一緒に勉強したクラスメイトたちの想い出が詰まった卒業アルバム。
そこに、に生徒たちと一緒に写っているリードをくわえた1枚のワンちゃんの写真。
実はこのワンちゃんは、この中学生の生徒たちが学校でペットとして飼っていたのではなく、介助犬としてある生徒の手助けをしていたワンちゃん、いわばクラスメイトなのです。アメリカ、ルイジアナ州の中学校であった介助犬たちを卒業生と共に送り出した卒業アルバム。
生まれつき遺伝障害からデュシェンヌ型筋ジストロフィーという病気を患っていたセフ・ウェアさん。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーとは?
デュシェンヌ型筋ジストロフィーは、最も頻度の高い進行性の筋萎縮症(きんいしゅくしょう)で、男児出生約3,500人に1人の割合で発症する病気。
多くは3~5歳ころからはじまり走るのが遅い、転びやすい、ジャンプができないなどの症状があらわれます。
筋力の低下により床から立ち上がる時に、膝に手を当て自分の体をよじ登るようにしするなど。筋力低下は進み、10歳前後~12歳までには歩行不能となることもあり、車椅子での生活になるそうです。
その病気と日々向き合っているセフ・ウェアさんはグッドホープ中学の7年生!
彼は介助犬のプレスリーと共に4年の間学校生活を共に過ごしてきました。
プレスリーは、セフさんの側を片時も離れずいつも一緒でした。
そんな経緯から、卒業アルバムにはプレスリーも生徒と同様にその愛らしい姿を収めようということに至ったそうですε-(´∀`*)
介助犬のことが少しずつ認知されていますが、まだあまり理解されていない所も多く、入店拒否や乗車拒否があるのも事実です。
体に障害を持つ方の手助けをする大事なお仕事。そんな介助犬をこの様な話題がネット上でも大きく取り上げられて同じ学校の仲間、卒業生として卒業アルバムで扱われるという愛情にあふれ「生徒と介助犬両方を尊重する素晴らしい方法だ」というコメントも寄せられているそうです。
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