猫が雨の日によく寝る3つの理由!眠くなる原因には酸欠も!?

2019.05.17

猫が雨の日によく寝る3つの理由!眠くなる原因には酸欠も!?

猫は普段からよく寝ますが、雨が降ったらよけいによく寝るようになった感じがしませんか?実際に、雨の日には猫はよく寝ているようです。その理由はなぜなのでしょう? 猫が雨の日によく寝る理由と眠くなる原因についてご紹介します。

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猫の睡眠時間はどれくらい?

寝る猫

猫は寝る時間の長い動物です。平均睡眠時間は、大人の猫で12時間から16時間といわれています。子猫であれば、もっと眠って、1日20時間ほど眠る猫もいます。一日の半分以上を睡眠に使っているわけですね。

また、猫は狩りをする肉食動物です。野生の頃には、来たるべき狩りの時のために一日の3分の2は眠って、体力を温存していました。昼間の時間帯は、ほぼ眠って力を蓄え、夜になり、獲物の草食動物や小動物が休んでいる時を狙います。

次に狩りをする時までは、休んで、眠って、できるだけ体力を減らさないようにしているのです。


猫が雨の日によく寝る理由は?

雨の降った道路を歩く猫

それでは、猫が雨の日によく寝るというのはどんな理由でしょうか?いくつかの理由がありますので、見てみましょう。

◆獲物が取りにくいためよく寝る

猫が雨の日にもよく眠る理由は、雨の日には獲物が取れないからです。

猫はもともと狩猟動物で、食事は狩りをすることで得ていました。獲物を逃せば飢えてしまうため、きたるべき狩りの瞬間のために体力を温存しなければなりません。
完全な肉食の猫は一度食事をとればしばらくは食べる必要がなく、その間は体力の回復を図るために眠っていました。猫の睡眠時間が長いのはその頃の名残です。

獲物となる小動物も、雨の日には晴れている日ほど活発には動かないため、せっかく狩りに出かけても獲物にありつけません。そのため、猫も雨の日はむやみに動かず、眠って次の狩りの時に備えていたのです。

雨の日の猫の睡眠時間が普段よりもさらに長いのは、野生の本能がなせる技なのです。

◆雨が苦手でよく寝る

猫の祖先はリビアヤマネコと言われており、雨が苦手とされています。リビアヤマネコは寒暖差の激しい砂漠に住んでいましたため、寒い夜にずぶぬれの状態でいると、水分が蒸発する時の気化熱で体温が奪われて命の危機にさらされることになります。

また、雨の中でも狩りをしようとすれば、体はもちろん濡れますし、濡れたせいで体も冷え、晴れている時よりも体力を消耗してしまう可能性が高まります。
さらに、猫の被毛は濡れると乾きにくく、濡れたままでいるとどんどん体温を奪われます。こうなると、狩りどころではなく生死にもかかわりますので、雨の日は濡れないように、大人しくしているのです。

猫が水を嫌い、雨の日にはよく寝る理由にはこんなこともあるのです。

◆低気圧で体調が悪くよく寝る

猫は、季節の気温や気圧の変化に敏感です。「猫が顔を洗うと雨が降る」などと言われるのは、低気圧が近づいて湿気が多くなったり、ヒゲが重くなったりむずむずしたりするので、きれいにしているのだと言われています。

梅雨どきは低気圧となり、じめじめとした過ごしにくい日々が続きます。気圧が低くなると、猫の身体に影響が現れます。

低気圧の時は、高気圧の時より身体にかかる圧力が低くなります。すると、圧力によって締め付けられていた身体がゆるんで、膨張します。それと同時に、血管までゆるんで膨張するのです。
この膨張により、血管やリンパの流れが生む圧力も低下するので、血行不良を起こしやすく、体調不良となりやすいと言われています。

低気圧による体調不良は人間でも猫でも同じことで、低気圧の日は、猫もなんとなく体が重くてダルいなと感じているのでしょう。そんな理由から、寝て、おとなしく過ごす時間が増えると考えられます。


猫が雨の日に眠くなる原因は?

眠る2匹の猫

それでは、猫が雨の日に眠くなるのには、どのような体のしくみが関係しているのでしょうか。それには、いくつかの原因が考えられます。

◆雨の日は日光が差さないため眠い

猫が雨の日に眠くなるのには、「メラトニン」というホルモンが関係しています。

メラトニンは、体内時計に働きかけることで覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があるので、睡眠ホルモンとも呼ばれています。メラトニンが体温や脈拍、血圧などを低下させる事で、睡眠の準備が出来たと体が認識し、睡眠に向かわせる働きがあります。

また、メラトニンは眠りを誘う以外にも、細胞の新陳代謝を促す、病気の予防や老化防止に色々な効果が持つなどと考えられています。

雨の日は、太陽の光が出ていません。人間も同じですが、猫も日光を浴びると、メラトニンの分泌が止まり、活動する態勢に入ります。
しかし、雨の日は日が差さず、日光がメラトニンの分泌を止めてくれないので、体が活動する態勢にならず、休憩状態となり、眠る状態になるのです。

◆雨の日は酸欠になるので眠い

低気圧の日は酸欠状態になりやすくなります。貧血と同じ状態になってしまうので、全身に酸素を送ることができなくなります。そのため、体に充分なエネルギーを作ることが難しくなり、自然と大人しくして、動かずに休むことになります。

雨の日中よく寝ているようでも、猫はすべての時間を熟睡しているわけではありません。1日の睡眠時間のうち、熟睡しているのは3時間ほどだと言われています。
これは、体を休めながら、何か物音があれば、すぐに起きることが出来るような眠り方をしているということです。

雨の時は、猫は自分でお気に入りの過ごしやすくて体をゆっくり休めるのに適した場所を見つけて寝ています。野生の本能ですから、雨の時はそっと休ませておいてあげましょう。


まとめ

猫が雨の日によく寝る理由と眠くなる原因についてご紹介しました。

梅雨に入るとしばらくは雨の日が続きます。しかし、梅雨が明ければ今度は厳しい暑さが待っています。猫の祖先に習って今のうちに体力を温存するために、眠気に逆らわずゆっくりと眠れればいいなあと思うのですが…猫ちゃんのように一日中寝ていられないところが人間の悲しさ。

高温多湿の梅雨の時期をうまく乗り切って、猫ちゃんも飼い主さんも万全の体調で夏を迎えたいものですね!

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ねこちん

ねこちん

ひろった猫たち、トータル5匹と暮らしています。猫の写真を撮り、猫のイラストを描くのが好きです。

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