愛犬のトレーニング

2015.12.29

愛犬のトレーニング

犬を飼ったら、必ず行わなければいけないのが【しつけ】です。しつけには、トイレ・ハウス・食事・留守番・などがあり、犬を飼い始めたら必ず行う必要があります。これは、人間社会で生活する上で必要なことであり、家の中・散歩中・外出時・災害時など様々な生活のシーンで役立ちます。犬を飼い始めたら、その日からトレーニングを行い大事な愛犬のしつけをしていきましょう。

トレーニングをする際の心構え


犬は本来、群れを作って生活をする生き物のため、群れの中にリーダーを作ります。そのため、リーダーの命令などには従う習性があるので、飼い主は必ずリーダーになる必要があります。リーダーにならないと、犬は言うことを聞かなくなり、飼い主は犬に振り回されることになります。
また、トレーニングをする際、【ほめて育てる】ということを忘れてはいけません。怒ってしまうと、犬は怯えてしまい飼い主を恐がり、言うことを聞かなくなる場合もあります。どのトレーニングに関しても、【成功したらたくさん褒めてご褒美をあげる】というサイクルを繰り返してトレーニングを進めていきましょう。


トイレトレーニング

杏(アン)さん(@an_201507)が投稿した写真


愛犬が家に来たその日から始めるしつけが【トイレトレーニング】です。犬は、自分が寝る場所以外で排泄をする習性があるため、必ずトイレを設置しましょう。トイレトレーニングで大事なのは、以下の3点です。

・ゲージやサークルの近くにトイレを設置する
・排泄しそうになったらトイレへ連れて行く
・成功したら褒めてあげる

 大きなサークルで飼育する場合は、寝床の横にトイレを設置してあげましょう。また、そうでない場合も、基本的には寝床の近くにトイレを設置することが望ましいです。トイレの感覚は、月齢+1時間感覚が目安です。また、排泄しそうになると、クルクル回り出したり、ソワソワして落ち着きがなくなることが多いので、いつもと違う様子が見られたらトイレへ連れて行ってあげましょう。トイレが成功したら、たくさん褒めてあげてご褒美をあげましょう。【ここでトイレをするとご褒美がもらえる】と犬に覚えさせることで、トイレの成功率が高まります。


ハウストーレニング

Daniel Mezaさん(@kidmeza)が投稿した動画


ハウスは、犬がゆっくりと休める場所です。ハウスに慣れると、外出時や忙しくて遊んであげられない時などにハウスさせておくことができ、犬も安心してその場所で休むことが出来るようになります。

・ハウスを誘導する(この時、ハウスと言いながら誘導する)
・ハウスすると楽しいことがある
・扉を閉める

まず、ハウスを誘導する際は、おもちゃやおやつなどで興味を誘いながら行います。犬がハウスしたら、扉を開けたまま褒めてあげましょう。犬が、自ら進んでハウスするようになるまで繰り返し、自らハウスしたら扉を閉めます。閉まっている時間は、徐々に長くしていきましょう。また、ハウスしている時に、犬が吠えたり暴れたりしても扉を開けないようにします。開けてしまうと、吠えたら出してくると犬が認識してしまうため、ハウスが出来なくなってしまうからです。


留守番のトレーニング

犬を飼うにあたり、避けて通れないのが留守番です。犬は本来、群れを作り生活をする生き物なのでひとりぼっちが苦手です。そのため、留守番させる時は以下の行動に気をつけましょう。

・必ずゲージやサークルに入れる
・声掛けはせずに家を出る(行ってきますやただいまなどは言ってはいけません)
・帰宅してもすぐに犬に話しかけたりしない

留守番をさせる際は、留守番の時間を徐々に長くしていきましょう。飼い始めて直の長時間の留守番は危険です。犬によっては、留守番などが多いことにより【分離不安】を起こし自傷行為をしてしまう犬もいます。分離不安は、精神的な病気のひとつです。留守番をする時に限って、いつもと違う場所でトイレをしてしまう・自分の手をよく舐めたり噛んだりする・元気がないなどの症状が出たら、分離不安の可能性があります。分離不安にならないためにも、犬に不安感を抱かせないように外出をしましょう。また、ラジオやテレビなどをつけて外出するのも効果的な方法です。


食事のトレーニング


食事のトレーニングも、愛犬が家に来たその日から始めましょう。食事は、犬の健康管理のためにもしっかりと行う必要があります。

・食事の回数と食事量を守る
・食事の時間は飼い主主導で決める(時間を決めない)
・食事を出して食べない場合は、片付ける

基本的に、食事の時間は飼い主主導で構わないので時間を決めないようにしましょう。もし、食事の時間を決めてしまうと、その時間になってももらえない場合、犬は催促をして吠えだしてしまいます。
 また、、フードをある程度時間が経っても食べない場合は、片付けましょう。いつまでも出しておくことで、【いつでも食べられる】と犬が覚えてしまい、食べなくなります。


犬を知ってトレーニングをしよう

SHINOBUさん(@dallas.one)が投稿した写真


犬をトレーニングする際は、犬を性格を知りその犬に合った方法で行いましょう。例えば、陽気で元気な子には、飼い主も同じように褒めて接したり、怯えがちな子にはなるべく大きな声を出さないように褒めたりすると良いでしょう。そして、何より大事なのは、【飼い主がリーダー】ということです。人間社会で生活する犬のためにも、しっかりトレーニングを行い、犬との生活を楽しみましょう。

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malulani-o610

小さい頃から犬に囲まれて育っている大の犬好きです。犬のことをもっと知りたくて、ペット看護師・ペットセラピストの資格を取得し、次は愛玩動物飼養管理士の資格取得を目指しています。ちなみに、今はチワワを飼っています♪

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