猫と旅行がしたい!事前準備すべきものと旅先での心掛けとは!?

2021.12.22

猫と旅行がしたい!事前準備すべきものと旅先での心掛けとは!?

行楽シーズンを迎えると、自然と外に出る機会も増えてくるので、少し羽を伸ばして遠くに旅行へいきたいと思う方は多いはずです。 しかし、猫と一緒に暮らしている方であれば、愛猫だけをお留守番させるのも不安だし、ペットホテルに預けるのも気が引ける…と考えてしまいますよね。 できることなら猫と一緒に旅行へ行ければ最高なのですが、猫と旅行をすることは現実的に可能なのでしょうか? 猫と旅行をするために必要な情報を、分かりやすくまとめてみました。

猫と旅行がしたい!

ハードキャリーの中の黒猫

日頃の疲れや気持ちをリフレッシュさせるためにも、住み慣れた街を離れて違う場所へと旅行にいくことは、心を穏やかに過ごすためにも必要なことですよね。

しかし、猫は個体によって性格に違いがありますが、基本的には臆病で環境の変化に慣れない動物として知られています。

飼い主の都合のみで猫との旅行を決めてしまうのは望ましくありませんが、留守番やペットホテルに猫だけを預けることの方が不安だという場合は、猫との旅行を視野に入れてみても良いかもしれません。

猫と旅行ができるのは飼い主さんにとってはとても喜ばしいことではありますが、実際に猫と旅行をしても問題がないものなのでしょうか。

◆ペット可能なホテルや施設も増えている

昨今ではペットと一緒に暮らす需要が高まっていることもあり、室内で飼育可能なペットである、猫をお迎えする方も増えていると言われています。

そのため、ペット業界も盛り上がってきているので、ペットと一緒に宿泊できるホテルや施設なども、少しずつではありますが増加傾向にあるようです。

猫と旅行がしたいと思っても、一緒に泊まれる宿泊先が無ければ元も子もありませんので、ペット同伴での宿泊施設の需要が高まっているのは、選択肢も増えるので嬉しい限りですよね。

大切な家族だからこそ猫との旅行を計画するのであれば、愛猫にストレスを与えないような旅行プランをしっかりと計画するようにしましょう。

◆猫が外出に慣れているか

いくら飼い主さんが猫と旅行をしたいと思っても、外出に慣れていない猫ちゃんであれば、知らない環境はストレスを溜めてしまうだけなのでおすすめできません。

あくまで外に慣れていて、違う環境でも過ごせるような性格の猫ちゃんでなければ、旅行に連れていくべきではありませんので、愛猫の性格をしっかりと把握しておくことも大切です。

そして、猫と旅行をするためだけに無理矢理外に慣れさせるのは、猫にとって苦痛や負担となってしまうので止めてあげてください。

猫との旅行は、旅行に向いている猫とだけしか実行できませんので、すべての猫と旅行ができると勘違いしないようにしておきましょう。

◆無理のない日程で

外出に慣れている猫ちゃんであっても、過酷なスケジュールでの旅行は、負担となってしまうことがあります。

せっかくの旅行だからと予定を詰め込み、複数の移動手段や宿泊施設を変更してしまえば、その都度猫ちゃんにとって環境が変わってしまうことになるので、いくら外出に慣れていたとしても、環境の変化に順応できるわけではありません。

飼い主さん側は予定を把握していることもあり、楽しみながらスケジュールが組めますが、猫と旅行をする際には猫への負担を第一優先に考えて、無理のない日程で旅を楽しむようにしてください。


猫と旅行するときの移動方法

猫と旅行をする際には、さまざまな移動方法がありますが、猫に一番負担の少ない乗り物は何になるのでしょうか?

◆車

やはり車は移動の際にとても便利な交通手段となるので、猫と旅行すると決まったら、自家用車やレンタカーを用意しておくのも良いでしょう。

車は家族以外の人間は乗りませんので、他人と接触する時間がほぼなく、人見知りの猫ちゃんでも安心して過ごせるはずです。

ただ、旅先が遠くて長距離の運転になってしまうと、移動の時間が増えてしまう分、猫ちゃんのストレスが溜まってしまう場合や、車酔いをしてしまう可能性も否めません。

そして車のドアを開閉した際に、愛猫を脱走させないためにも、必ずキャリーバッグやケージを用いて移動をするようにしてください。

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◆電車

公共交通機関である電車は、基本的にペットとの乗車がOKの場合が多いです。

鉄道会社のガイドラインに従って、手回り品料金(猫用運賃)を支払えば乗車が可能ですので、移動にかかる費用を抑えられるのも魅力の一つと言えるでしょう。

しかし、電車は走行時の騒音が激しい上に、不特定多数の人が乗車しているので、ほかの乗客に対しての配慮が必要不可欠となります。

愛猫が騒いだ場合、嘔吐や失禁などの心配はもちろん、猫アレルギーや猫嫌いの方に何か言われてしまう可能性もあるので、指定席のあるグリーン車や新幹線も視野に入れておくと良いかもしれません。

キャリーを目隠しするタオルや、ペットシーツなどの下準備も忘れないようにしておきましょう。

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◆飛行機

長距離も短時間で移動できる飛行機は、旅行の移動手段として有効活用できますよね。

国内だけでなく海外へも行けますし、乗車時間が少なければ愛猫への負担が減らせると考える方も少なくないはずです。

しかし飛行機に搭乗する際には、猫と一緒に機内へ乗り込むことができない航空会社が多いため、愛猫とは離れ離れになり、ペットは手荷物扱いとなって貨物室に入れられてしまいます。

航空会社がペット用のケージを貸し出してくれることがほとんどなので、移動するにあたってケージを準備する必要などはありませんが、見える距離にお互いが居られないのは、不安や恐怖心を与えてしまうだけとなってしまうので、あまりおすすめの移動手段とは言えません。

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猫と旅行するときの準備するもの

旅行先へ猫と一緒に移動する際には、さまざまなものを用意しておく必要がありますが、旅行を楽しむためにはそのほかにも事前準備すべきものがいくつかありますよね。

愛猫が旅先でしっかりとくつろぐことができ、脱走などのトラブルを起こさないためにも、以下のアイテムは必ず持参するようにしましょう。

◆ハーネス・リード

猫は犬のように普段からハーネスやリードを付けて散歩をしませんが、旅行先では脱走や迷子にならないように、必ずハーネスやリードを使うようにしてください。

首輪とリードでも構いませんが、猫は液体と例えられることがある通り、柔軟な身体能力を持っているので、かなりきつく首輪をしないと首が抜けてしまうことがあります。

そのまま知らない土地で脱走してしまえば、見つけ出すことも難しくなってしまうので、猫には胴体に着けるハーネスがおすすめです。

◆キャリーバッグ

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ハーネスやリードがあれば、犬のように猫を放し飼いにしていても問題がないように思いますが、人混みや見慣れない土地でパニックを起こさせないためにも、キャリーバッグは必ず用意しておくようにしてください。

何かしらのきっかけでパニックを起こしたとしても、自分のニオイが付いた暗くて狭い場所となるキャリーは、旅先で気持ちを落ち着かせるためのアイテムとして重宝するからです。

普段からキャリーの中で過ごせるような工夫をすることにって、キャリーに対しての警戒心も薄れますので、ご家庭で自由に出入りができるように設置しておきましょう。

◆ご飯・お水

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宿泊先でも猫用の食事はオプションとして提供されるとは思いますが、猫は警戒心の強い動物ですので、味はもちろん器や環境が変わってしまうだけでも口にしないことがよくあります。

旅先でご飯が食べられないのはとても可哀相なことなので、普段から食べているキャットフードや、お気に入りのおやつは持参するようにしましょう。

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また、土地によって飲水の味が変わることもあるので、普段から飲んでいるお水も一緒に持参してあげてくださいね。

◆トイレセット

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猫のパーソナルスペースとして、トイレは旅先でももっとも重要となってきます。

普段使っているトイレをそのまま持参することが望ましいですが、蓋付きや大きなトイレを使用しているのであれば、簡易的なトイレを用意し、猫砂は普段使用しているものを持参してあげてください。

新品の砂よりも、自分の臭いが付いた猫砂の方が安心するはずですので、オシッコの臭いが付いた砂を少し混ぜてあげてみても良いでしょう。

排泄物を片付ける際のトイレ用スコップや、排泄物を捨てる臭いが漏れない袋なども準備しておくと安心です。

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猫との旅行で注意するポイント

猫と旅行をすると決めたのなら、日程を決めて宿を予約し、さまざまな準備を整えてあとは当日を待つのみです。

旅行当日になったら、ほかにも注意すべき点があるのでしょうか?

◆必ず脱走させない工夫を

周囲の旅行客の方に迷惑をかけないためにも、愛猫が脱走しないような工夫が何よりも大切です。

旅先で脱走してしまえば、限られた時間でしか探すことができない上に、別の猫の縄張りに侵入してしまう可能性もあるので、喧嘩になって大怪我をしてしまう可能性も否めません。

知らない土地では家に居たときのように、穏やかな気持ちで暮らすことはできませんので、十分すぎるほどの脱走対策を事前にしておき、どんなことがあっても愛猫を野放しにするような機会を作るのは止めてあげてください。

◆猫の体調に合わせる

どんなに楽しみに計画していた猫との旅行でも、旅行前日や当日に愛猫の体調が悪そうであれば、残念ですが一緒の旅行は断念すべきです。

旅行はまた機会を作ればいつでも行けますし、様子を見つつ猫との旅行を強行して体調を悪化させてしまえば、それこそ後悔に繋がってしまいますので、愛猫の体調を第一に考えるようにしましょう。


猫と旅行するときのおすすめホテル3選

猫と旅行がしたいと考えた際に、たくさんの宿泊先を吟味して一つに絞るのは思った以上に時間を要するものです。

こちらでおすすめのホテルをいくつかご紹介させていただきますので、是非参考にしてみてくださいね。

◆ヒルトン東京お台場「ワンニャイトステイ」

公式HP:https://www.hiltonodaiba.jp/

関東にお住いであれば、近場でペットと泊まれるホテルはいかがでしょうか。

短時間の移動で済む上に、気軽に猫と旅行を楽しむことができます。

ワンランク上の優雅なホテルで、愛猫とのかけがえのない時間を過ごせるのが魅力です!

◆伊豆ワン「ニャンニャンプラン」

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公式HP:https://www.resol-izu-wan2.com/

猫と旅行をするのであれば、せっかくなら温泉も楽しみたい!といった飼い主さんも多いことかと思います。

温泉施設もあって猫と一緒に泊まれる宿をお探しなら、伊豆ワンの「ニャンニャンプラン」がおすすめです。

猫用のおもちゃやおやつのほかにも、さまざまな特典が準備されていますので、楽しい思いで作りにもぴったりです!

◆一里野高原ホテルろあん

公式HP:https://ichirino.jp/

こちらのお宿ではペット同伴可能なお部屋が別に用意されており、1日1組限定なのでほかのお客さんを気にしなくて良いのが嬉しいです。

専用出入口もあるので、まるで愛猫と別荘で過ごしている気分に浸れますよ!

北陸の美味しい料理と温泉もあり、猫と旅行をして良かったという気持ちにさせてくれることでしょう。


まとめ

コロナ禍でペットを迎え入れる人が増えたこともあり、もともとの猫ブームと併せてさらに、室内で一緒に暮らせる猫の需要は高まったような気がします。

ムーブメントが起きればさまざまな産業も動き出しますので、ペットと泊まれる宿泊施設が増えつつあるのも不思議な話ではありません。

一昔前では警戒心の強い猫と旅行をするなど考えられませんでしたが、今は大切な家族として少し環境を変えて楽しみたいと考える方が増えてきましたよね。

外出が得意な猫ちゃんであれば、もちろん一緒の旅行を計画することに問題はありませんが、猫ちゃんによっては外出することによってストレスを溜めてしまう子もいるので、愛猫の性格をどれぐらい飼い主さんが理解できているかも大切です。

猫と旅行をするのであれば、しっかりと事前準備を怠らないようにし、愛猫の気持ちを最優先に考えつつ、楽しい旅行を計画してみてくださいね。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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