「ここ掘れワンワン!」これって、昔話にも出てくる言葉ですよね。
このような言葉があるように、昔から犬は床を掘る習性がありました。
うちの犬を例に、例えばどんな時に掘るのかいくつか挙げていきますね。
– 1. 眠いとき –
これは1番飼い主が目にする光景ではないでしょうか?
犬が寝る前に、床や布団をガリガリ掘って、クルクル回ってそこに寝ます。
この意味は、巣作りをしてより良い環境を作ろうとする本能からしているものだといえます。
うちの犬の場合、冬の寒いときは、器用にガリガリ布団を掘ってめくって、どうやって入ったの?と思うようなほど布団にきれいに包まって寝ています。
時に爪でガリガリやって、床を剥がしてしまったこともありました。
布団もガリガリやりすぎて、破れてしまったこともあります。
やりすぎの時には、そこにやらせない工夫も大事だと思います。
– 2. 遊びたいとき –
良く散歩中に公園に行くと、いつもはおっとりしている柴犬が、砂場に一目散に走り出します。
そして狂ったように砂を掘り出し、まるで何かを探しているような、または、尻尾を振り遊んでいるような、とても機敏な動きをします。
砂の冷たい感触や、どこまでも掘れる快感があるのかもしれませんね。ストレス発散!といった感じで楽しんで掘っています。
– 3. 暑いとき –
これは室外犬に多く見られる光景です。
暑さ、寒さをしのぐために犬小屋の横に穴を掘ってあるのを見かけたことはありませんか?犬はとても賢い動物です。
このように土の中に穴を掘り、体温調節をしていると考えられます。
実際、夏場は土の中に入るとひんやりして、気持ちのいいものと犬は理解しているのです。
– 4. 大事なものを隠すとき –
うちの2匹の犬は、大事なおもちゃやおやつを自分のテリトリーへもって行き、床をガリガリ掘り、鼻で土をかぶせるようなしぐさをします。
そしてまた時間がたってからおやつを取り出したりしています。
実際、うまく隠せてはいないのですが、掘って隠すというしぐさ、これもまた本能から行っている行動といえるでしょう。
– 5. ストレスがあるとき –
犬はストレス解消の一環として床を掘ることがあります。
散歩の時間が短かったり、1匹でいる時間が多く寂しいときなどにストレスを抱えることもあります。
このようなとき犬は「カーミングシグナル」として穴を掘ることがあります。私も最近知った言葉なのですが、カーミングシグナルとは「気持ちを落ち着かせるための合図」のことです。床を掘ることによって、自分自身を落ち着かせているのかもしれませんね。
あなたの愛犬に当てはまる“犬が床を掘る意味”の理由はありましたか?
うちの犬は1,2,4が当てはまりました。
また、どれにも当てはまらないワンちゃんもいるかもしれません。
犬が床を掘るのは犬の本能から来るもの、そして掘ることによって、自分自身や大切なものを守っているのかもしれませんね。
昔は室外で飼われている母犬は土に穴を掘り、そこで出産し、育児もしていました。
そういった場合を考えると、掘るということにより、穴は外的から大切なものを守る大切な役目をしていたのですね。
でも家の床やお布団ををガリガリ掘られてはたまらないですよね。
そういう場合はしつけをし、犬にここは掘ってはいけないよ、と教えてあげると同時に、掘っていい場所を与えてあげると犬も安心できるかと思います。
自分だけの場所、自分の安心できる場所の環境を整えてあげられるのは飼い主なので、より良い環境作りを目指しましょう!
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