キャットウォークをDIYしよう!賃貸でも作れる方法をご紹介!

2023.06.10

キャットウォークをDIYしよう!賃貸でも作れる方法をご紹介!

猫の健康維持やストレス解消のためには、適度な運動をすることが大切です。お部屋の中で猫が運動するための設備には「キャットタワー」や「キャットウォーク」などがありますよね。今回は、キャットウォークをDIYで作る場合のポイントについて調べてみました。壁に穴を開けられない賃貸住宅でも、素敵なキャットウォークを作ることができますよ。

賃貸でもキャットウォークをDIYできるの?

賃貸住宅でDIY (=Do It Yourself、別名「日曜大工」とも言います)をする場合、「壁に穴を開けられない」という問題が一番のネックになるのではないでしょうか。
というのも、賃貸の場合、退去時には「原状回復」といって、お部屋を元の状態に戻してから、退去しなければなりません。(※普通に使っていて生じた損耗や、経年変化などを除く。)
DIYによって、壁に穴を開ける、傷をつけるなどして、ダメージを与えてしまうと、退去時にその修復費用を請求され、貸主とのトラブルに発展してしまうこともあるかもしれません。

ですから、賃貸住宅でDIYをする場合は、お部屋に傷を付けないように注意することが必要です。


キャットウォークをDIYする際のポイント

キャットウォークの上にいる猫たち

キャットウォークをDIYする際には、いくつかのポイントがあります。大切な猫ちゃんが長く使う物ですから、何よりも安全性を重視したいですね。

◆設計図を作る

DIYを始める前に、まずは計画をしっかり立てることが大切です。行き当たりばったりで作業を始めると、途中で材料のサイズが合わない、材料が足りないなどのアクシデントが起こり、余計な費用と時間がかかってしまうかもしれません。焦りは禁物です。
まずは、だいたいの設計図を作り、寸法を決め、必要な材料をリストアップして、一つ一つ揃えるところから始めるとよいでしょう。
材料となる板や角材は、大きめのホームセンターや、インターネット等で購入ができます。また、種類によっては100均などで売っているものもあるかもしれません。
必ずしも、高価なものを購入する必要はありませんが、大切な猫ちゃんが長く使うものですので、安全性を考えて慎重に材料を選びたいですね。

◆困ったときは調べる・相談する

初めてDIYをする場合は、わからないことや、困ることも多いと思います。近年は、DIYをする方も増えてきていますので、専門の本やネットで下調べをして、基本的な知識を学んでから、作業に取り掛かるとスムーズかもしれません。また、DIY経験の豊富なお知り合いがいれば、その方に教えていただくのもよいでしょう。

◆壁や床の強度

猫は、キャットウォークを足場にして、勢いよく飛び跳ねたり、床に向かって飛び降りたりします。その際には、一時的にですが、猫の体重以上の大きな力がかかりますので、キャットウォークには、十分な強度をもたせる必要があります。一説には、体重の5倍の荷重がかかるとも言われていますので、単純計算で、体重4kgの猫の場合は、20kgの耐荷重が必要ということになります。強度不足でキャットウォークが割れたり、折れたりしてしまうと、猫がケガをしてしまったり、最悪の場合には、命にもかかわる可能性があるので、ここは十分に注意しましょう。

◆高低差のある作りにする

キャットウォークは高低差のある作りにした方が、より効果的に上下運動ができ、猫もきっと喜ぶでしょう。とはいえ、猫の年齢や、体格、体力によって、ジャンプできる距離は異なりますので、あまり無理のある作りにすると、かえって猫の体に負担がかかってしまいます。猫が安全に楽しく遊べることを第一に考え、適度な高低差にすることが大切です。
また、キャットウォークの上や、ジャンプして飛び降りる先には、障害物を置かないようにして、安全に着地できるようにしましょう。

◆猫が落下しないようにする

キャットウォークの幅があまりにも狭いと、猫が歩いている途中で落下してしまう恐れがあります。また、歩くだけではなく、その上で寝そべったり、くつろいだりすることも考えると、十分な幅を確保することが大切です。多頭飼いの場合は、2匹がすれ違える幅にした方が、より安全です。また、ステップがツルツルして滑りやすい場合もあるため、落下防止の「滑り止め」を貼っている飼い主さんもいるようです。

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敷くだけでスベリにくくなります。掃除機をかけても吸い付かない。カテキン消臭機能付き。汚れたら洗濯機で丸洗いOK。防音効果があり、床面のキズ防止にもなります。はさみで簡単にカット出来る上、ほつれることもありません。

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◆定期的なメンテナンスをする

毎日キャットウォークを使用していると、ホコリや抜け毛などの汚れが溜まってくるかもしれません。掃除がしやすい位置に取り付けることも大切です。定期的に破損や劣化がないかをチェックし、メンテナンスを行い、いつでも猫ちゃんが安心して使えるようにしてあげたいですね。
 


猫が喜ぶDIYキャットウォークのアイデア

DIYの場合、既製品の購入や、専門の業者さんに依頼する場合に比べると、比較的リーズナブルなお値段で作ることができると思います。また、オリジナルのアイデアを生かせるところも、DIYの大きな魅力ですよね。飼い主さんならではの工夫で、おうちの猫ちゃんが喜ぶキャットウォークを作りたいですね。

◆家具を利用する

家具を上手に利用して、キャットウォークを作っている飼い主さんもいるようです。お部屋のデザインに、違和感なく溶け込んでいるキャットウォークは、見た目にも美しいですね。
家具を利用したキャットウォークとしては「複数のカラーボックスを壁際に階段状に並べる」「カラーボックスを壁に横向きに固定し、ステップにする」「テレビ台の上にキャットウォークを作る」といった方法があるようです。

◆外を眺められる

好奇心旺盛な猫は、窓の外を眺め、日向ぼっこをするのが大好き。キャットウォークを窓のそばに設置して、外を眺められるようにするのも楽しいですね。

◆ゆらゆらする吊橋

DIYの中では少し難易度が高めかもしれませんが、「吊り橋」を取り入れたキャットウォークもあるようです。ゆらゆらする吊り橋に、猫ちゃんも思わず夢中になってしまいそうですね。

◆落ち着けるハウス

猫は、狭くて暗いところが好きです。キャットウォークの一部に、体を隠せるような「ハウス」を取り入れてあげるのもおすすめです。入口と出口をそれぞれ作ってあげると、出入りがしやすくて安心です。


キャットウォークのDIYをする材料と方法

DIYしたキャットウォークを使う猫たち

◆賃貸でDIYする場合の材料と方法

賃貸の場合、壁や床に傷を付けないように注意してDIYをしなければなりません。
「壁に穴は開けられないけれど、自分ならではのアイデアでDIYを楽しみたい!」
このようなニーズに対応した便利アイテムとして、天井と床の間に、角材を突っ張り棒のようにして固定する、専用のアジャスターが販売されています。
イメージとしては、お部屋の壁に新しい「柱」を立てるような感じですね。その角材に棚受けの金具を取り付け、板(ステップ)を固定して、キャットウォークを作ります。

また、他の商品では、ネジを使わずに、棚板などを壁(石膏ボード)に固定することができる、専用のピンなどもあるようです。こういったアイテムを活用すれば、賃貸でもDIYのキャットウォークを作ることができそうですね。ただし、商品によっては、キャットウォークでの使用が想定されていないものもあります。購入前に注意書きをよく読み、十分に下調べをしてから、材料と方法を決定することをおすすめします。

◆持ち家でDIYする場合の材料と方法

持ち家の場合は、壁に穴を開けてネジで固定することができます。賃貸の場合に比べると、より気兼ねなく、自由に思い通りのDIYをすることができるのではないでしょうか。

お部屋の壁面全体や、天井部分の空間を使った、より大規模なキャットウォークにも、挑戦しやすいと思います。
とはいえ、壁に穴を開けるというのは、DIYに慣れないうちは結構、勇気がいるのではないでしょうか。
「大切な家の壁には、あまりダメージを与えずにDIYをしたいな…」という方は、賃貸の場合と同様に、DIY専用の便利アイテムを活用してみるという方法もあります。

◆作業時の安全にも気を付けよう

ご自身のアイデアを形にできるDIYは、とても楽しいものですが、様々な危険と隣り合わせでもあります。作業の安全には十分注意しましょう。起こりやすい事故としては、椅子や脚立を利用した高所での作業で、バランスを崩して転倒する、材料の角材に頭や体をぶつけてケガをする…などの可能性があります。特にお一人で作業をされる場合は要注意です。
また、作業中の飼い主さんのそばを猫ちゃんが走り回るのも、ちょっと危険ですよね。

作業中は、一旦、ケージに入っていてもらうか、他の部屋に移動してもらうとよいでしょう。また、猫ちゃんにとって危険なもの(工具など)、誤飲の恐れがあるもの(小さいネジや尖った板など)は、できるだけ片づけておくと安心ですね。


まとめ

この記事では、キャットウォークのDIYをする際のポイント、材料や方法についてまとめました。壁や床に穴を開けることができない賃貸住宅でも、工夫次第でキャットウォークを作ることができます。安全性には十分に配慮して、おしゃれなキャットウォーク作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。



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SONAERUわんにゃん

SONAERUわんにゃん

元保護猫の白茶トラ「ダニエル」と生活しています。 ライターの他に、犬と猫の「切り絵」の制作、ペット保険の仕事もしています。 1級愛玩動物飼養管理士試験合格。


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