オスとメスの去勢・避妊手術
子猫の性別がはっきりしてくるのは生後2ヶ月頃。猫を飼うにあたり最初に性別で違いがあるのは『去勢・避妊手術』です。多くの獣医さんでは、生後6ヶ月〜12ヶ月の間に『去勢・避妊手術』を行います。まだ子猫なのに手術なんて…と心配になるかもしれませんが、成猫になる前に手術を行わないと発情してしまいます。発情するとオス猫はマーキングという尿をかけるスプレー行為を行い、メス猫は大きな声で鳴き叫びます。どちらも室内飼いをしていると猫も飼い主もかなりのストレスになります。そして1度発情してしまうと手術をしても発情行為がおさまらない可能性があるので、子猫のうちに手術をする必要があるのです。『去勢・避妊手術』は、生殖器を摘出するので、将来生殖器の病気を防ぐことができるというメリットもあります。オスとメスの手術の違いとしては、オス猫の去勢手術の費用が15,000〜25,000円くらいに対し、メス猫の避妊手術の費用は20,000〜35,000円。オス猫は日帰り手術なのに対し、メス猫は入院が必要となります。また、メス猫は開腹手術の為、腹部を毛刈りして術後1週間後に抜糸があります。
性別による性格の違い
獣医さんによると、去勢・避妊手術を行った猫は、性格が子猫のまま成長が止まるそうで、性別による性格の違いはほとんどないようです。一般的には、どちらかというとオス猫の方がやんちゃで活発、メス猫の方が大人しい傾向にあるようです。我が家で飼っている2匹のメス猫は、片方が大人しく片方が活発なので、性別よりも毛色による性格の違いの方が大きいのではないかと思います。
性別による体格の違い
猫の体格差にもよりますが、オス猫の平均体重は4〜6kg、メス猫の平均体重は3〜5kgとなっています。オス猫は筋肉質でがっちりとした骨格をしていて、メス猫は脂肪がつきやすい為、柔らかく華奢な身体です。
飼いやすいのはオスかメスか
個体差にもよりますが、オス猫のやんちゃとメス猫のやんちゃでは体格や力の違いから、オス猫のほうが家具などの損傷が大きくなることがあります。活発な若い猫は走り回って遊ぶので、ペット可のマンションなどにお住まいですと、階下への騒音対策も必要ですし、退去時の費用負担も大きくなる可能性があります。持ち家の場合でも、フローリングの傷や畳の傷、壁紙の損傷などはやんちゃな猫の場合は被害が大きくなりやすいことを覚悟する必要があります。例えば新築などでそういったことが気になるようであれば、比較的大人しい猫種のメス猫を選ぶことをおすすめします。もし住居への被害を気にしないのであれば、きまぐれなメス猫に対し、甘えん坊で人懐こい傾向があるオス猫はとても可愛いくて飼いやすいと思います。
三毛猫にはメスしかいない?!
三色の毛色を持つ三毛猫はほぼメス猫ですが、まれにオス猫も存在するそうです。その確率なんと3万分の1とか。そんな珍しい三毛猫のオスはとても縁起が良いそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一般的な傾向から猫との生活がイメージ出来たでしょうか?我が家で現在飼っている2匹のメス猫は、大人しく人懐こい性格と、やんちゃで甘えん坊な性格です。猫種や毛色、性別による大まかな性格の違いもありますが、人間と同じで猫それぞれの性格の違いがあります。オスでもメスでもどんな性格の猫でも、飼うと決めたら家族の一員として最後まで可愛がってあげてくださいね。
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