猫のトイレが臭い原因は猫砂のせい?効果的な対策法が知りたい!

2022.03.28

猫のトイレが臭い原因は猫砂のせい?効果的な対策法が知りたい!

猫が毎日使用する猫用のトイレですが、常に清潔を保っておかないと、猫砂から嫌なニオイがしてくるこがありますよね。 飼い主さんの中にはトイレの掃除を怠っていないのに、何やら猫のトイレ周辺が臭いと感じる方もいらっしゃることでしょう。 常に飼い主さんを悩ませる、猫のトイレ事情となりますが、猫砂が臭い場合にはどんな対策をし、どのようにして清潔を保ってあげれば良いのでしょうか?

猫砂が臭い!考えられる原因は?

ケージの中の子猫

猫はあまり水を飲まない動物として知られていることからも、老廃物が凝縮された濃いおしっこを出します。

そしてウンチも肉食動物特有の強い臭いを放ちますので、猫トイレに排泄物を処理しないまま放置してしまえば、ニオイ菌となる微生物がおしっこやウンチを分解しますので、強烈なアンモニア臭を発生させることでしょう。

これらの排泄物が猫トイレ内の臭い原因と思われがちですが、そのニオイの元は排泄物だけでなく、猫砂が関係していることをご存知ですか?

愛猫が排泄したあとに掃除をしたのにも関わらず、トイレが臭いと感じるようなら、設置された猫砂が元凶となっている可能性が高いので、まずは以下のことをチェックするようにしてみてください。

◆掃除がされていない

猫トイレは人間のトイレと同じように毎日使うものなので、常に清潔を意識しておかないとすぐに汚れてしまいますよね。

とくに猫のおしっこはツーンとしたような鼻をつく臭いがするので、排泄後はすぐに掃除を行うことが望ましいです。

固まる猫砂を利用している場合は、おしっこをした箇所やウンチのみをスコップで取り除き、廃棄するのが一般的ではありますが、100%キレイに取り除けるわけではないので、取りこぼした部分が臭ってしまうのは、ある意味仕方がないとも言えるでしょう。

毎日掃除を怠らなかったとしても、猫砂に飛び散ったおしっこからニオイ菌が発生し、雑菌を増殖させますので常にニオイ対策が必要となってきます。

◆猫砂自体が汚れている

猫砂にはいくつかの種類がありますが、システムトイレ専用の猫砂は頻繁に取り換える必要がないので、掃除もラクに済むのが魅力的ですよね。

頻繁な掃除が必要無かったとしても、定期的に猫砂を全取り換えする必要がありますが、交換の目安となる時期が近づいてくると、猫砂自体が臭ってくることがよくあります。

猫砂の中には消臭効果を謳う商品も多く、おろしたての場合には効果を強く発揮しますが、空気に触れて時間が経過していけば、自然と消臭力は落ちていくので、猫砂が臭いと感じるようになることでしょう。

また、ウンチのような固形物をキレイに取り除いたつもりでも、その一部が猫砂に触れれば、排泄物が付着した部分から菌は繁殖しますので、排泄物を掃除しただけでは、猫トイレの清潔を保つことは難しいのかもしれません。

◆トイレ本体が汚れている

排泄物の放置や猫砂の汚れもそうですが、猫トイレが臭う原因としてほかに考えられることは、やはりトイレ本体の汚れも関係してきますよね。

トイレの中でもカバー(蓋)付きのボックストイレは、中でどうしても臭いがこもりやすいので、猫砂が強い臭いを発しているように感じるようです。

排泄物や猫砂の掃除だけでなく、猫トイレ本体の掃除もある程度必要にはなってきますので、日ごろからそのことも踏まえるようにし、トイレの清潔を保つようにしましょう。


猫砂が臭い時にできる対策

猫のトイレ掃除

実際に猫砂の臭いが気になりだしたときには、どんな対策ができるかも気になるところですよね。

毎日使うこともそうですが、キレイ好きで嗅覚の優れた猫のためにも、臭いのこもった猫砂は使わせたくないところです。

どのような対策をすれば、猫砂の臭いがある程度気にならなくなるのでしょうか?

◆掃除をしっかり行う

猫砂の臭いを断ちたいのであれば、やはり毎日の掃除を欠かすわけにはいきませんよね。

猫砂にどうしても臭いが残ってしまったとしても、排泄物をそのまま放置してしまえば、どんどん猫砂や猫トイレが臭いを吸収していき、嫌なニオイが蓄積されてしまうことでしょう。

理想は愛猫が排泄物をした都度掃除をすることですが、難しいようであれば最低でも1日1回は必ずトイレ内の掃除をするようにしてください。

◆消臭剤や空気清浄機を置く

猫砂やトイレ本体の臭いも気になるところですが、その臭いが生活空間となる部屋の中に充満してしまえば、猫も飼い主も常に不快な気持ちで過ごさなくてはいけません。

そのような場合には猫トイレの周辺に、消臭剤や空気清浄機を設置して、空気の循環をさせてみてはいかがでしょうか。

消臭剤を使用する場合には無香のものを選び、アンモニア臭と混じらないように芳香剤は利用しないようにしましょう。

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◆猫砂を取り替える

猫砂は種類によって交換時期も異なりますが、使用している猫砂の使用期限をしっかりと確認しておき、交換の時期が近づいてきた際には猫砂を全取り換えするようにし、常に清潔を保つようにしてください。

交換時期前であっても、トイレの回数が多い猫ちゃんの場合や、多頭飼育をしているご家庭では、猫砂が臭うペースが早くなることがよくあります。

商品のパッケージに記載されている交換時期はあくまで目安とするようにし、臭いが気になりだした際には、猫砂の交換を心掛けておきましょう。

◆トイレの数を増やす

基本的に猫1匹に対して理想のトイレの数は、2つと言われています。

この数が満たされていない場合は、1つのトイレを利用するペースも必然的に早くなりますので、やはり猫砂が臭うタイミングも早くなってきますよね。

家を留守にしがちなご家庭や、なかなかこまめに掃除ができない飼い主さんであれば、もともと準備していた猫トイレにプラスして、猫トイレの数を増やしてみるのもおすすめです。

トイレの数分掃除をする機会は多くなりますが、使用回数が分散されるので、猫砂が異様に臭うという悩みは解決できることでしょう。

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◆トイレ本体を洗う

猫砂を交換するタイミングがきたときには、必ずトイレ本体も洗うようにしてください。

トイレ本体をしっかりと洗うことによって、排泄物の汚れを取り除ける上に、猫砂の臭いも付き難くなります。

洗剤を使わなくても60度以上のお湯であれば、殺菌がしっかりとできますので、トイレ本体の耐熱温度を確認し、掃除方法を模索してみてはいかがでしょうか。


猫のトイレは清潔を保ってあげよう

猫も人間と同じように、掃除が行き届いたトイレで排泄することで、心身ともに清々しい気持ちになってくれるはずです。

汚れや臭いの気になるトイレでの排泄は、誰だって嫌な気分になってしまいますよね。

猫のトイレが少しでも臭うと感じたのなら、鼻の利く猫はその何倍も敏感に悪臭を感じているに違いありません。

毎日使用するものだからこそ、常に清潔を意識して、排泄がしやすい空間を整えてあげるようにしましょう。

◆猫はとってもきれい好き

猫は暇な時間があれば自身をセルフグルーミング(毛繕い)をするように、とてもきれい好きな動物です。

猫にとってグルーミングは、毛並みを整えるといった身だしなみだけでなく、動物的な本能を疎かにしていないかの確認にもなっています。

動物的本能の確認はグルーミングだけでなく、自分の排泄物の臭いでもさまざまな情報を得ようとするので、トイレが汚れて臭っていれば、正確な情報を‏知ることができませんよね。

猫は猫のやり方で色々な情報を入手する必要があり、普段の生活の中でそれらの障害になってしまうようなことは、やはり飼い主さんが排除してあげるべきなのではないでしょうか。

きれい好きな性格を尊重して、猫砂が臭わないようなトイレ環境を常に心掛けてあげましょう。

◆汚れたトイレは病気の原因に

汚れたままのトイレを猫がそのまま使用してしまえば、雑菌が繁殖した猫砂などに手足が触れるので、その手足で家の中を歩き回ることや、グルーミングで舐めとってしまえば、部屋の中に菌が拡散してしまいますよね。

菌やウイルスは目に見えませんので、一見きれいに見える場所でも菌が繁殖し、何かしらの病気や体調不良の原因になってしまうことも否めません。

また、病気だけでなく汚れたトイレは、猫の精神面にも負担をかけてしまうことも多く、トイレが汚れていることによってストレスを抱え、別の場所で粗相をするといった問題行動を起こす可能性まで出てきます。

猫のトイレは汚したままにしておいても、猫と人間双方に何も良いことがありませんので、日ごろから掃除を怠らないようにし、気分よく排泄ができる場所を整えてあげてくださいね。

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まとめ

トイレにいる猫

飼い主さんを悩ませる猫のトイレ問題となりますが、どんなに清潔を心掛けていても、多少の臭いが発生してしまうのは、ある意味仕方のないことと言えるでしょう。

しかし、そのまま放置すれば猫砂やトイレ本体はさらに悪臭を発し、菌がどんどん繁殖してしまうので、できる限り臭いが増殖しないような対策が必要と言えるのではないでしょうか。

トイレが汚れたままだと、猫も気分よく排泄ができませんし、トイレに不満が残れば排泄を我慢してしまうこともあるので、無駄な負担をかけさせてしまいますよね。

排泄は健康のバロメーターとなりますので、常に清潔を保てるように心掛け、愛猫が気持ちよく排泄できる場所を提供してあげるようにしましょう。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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