1.猫に関わる仕事ってどんなのがあるの?
3.専門知識が必要な仕事
3-1.トリマー
3-2.ブリーダー
3-3.キャットシッター
3-4.ペットセラピスト
3-5.動物プロダクション
3-6.ペットホテル
3-7.動物保護施設スタッフ
4.未経験や資格が無くてもできる仕事
4-1.ペットショップ
4-2.猫カフェ
4-3.ペット用品メーカー
5.猫と関われる仕事で役に立つ資格
5-1.愛玩動物飼養管理士
5-2.認定動物看護師
5-3.トリマー
5-4.キャットケアスペシャリスト
5-5.キャットシッター
猫に関わる仕事ってどんなのがあるの?
2010年代に入ると、日本では空前の猫ブームが到来し、もともと猫好きだった方々はもちろん、猫に興味がなかった方たちも、猫に興味を持つきっかけになったのではないでしょうか。
このブームはコロナ禍の今でも根強く続いており、おうち時間が増えたからこそ室内で一緒に暮らせる猫の需要は、さらに上がったといっても過言ではないはずです。
しかし、すべての猫好きさんが猫と一緒に暮らせるわけではなく、そのような方々は「せめて仕事は猫に関わった業種を選びたい」と、考えたことがあるのではないでしょうか。
もちろん猫と一緒に暮らしている方でも、猫に関わる仕事をしている方や探している方はとても多く、四六時中猫と関わっていたいといった、気持ちで居る方も多くいらっしゃることでしょう。
動物病院やペットショップなどが一般的ではありますが、ほかにも猫に関わる仕事は存在するのでしょうか?
国家資格が必要な仕事
猫がこの世界に存在している以上、欠かすことのできない猫に関わる仕事と言えば、真っ先に動物病院を思い浮かべる方は多いはずです。
猫だけでなく動物全般を診療する動物病院では、どのような職種があるのかを見ていきましょう。
◆獣医師
動物病院の顔となる先生は「獣医師」と呼ばれ、猫好きの方であれば一度は憧れたことのあるお仕事ではないでしょうか。
獣医師になるには国家資格が必要となるので、大学で勉強をした後に受験資格を取得し、獣医師免許を得なければ働くことができません。
誰しもが憧れる猫に関わる仕事ではありますが、誰しもが簡単に就ける仕事ではないことが明確ですよね。
そして猫だけでなくさまざまな動物の診療も同時に行うので、猫だけと携われる仕事を探しているのであれば、猫の診療を主に行っている動物病院や、猫の保護団体などの専属獣医師といった職種を探してみてはいかがでしょうか。
◆看護師
獣医師をサポートする仕事を担うのが、動物専門の「看護師」さんです。
民間資格を取得し動物看護士となりますが、特に資格がなくても動物病院に勤務することは可能となります。
また、近年では動物看護士の資格を国家資格に統一化する法案が出ているので、近々獣医師と同じように国家試験を受けた後に、動物看護士の資格が得られるようになるそうです。
猫をはじめとした動物に関わった仕事がしたいのであれば、国家資格になったタイミングで資格取得を検討してみるのも良いでしょう。
専門知識が必要な仕事
資格がなくても専門知識があれば、猫に関わる仕事は意外とたくさんあります。
その中でも代表的な、7つの仕事をご紹介していきます。
◆トリマー
「トリマー」も言わずと知れた、猫と関わる仕事となります。
シャンプーやカット、爪のお手入れなどが主な仕事となりますが、簡単な表現では動物専門の美容師さんと言われていますよね。
資格は特に必要ありませんが、専門的な知識は必要となるので、専門学校やトリマー養成のスクールに通う必要があると言えるでしょう。
そして圧倒的に猫よりも犬と関わる機会が多いので、猫専門のペットショップやペットサロンを探してみた方が良いかもしれません。
◆ブリーダー
同種の猫を繁殖させて販売する「ブリーダー」も、代表的な猫と関わる仕事と言えますよね。
命を誕生させた後、健康管理にも気を配らなくてはいけないので、生半可な気持ちではできない仕事と言えるでしょう。
猫が落ち着いて繁殖できる環境や、繁殖にかかる費用もかさみますので、それらを踏まえた上で、できる仕事かどうなのかを改めて考えてみてはいかがでしょうか。
◆キャットシッター
飼い主さんが何かしらの理由で家を空けるとき、留守番をしている猫のお世話をする仕事が「キャットシッター」です。
猫は神経質な性格の子が多く、テリトリーである家の中以外では食事が喉を通らなくなってしまう子も居るので、昨今ではキャットシッターの需要が高まってきているとも言われています。
猫が好きなだけでも働ける仕事ではありますが、キャットシッターや動物看護士の資格を持っていた方が信頼性が上がりますので、専門的な知識は身に着けておいた方が安心です。
◆ペットセラピスト
「ペットセラピスト」も昨今では需要の高まってきている、猫に関わる仕事と言えますよね。
癒しとケアに特化した仕事となるので、キャットケアスペシャリストの資格や動物看護士の資格があれば、有利に働けるのではないでしょうか。
動物病院やペットショップといった場所で働くペットセラピストも居れば、個人で開業しているペットセラピストも居ますので、働き方は自分次第とも言える自由度の高い仕事となっています。
◆動物プロダクション
俳優さんや女優さんを扱う芸能プロダクションと同じように、犬や猫といったペットが所属する「動物プロダクション」も、猫と関わる仕事と言えるでしょう。
そこで猫の担当になれば、猫に対しての演技指導や健康管理などを任されますので、常に猫と行動を共にできる仕事となっています。
◆ペットホテル
猫や犬が泊まる「ペットホテル」も、猫のお世話や管理ができるので、猫好きにはたまらない仕事と言えるのではないでしょうか。
最近では猫専門のペットホテルの需要も増えてきたので、飼い主さんと離れ離れになって寂しい思いをしている猫ちゃんたちを、勇気づける仕事と言えるでしょう。
◆動物保護施設スタッフ
保護猫シェルターや動物愛護団体といった「動物保護施設スタッフ」は、猫と関わる仕事の中でも、大変ですがとてもやりがいのある仕事です。
猫のお世話はもちろん、施設内を清潔に保つための掃除や、心や体に傷を負った猫のケアなど、勤務中は目まぐるしいほどたくさんの業務に追われることでしょう。
切羽詰まった命を預かる仕事でもあるので、中途半端な責任感ではできない仕事となりますが、保護活動や殺処分ゼロ活動に共感できる方であれば、充実して働けるのではないでしょうか。
未経験や資格が無くてもできる仕事
資格や専門知識がなくても、猫と関わる仕事はまだまだあります。
以下の仕事は比較的求人も多く出ていますので、お住まいの地域に絞って探してみるのもおすすめです。
◆ペットショップ
動物個体の販売やペット用品を販売する「ペットショップ」は、もっともポピュラーな猫と関わる仕事と言えますよね。
ペットショップでは生体販売の仕事や、個体のお世話や健康管理の仕事、ペット用品の管理や販売の仕事といった、色々な仕事に携われるのが魅力となっています。
しかし、確実に猫とだけ関われるといった確証もないので、猫とだけ携わりたいのであれば、猫専門のペットショップを探すようにしましょう。
◆猫カフェ
たくさんの猫が集まる「猫カフェ」は、人気の猫と関わる仕事といっても過言ではありません。
競争率が高いので、求人の募集をしてもすぐに掲載終了になってしまうほど、この仕事に就きたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
猫カフェで働きたいといった希望が強いのであれば、求人の募集がされていないか、HPや求人サイトをこまめに覗いてチェックしておくようにしましょう。
◆ペット用品メーカー
猫がその場に居なかったとしても、猫に携われる仕事はほかにもあります。
「ペット用品メーカー」といった、何かに特化して商品を生み出している会社に勤めれば、必然的に猫と関わることができますよね。
キャットフードやおやつ、ケア用品やおもちゃのメーカーなど、それこそ選択肢はたくさんありますので、まずは興味を持ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
猫と関われる仕事で役に立つ資格
猫と関わる仕事の中には、資格が不要な職種も多いですが、自分自身のためにもある程度の知識を持っていた方が、仕事にもやりがいが出てくるはずです。
これまでに紹介してきた仕事の中でも、いくつか資格や専門知識の話をしてきましたが、どんな資格があれば猫に関わる仕事の中で活躍できるのでしょうか。
◆愛玩動物飼養管理士
「愛玩動物飼養管理士」は猫をはじめとしたペットの習性を理解し、正しい飼育方法や動物に関する法令、動物愛護の精神をたくさんの人に広めていくといった、ペットのスペシャリストと呼ばれる資格となります。
この資格を取得していれば、猫と関わる仕事の中で重宝されるはずですので、もっと猫のことが知りたいと考えている方には、もってこいの資格と言えるでしょう。
◆認定動物看護師
命あるものは必ず衰え、年老いていくものです。
動物もその定めは同じとなり、若くてもケガや病気に無縁とは言い切れませんよね。
このような動物専門の看護にあたるスキルを、「認定動物看護士」と呼びますが、獣医師の診療補佐や、動物に関する重要な知識や技術を取得することによって、働く際に信頼度が高くなるので重宝する資格となっています。
◆トリマー
「トリマー」は指定の専門機関でカリキュラムを終了し、試験に合格すれば資格の取得が可能となっています。
専門的な知識があれば、必ずしも資格が必要なわけではありませんが、資格を持っていればスキルを証明するために役立ちますので、技術をしっかりと学んだのであれば、資格の取得も検討されてみてはいかがでしょうか。
◆キャットケアスペシャリスト
ドッグトレーナーといった資格の猫バージョンが、「キャットケアスペシャリスト」と呼ばれる資格となります。
日常の飼育方法だけでなく、猫の歴史から看護学までさまざまな知識を学べるので、この資格を持っていると猫に関わる仕事の幅が広がるはずです。
◆キャットシッター
「キャットシッター」の仕事に就きたいのであれば、飼い主さんからの信頼を得るためにも、資格をとった方が有利となります。
昨今では猫と一緒に暮らす方が増えたこともあり、キャットシッターの需要も増えてきていますので、安定した仕事とも言えますよね。
飼い主さんの不在時に猫を預かるといった責任重大な仕事となるので、学ぶことはほかの資格と同様多いですが、これからどんどん需要が高まる資格でもありますし、猫に関わる仕事がしたいのであれば、資格の取得を検討されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の記事では簡単ではありますが、猫に関する仕事についてまとめさせていただきました。
まだまだここには書ききれなかった猫に携わる仕事はたくさんありますので、ご自身で色々探してみるのもおすすめです。
そして筆者のように猫に関する知識をまとめるライターといった仕事も、猫に関われる仕事となりますので、猫の知識を得ながら楽しく執筆できることに誇りを持ちながら働いています。
どんな形であれ猫と関わる仕事はたくさん存在していますので、この機会に是非、自分にぴったりな仕事を見つけてみてくださいね。
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