犬用のクッションを決める
クッション5個セット、全部犬臭い~!と気づいたときには、もう遅いんです。大事なクッションや洗えない座布団は、犬の手が届かないところに置くに限ります。犬用には、洗えるクッションを用意して、そこにいてもらうと良いと思います。使ってくれたら、汚れるたびにしっかり洗って、清潔に保ちます。しみついた臭いが取れなくなったら、新しいものと交換するのがベスト。
我が家では、ひざ掛けサイズの毛布を折り畳み、クッションカバーの中に入れて使っています。洗いやすく乾かしやすいから、とっても便利ですし、犬も気に入っています。
抜け毛対策に服を着せる
犬の抜け毛は、結構悪臭の原因になるんだそうです。犬にとっては少し迷惑、大いに余計なお世話かもしれない洋服ですが、抜け毛を散らかさないという、大切な役割を果たします。外出前のお別れの抱っこで毛だらけになり、遅刻しそうになることも防げるので、我慢して着てもらっています。
服を脱がせると喜ぶので、やはり犬服は嫌いなようで、嫌がるそぶりを見せたときは無理に着せないようにしています。
抜け毛対策にブラッシングする
犬は毛が抜けたりからまったりするので、どんな犬種の犬でも、ブラッシングが必要です。ブラッシングの効果は、抜け毛や絡まりの予防のほか、血行を良くするなど、多岐に渡ります。自然に犬の健康状態をチェックすることにもなるので、嫌がらなければ毎日ブラッシングして損はないと思います。
我が家のロングコートチワワの場合、毎日ブラッシングしても、スリッカーブラシに毛がつきます。大量の抜け毛を見ると、ブラッシングに大きなやりがいを感じるのですが、同時にハゲになってしまわないか心配になります。それほど大量の毛が部屋中に飛ぶのを防げているということなので、ブラッシングは欠かせない日課です。
洗濯の前の一手間がポイント
犬のクッションや服は、つい長く使ってしまって臭くなりますが、人間の枕カバーや服と同じくらいの頻度で洗濯すれば、あまり臭くなりません。洗濯するとき、毛がついたままだと洗濯機に毛が詰まり、洗濯機が臭くなってしまいます。そうなると、全ての洗濯物が被害にあうので、洗濯前に表面の毛やほこりは、丁寧に取り去るようにします。パタパタはたいた上で、コロコロで表面のゴミを取るなどの念入りな下準備をしてから、洗濯機に入れてください。コロコロのテープは、一番強力なカーペット用がおすすめです。
臭いが強烈なときは、粉末の酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かしたものに2時間くらい漬けておくと、すっきりします。ただ、色柄物OKと書いてあるものでも、色落ちする事があるので要注意。大切なものを漂白剤に漬け置きするのは、やめた方が無難です。
洗濯は念入りに洗い、しっかりすすぐ
ワンちゃんグッズは、洗濯機の念入りコースで思いっきり洗います。多少へたれても変形しても、ワンちゃんは許してくれるので、汚れを落とすことを優先して良いでしょう。
洗剤は普通の洗濯用でOKですが、さらに消臭効果を求めるなら、尿の臭いを分解するタイプがおすすめです。人の尿の臭いを分解消臭する洗剤が、介護用品のコーナーで販売されています。どの洗剤を使うにしても、すすぎは念入りに!
脱水後は、できるだけ早く乾かしたいですが、さすがに乾燥機は使えないので、扇風機やストーブ、ドライヤーなど使えるものは何でも使います。ドライヤーの温風を当てても臭いを感じなければ、洗濯成功です。
トイレシートを工夫する
室内でオシッコするワンちゃんの場合、オシッコのとき足の裏に染みてしまい、クッションに移動してから肉球をなめていることがよくあります。これは当然悪臭の原因になります。薄いトイレシートでは、小型犬でもオシッコの跡を踏んだときに足が濡れてしまいます。たっぷり素早く吸収する厚いシートの方が快適です。
また、うちの子はオシッコが完了しないうちに移動し始めるので、トイレシートの周辺にポタポタと尿のしずくが落ちていることがあります。気づきにくいので、これも悪臭の元!トイレシートの手前に敷くものを探し、試行錯誤の結果、現在はタイルマットを敷いています。床に張り付き危なくないし、汚れが目立つ上、汚れた部分だけ簡単に洗えてすぐにまた使える点が気に入っています。
洗えないものは布用消臭スプレー・重層・クエン酸
洗濯できないものは置かない、洗濯できるものは早めに洗濯することが基本ですが、洗えないもの、洗えないときもありますよね。
犬が触れないものなら、市販の布用消臭スプレーが便利。気がついたときに、シュッシュッとするだけで、悪臭が防げます。
犬が触る可能性のあるクッションは、料理用の重層で消臭すると安全です。粉のまま振りかけて、半日くらい放置してから、掃除機で吸い取ります。濡らして大丈夫なものなら、重層スプレーでも良さそうですが、乾かすのが大変そうで、まだ試していません。
尿の臭いがする場所には、クエン酸を水に溶かしてスプレーし、しっかりふき取ると臭いが落ちます。仕上げにドライヤーで完全に乾かせば、完璧です。ドライヤーの風で臭ったら、もう一度スプレー→ふき取り→ドライヤーを繰り返すと、気にならなくなります。
重層とクエン酸は、掃除専用のものがありますが、犬がなめることを考えて、食べられるタイプのものが良いと思います。
まとめ
犬の体臭はじわじわといろいろなものに染みこんでいきます。愛しいワンちゃんの臭いではありますが、できれば嗅ぎたくないもの。ちょっとした工夫でかなり軽減されますので、犬の体臭移りを防ぎたい方、悪臭を消したい方は、取り組みやすいところからお試しください。
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