1.猫が朝になるとよく甘える!その理由とは
1-1.お腹がすいているから
1-2.かまってほしいから
1-3.トイレの掃除をしてほしいから
1-4.暖まりたいから
1-5.甘えに応えてくれる時間と認識しているから
猫が朝になるとよく甘える!その理由とは
猫は毎日がお休みのようなものとなるため、朝であろうが夜であろうが自由気ままな時間を過ごせそうな気がします。
しかし、人間と一緒に暮らしている猫のほとんどは、飼い主さんの生活リズムに合わせようとし、猫にとっても朝は大切な時間帯となっているようです。
朝の貴重な時間帯に敢えて甘えるといった猫ちゃんも多いようですが、なぜそのような時間帯に忙しい飼い主さんに対して甘えようとするのでしょうか。
猫が朝になるとよく甘える理由を5つ見てみましょう。
◆お腹がすいているから
体内時計がしっかりとしている猫は、自分のご飯の時間を的確に覚えています。
ほとんどの飼い主さんは1日の始まりとなる、朝の時間に愛猫の食事時間を設けているため、外が明るくなって朝を迎えれば、楽しみなご飯の時間がきたと認識している子は多いようです。
ご飯を早くもらうためにも飼い主さんに甘えて「お腹が空いたよ!」「早くご飯ちょーだい!」とおねだりする子は少なくありません。
飼い主さんが寝起きで眠そうにしていたとしても、かわいく甘えてくる姿を見てしまえば、早くお腹いっぱいにしてあげたいといった、価値のある時間へと気持ちが切り替わることでしょう。
◆かまってほしいから
飼い主さんと生活リズムが一緒の猫ちゃんにとって朝の時間帯は、これから飼い主さんが仕事などで家を空けてしまうことが分かっているため、この貴重な時間を逃してしまえば、夜までかまってもらえなくなってしまうといった気持ちでいっぱいのはずです。
少しでも飼い主さんの愛情を感じておきたい猫ちゃんは、せかせかとしている飼い主さんの様子を伺いつつ、かまってもらえるタイミングを見計らいます。
手が空いたと思った瞬間に甘える素振りを見せ、満足いくまでかまってもらえれば「今日も1日お留守番頑張ろう!」といった気持ちになっているのかもしれません。
◆トイレの掃除をしてほしいから
朝の時間帯は飼い主さんが忙しなく行動するため、そのついでに自分のトイレを掃除してほしいと要求する子も存在します。
朝ご飯を食べて気持ち良く排せつするためにも、キレイなトイレ環境を維持し続けてほしいのは人間だけでなく猫も一緒です。
飼い主さんが眠ったあとにトイレを使用した場合や、毎朝飼い主さんが猫用トイレを掃除するといった習慣のあるご家庭では、甘えることで掃除をしてもらおうと必死なのかもしれません。
また、愛猫が朝に排せつができたことを、日常的に飼い主さんが褒めている場合、「ちゃんと出たよ!」「えらいでしょ!」といった報告を兼ねて甘える子も居るようです。
◆暖まりたいから
冬といった寒い季節になると朝方はなかなか気温が上がらず、布団の中がとても暖かくて出るに出られないといった方も多いことでしょう。
体温で暖まった寝起きの布団の中はぬくぬくとしていて、寒い冬はとくに布団から出たくなくなりますよね。
猫もそのことを知っているため、寒いと感じたときは飼い主さんの寝ている場所に行き、布団の中に入りたいと甘える子は多いはずです。
飼い主さんが起床して布団から出たとしても、室温が冷たい空気のままであれば飼い主さんに寄り添い、撫でて欲しがったり抱っこをせがんだりして、暖を取ろうとしているのかもしれません。
◆甘えに応えてくれる時間と認識しているから
愛猫を家に残して仕事に行くことに引け目を感じている飼い主さんのほとんどは、少しでも寂しい思いをしないようにと、朝の時間帯にたくさんかまってあげるといった方は少なくないはずです。
その行動が習慣化されていれば、猫自身も甘えれば飼い主さんが応えてくれることを知っているため、好きなだけ甘えられる時間だと認識していてもおかしくないですよね。
愛猫に好きなだけ甘えさせてあげるために早起きができれば、充実した朝を過ごせますし、癒しをチャージした状態で仕事に行けば、飼い主さんにとっても充実した1日となるためおすすめです。
猫が朝によく甘えるのは分離不安の兆候!?
愛猫が朝によく甘える姿は微笑ましく、とても愛らしい気持ちでいっぱいとなりますが、朝は限られた時間しかなく長くはかまってあげられえないため、「なぜこの時間帯にだけ強い気持ちで甘えてくるんだろう」と、考えたことのある飼い主さんは少なくないはすです。
忙しなく支度をしているときに行く先々についてくる、飼い主さんの目の届く範囲で鳴き続けるなど、異常なほどの甘える様子がうかがえるときは「分離不安」を感じている可能性があります。
◆分離不安とは
分離不安とは「分離不安症」や「分離不安障害」などとも呼ばれ、心の病気と言われています。
自宅や自分が愛着を抱いている人から離れることに対して、持続的な強い不安が生じる病気となりますが、猫の場合は信頼している飼い主さんが自宅から離れる際に、精神不安定な症状が引き起こされやすいようです。
朝といった時間帯は1日の中でも飼い主さんにとってとくに忙しく、どの飼い主さんもゆっくりと愛猫が満足いくまで、かまってあげられるといった方は少ないことでしょう。
そして、猫は飼い主さんが出掛けてしまうことが分かっているからこそ、朝の忙しい時間帯に執拗に甘えて、少しでも不安な気持ちを解消しようとします。
分離不安の症状が進めば、さまざまな問題行動をするようになってしまうこともあるため、甘え方が異常だと感じた際には早急の対処が必要と言えるでしょう。
◆愛猫が分離不安にならない為に
基本的に猫の分離不安は飼い主さんへの依存となるため、傍に居てあげることが改善への近道となりますが、現実的に考えて何もせずにずっと一緒に居続けることは難しいですよね。
しかし、分離不安になってしまったきっかけが必ずあるはずなので、日頃のスキンシップ方法を見直し、愛猫の気持ちに寄り添いながら、改めて飼い主さんの行動パターンを理解してもらうことが大切です。
1日の時間は限られているため、「このあと出掛けるよ」「夜ご飯の前には必ず帰ってくるからね」など、その言葉を聞くと安心できるような声掛けを毎日続けてあげてください。
外出先から帰ってきたときにも自分の用事を済ますのではなく、まず愛猫が甘えられる時間を設けるようにし、自分の優先順位が1番だということを教えてあげましょう。
まとめ
朝の忙しい時間帯に愛猫が甘えてくると、時間が限られていることから少々困ってしまう飼い主さんは多いはずです。
しかし、敢えて朝に甘えるのには猫にとっても明確な理由があり、ただ甘えたいから甘えているというわけではないことが分かりました。
ある程度甘えて満足してくれる猫ちゃんであれば問題ありませんが、甘える時間が長かったり甘え方に異常を感じたりするようであれば分離不安を疑い、日頃から適切なスキンシップを心掛けて、飼い主さんが居ないことに対しての不安を取り除くように努めていきましょう。
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