介助犬とは?
体に障害を持つ方の手助けをするお仕事です。役割は、肢体不自由者の日常生活をサポートすること。 24時間そばにいて、手足となって働く介助犬の事です。
そして、その方の大切なパートナーとなります。
愛玩動物として飼われている家庭犬とは違って専門の介助の動作を身につけたプロフェッショナルのワンちゃんなのです!
介助犬がお仕事できる範囲は?
場所
介助犬を同伴して公共施設や公共交通機関をどこでも利用が可能です。
ホテルやレストランなど不特定多数の人が利用する民間施設に同伴できます。
一定以上の規模をもつ(常勤従業員56人以上)の仕事場に同伴できます。
介助犬の義務
介助犬であることがわかるように介助犬にはベストを着せ、求められればすぐに身体障害者補助犬管理手帳、身体障害者補助犬認定手帳を提示します。(身体障害者補助犬法第十二条第一項に規定)
介助犬とともに、厚生労働大臣が指定する法人が行う認定試験の合格。
さらに…!
各都道府県や主要な市に、補助犬トラブルに対応する相談窓口が設置されています。
日本には現在、76頭ほどの介助犬がいます。
しかし、ヨーロッパやアメリカなどに比べると介助犬の数はとても少ないです。
そして、数が少なく認知度が低いため日本ではいまだに入店を拒否されたり、苦情の対象になったりすることも事実です。これからもなお一層の普及活動が必要とされています。
介助犬はどんなお仕事をするの?
介助犬が行える作業は、ドアの開閉、携帯電話(スマートフォン)やテレビのリモコンなど特定の物を手元に持ってくる、車いすをひく、起き上がったり車いすへ移ったりする際の支えなど幅広いです。
主な介助動作
- 物を拾い上げる
- 上体おこし
- 物の運搬
- ドアの開閉
- ベットへの移動介助
- ペットボトルのフタを開ける
- 特定のものを手元に持ってくる
- 割り箸を割る
- 衣服や靴を脱ぐ介助
- コンビニのおにぎりのパッケージを開ける
落ちたお財布も取れるよ!
その他の介助動作
- 階段昇降の介助
- 車いすを近くに寄せる
- 歩行介助と姿勢維持
- 車いすの牽引
- 緊急時の連絡手段の確保
- お菓子等のフタ開け
- 上着を脱がせる
- 靴下を脱がせる
- 冷蔵庫からペットボトルを持ってくる
- ユーザーの要望に応じた介助動作
スロープや坂道でも後ろから押してスイスイ~
介助犬のパティちゃん
ゴミ箱にもちゃんと捨てれます♪
指先に力が入りにくい方のために、ペットボトルを開けたり、割箸を割ったりする手作業の介助もします
身体の不自由な方の体の一部となってサポートしてくれる重要な存在です。
※介助犬は、全ての介助動作ができる訳ではありません。障害者様の希望内容に合わせて介助動作を専用に習得します。
街で補助犬と出会ったら・・・!
盲導犬は白いハーネス。介助犬・聴導犬はケープを着用している時はお仕事中の合図です。
3つの約束を守ってください。
- 補助犬を見つめない・声をかけない・勝手に触らない
- 補助犬の使用者さんが困っている時は声を掛けてあげて下さい
- 公共施設や交通機関への同伴が認められています。暖かく受け入れてください
みなさんも介助犬を見かけたらワンちゃんの仕事の邪魔にならないように見守って下さい。
特定非営利活動法人ウェルフェアポート湘南
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