?
1-1.友人・知人のペットの訃報。どうすればいい?
1-2.お悔やみの言葉はいつかける?
2.ペットのお悔やみメッセージの文例
2-1.手紙の場合
2-2.メールやショートメッセージの場合
2-3.SNSの場合
3.ペットを亡くした人への贈り物
3-1.お花
3-2.キャンドル
3-3.写真立て
4.ペットのお葬式に参加する場合は
4-1.参加のマナー
4-2.香典について
5.まとめ
ペットが亡くなった時にかける言葉は?
ペットとして常に私たちの傍に居てくれる動物は、人間よりも何倍もの速さで歳をとっていくので、ペットの死と直面する飼い主さんは必然的に多くなってしまいますよね。
毎日一緒に居て食事やトイレのお世話をすることによって、どんどん情が湧きますし、楽しい時も辛い時も変わらず傍に寄り添ってくれているので、いつしか一緒に居て当たり前の存在となっていくものです。
そして飼い主さんに向けてくれる無償の愛は、言葉では言い表せないほど飼い主さんの心を満たしてくれているのではないでしょうか。
ペットを失った人の中には、「身内の死よりも辛い」という方も多くいらっしゃいます。
それはペットが自分だけを頼りにし、自分が安らぎを求めて帰る場所(家)に必ず居てくれる存在だからこそ、居なくなってしまったときの喪失感は計り知れないことでしょう。
だからこそ、「ペットが亡くなった」といった訃報を聞いたときには、相手の気持ちに寄り添ったお悔やみの言葉を伝えるのが礼儀なのではないでしょうか。
◆友人・知人のペットの訃報。どうすればいい?
もし自分の大切な友人や知人から、ペットの訃報を聞かされたとき、どんな言葉をかけるべきなのか、自分が何をしてあげられるかを考える方は多いはずです。
ペットの亡くなり方にもよりますが、もし長いこと病気を患っていたのなら、苦しんでいるペットを懸命にお世話したのちに、最期を迎えた見送ったと考えられますよね。
動物はどんなに苦しく辛くても、言葉で気持ちを飼い主さんに伝えることができません。
だからこそペットを亡くしてしまった飼い主さんは、「もっと自分にできることがあったのでは?」といった、後悔の念に駆られることがよくあると言われています。
この気持ちをずっと引きずってしまえば、「ペットロス症候群」を患わせることもあるので、ペットの死の重さは人それぞれだということを理解しておかなくてはいけません。
そんな中で友人や知人が、ペットの訃報を自分に伝えてくれたのであれば、適当なメッセージを返すのではなく、真摯に向き合って言葉を選びながら、お悔やみの言葉を伝えるべきなのではないでしょうか。
◆お悔やみの言葉はいつかける?
訃報の報告は軽々しく扱えることではないので、相手の方を思えば思うほど、どんなお悔やみの言葉をかけるべきか、いつ連絡をすべきか悩んでしまうものです。
しかしこれはあくまで訃報の報告を受けた側の考えでしかなく、「訃報」といった重圧に捉われている証拠となります。
ペットを亡くした方が欲しいのは、例文のように並べられた心の無い言葉ではなく、その辛い気持ちを理解してもらえるような、気持ちのこもった優しい言葉と気遣いなのではないでしょうか。
基本的には訃報の報告を受けたときに、何かしらのお悔やみの言葉をかけるべきではありますが、相手の方がひどく疲弊しているのであれば、体調を気遣って少し時間を置いてから、改めてお悔やみの言葉をかけても良いでしょう。
訃報を伝えてくれた方の気持ちを第一優先に考え、その気持ちに寄り添ったお悔やみの言葉を伝えてみてはいかがでしょうか。
ペットのお悔やみメッセージの文例
ペットの訃報には相手の気持ちを考慮した、お悔やみの言葉を伝えるべきではありますが、なかなか訃報に接する機会がこれまで無かったようであれば、やはりどんな言葉を使うべきか分からない方も多いことかと思います。
訃報の知らせが届いた際には、どのようなお悔やみの言葉をかければ良いのでしょうか。
◆手紙の場合
友人や知人からペットの訃報が手紙で届いた場合、言葉を選びながら時間をかけて文章をしたためてくれたことが分かりますよね。
気心が知れた友人であれば、かしこまった言葉を使う必要はありませんので、友人の気持ちに寄り添ったメッセージを手紙で返せば問題ありません。
しかし、「残念」や「かわいそう」といった言葉は、極力使用しない方が無難です。
ネガティブに捉えられる言葉は、飼い主さんの後悔を助長しかねないので、ペットとの思い出話しや、体調を気遣うような文章を意識して、言葉を選ぶようにしましょう。
そして訃報を伝えてくれた相手が目上の方であれば、手紙の書き出しは「この度はお悔やみ申し上げます」から始めるのが自然です。
そして「○○ちゃん(ペット)が○○さん(飼い主)と出会い、最期まで一緒に暮らせて幸せだったのではないでしょうか」などといった、飼い主さんに寄り添う形の文章を加え、ペットを大切にしていた気持ちを報いるようなお返事を心掛けましょう。
◆メールやショートメッセージの場合
メールやショートメッセージで訃報が伝えられた場合は、直筆の手紙と違い無機質な文章になりがちです。
そのため言葉選びが重要となってきますので、長文で送られてきた際にはなるべく長文で返信し、短文の際には長くなりすぎないような返信が理想ではないでしょうか。
そして飼い主さんの心中を察して、絵文字などの使用は控えておくようにしましょう。
寂しさや励ましの気持ちを伝えるためにも、以下のような文例を参考にして、自分なりの言葉でメッセージを送ってみてください。
・○○ちゃんの訃報に寂しい気持ちでいっぱいです。今度お会いしたときに、○○ちゃんとのお話をたくさん聞かせてください。
・○○さんのもとでたくさん愛された○○ちゃんは、とても幸せだったと思います。きっとこれからも傍に居てくれるはずなので、少しずつ元気になれることを願ってます。
◆SNSの場合
自分に直接ではなく、SNSなどでペットの訃報を発信していた場合は、コメントでメッセージを送るよりも、相手の連絡先を知っているのであれば、直接連絡をした方が気持ちが伝わるはずです。
SNSは不特定多数の方が見るものだからこそ、何気なくコメントを残した可能性も高いので、知り合いからお悔やみの連絡が来ることを求めていない可能性も否めませんよね。
色々な価値観の方が閲覧できるからこそ、自分の気持ちは本人に直接伝えた方が、ペットの飼い主さんも喜ぶのではないでしょうか。
SNSだけで仲良くしている相手であれば、DM(ダイレクトメッセージ)からメッセージを送り、自分の気持ちをしっかりと伝えるようにしましょう。
ペットを亡くした人への贈り物
ペットを亡くした方が1日でも早く元気になれるように、なにか贈り物を届けたいと思う方も多いのではないでしょうか。
もちろん亡くなってしまったペットに捧げる意味合いでも、お悔やみのギフトとして選ぶようであれば、以下のような贈り物がおすすめです。
◆お花
ペットの魂を慰め、飼い主さんの悲しみを癒すためにも、お花を贈る方は多いようです。
ペットへのお悔やみに正式な決まりはありませんので、そのペットに似合うお花や、飼い主さんが好きなお花を贈ってみてはいかがでしょうか。
お花を贈る際に注意しておきたいのが、ペットにとって危険性のあるお花を贈らないといった配慮も必要です。
猫などの場合、ユリ科の花などは毒性があると猫好きの方には知られていますので、そのようなお花を贈ってしまうと、マナー違反として受け取られてしまうことも。
これらのことに注意した上で、素敵なお花を贈ってあげるようにしましょう。
◆キャンドル
キャンドルは癒しや安らぎを与えてくれる効果があるので、お悔やみのギフトでも選ばれることが多いようです。
ペットとの思い出に浸るときにも、キャンドルの優しい光は、ぽっかり空いた心を温かく灯してくれることでしょう。
ニオイに敏感な方も多いので、強い香りが苦手な方にはアロマキャンドルなどではなく、無香料のキャンドルを選んでみてはいかがでしょうか。
◆写真立て
ペットが亡くなったあとは、部屋に写真を飾って弔い続けたいと考える飼い主さんは多いことでしょう。
しかしペットの死により気持ちが塞ぎこんでいたり、お葬式などで忙しかったりすると、なかなか自分で写真や写真立を、用意するタイミングが難しい場合もありますよね。
そんなときに贈り物で写真立てが届けば、ペットと自分のことを考えてくれたことが伝わり、気持ちのこもったギフトとして喜ばれるはずです。
ウエディングや出産時のような華やかな写真立てではなく、落ち着きのある雰囲気の写真立てを選ぶのがおすすめですよ。
ペットのお葬式に参加する場合は
もし友人や知人からペットの訃報を聞いた際に、「お葬式にも参加してほしい」と伝えられたらどうするべきなのでしょうか?
自分にとって関わりの少ないペットだったとしても、「参加してほしい」と飼い主さんに頼まれれば、その気持ちを無下にはできませんよね。
飼い主さんとの関係性にもよりますが、飼い主さんにとっては家族同然のペットなので、その深い悲しみの気持ちを汲み取り、お葬式に参列するようにしましょう。
◆参加のマナー
人間とペットのお葬式は規模が違いますが、弔う気持ちに変わりはありません。
喪服を着用する必要性はありませんが、哀悼の意を表す意味でも派手な格好はせず、アクセサリーなども控え、毛皮(フェイクファー含む)などの着用は避けておきましょう。
服装について不安要素が残るようであれば、事前に飼い主さんへ確認しておくと安心です。
◆香典について
お葬式に参列となれば、香典も持参するべきなのかと悩む方も多いことでしょう。
基本的にペットのお葬式では、香典は不要であると考えている飼い主さんが多いようです。
しかし参列する以上何かしらを持参したいと思うようであれば、お花やペット用のおもちゃ、フードやおやつなど、お供えできるような物が喜ばれるはずです。
また、ペットの家族全員が参加するお葬式なので、ペットを偲びながらみんなで食べられるお菓子などの持参もおすすめですよ。
まとめ
種の異なる動物に対して、見返りを求めない無償の愛情を与えることができるのが、人間とペットの関係と言えますよね。
そんな最愛なる存在のペットが亡くなってしまったとき、飼い主さんは計り知れない喪失感に襲われ、深い悲しみに包まれてしまうことでしょう。
そのような訃報が自分に伝えられた場合は、そんな辛い状態でも連絡をくれたということに感謝し、しっかりとその気持ちに寄り添ったお悔やみの言葉を伝えることが大切ですよね。
世間一般的なお悔やみの言葉を伝えるのではなく、自分の気持ちを自分の言葉に変換し、素直な気持ちでメッセージを送ることが一番です。
真摯な気持ちは必ず飼い主さんにも伝わるはずですので、ペットの死を偲びながら優しい言葉をかけることを心掛けてみてはいかがでしょうか。
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