もふもふかわいいラグドール
ラグドールは、英語で書くと「rag doll」、つまり「ぬいぐるみ」という意味なのは、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
その名のとおり、ぬいぐるみのようにふわふわの被毛を持ち、性格も非常に温厚で大人しく、人なつっこい性格です。抱っこをするとじっとぬいぐるみのように大人しく、お利口さんの子が多いため、初めて猫ちゃんを迎える人にもとっても飼育しやすいこともあり、大人気の猫ちゃんですよね。
大きさは、体重が4kg~7kg、中には10kgを超える子もいるほどですから、猫ちゃんの中では、大きい方ですね。
ルーツは1960年代のアメリカ・カリフォルニア州で、ペルシャとシールポイントのバーマンとの交配によって生まれた猫ちゃんを、さらにセーブルのバーミーズとの交配することによって誕生したのがラグドールです。
そしてその魅力の1つは、なんといっても、ふわふわのシルクのような手触りの被毛ですよね。
ラグドールの被毛は二重構造(ダブルコート)
先ほども触れたように、ラグドールは、長毛種のペルシャと長毛種のシールポイントのバーマン、そして、短毛種のバーミーズをルーツに持ちますが、ラグドール自身は、あまりもつれることが少ないさらさらとした毛並みのミディアムロングです。
ラグドールの被毛は、外から身を守る役割をもつオーバーコートと、保温などの役割をもつアンダーコートの二重構造(ダブルコート)になっているそうです。
一般的にはラグドールの被毛はもつれにくいといわれていますが、まったくもつれることがないというのではありません。ブラッシングなどのケアをしないと、折角のシルキーで美しい毛並みが台無しになるだけではなく、猫ちゃんにストレスを与えることになり、他の病気を引き起こしてしまう可能性もあるようです。
ラグドールの抜け毛の原因は何?
ミディアムロングでさらさらとした毛並みなので、比較的もつれる毛が少ないといわれるラグドールなのに、どうして毛が抜けてしまうのでしょうか?その原因はいくつか考えられます。
◆換毛期
ラグドールに限らず猫の換毛期には、びっくりするくらいにごっそりと毛が抜け落ちます。これは、私たち人間が衣替えをするのと同じなので問題はないです。
◆皮膚炎
換毛期でもないのに抜け毛が気になるようでしたら、猫ちゃんを観察してみてください。アレルギー性皮膚炎やその他の皮膚炎であったり、湿疹ができていたり、細菌などによって感染症にかかっている可能性もあります。季節的なアレルギー性皮膚炎などもありますので、皮膚などに異常があるようでしたら、獣医さんに相談してください。
◆ストレス
他には、何かストレスがかかっていることが抜け毛の原因になっているかも知れません。うちのチンチラは震災を経験していますが、震災の何日か前から、ブラッシングをしているにも関わらず、毛玉ができて、抜け毛が多くなっていました。猫ちゃんは、私たち人間には感じ取れないことも感じ取っていることもあるようです。
ラグドールの抜け毛対策!
美しいシルクのような毛並みをしているラグドールの毛が抜けてしまうのは悲しいですよね。その美しいシルクのような手触りと艶を保つための対策はどのようにすればいいのでしょうか。
◆ブラッシングする
どの猫ちゃんでも同じですが、ブラッシングを欠かさないようにしましょう。ラグドールの被毛は、比較的もつれにくい毛質ですが、ミディアムロングですから1日に1回はブラッシングをしましょう。不要な毛をブラッシングによって取ってしまえば、美しい毛並みを維持され、抜け毛が散らばることも減少するでしょう。
ここで、猫ちゃんがブラッシングを嫌いになってしまうと困りますよね。ブラッシングをする際は、毛がもつれて痛がることがないように、まず粗めの櫛やブラシで毛先から梳かして、段々根元の方からも梳いていきましょう。そして、目の細かいノミ取り用の櫛を使うとノミ対策にもなりますね。
冬のブラッシングで注意をしたいのが、パチパチ君!そうです、静電気です。これは、猫ちゃんにとっても飼い主さんにとっても不快な冬の厄介者ですよね。
静電気防止のブラシや、ブラッシングのときに使用するトリートメント剤も販売されているようです。こちらは、シャンプー嫌いの猫ちゃんや、ラグドールのような大きな猫ちゃんをお風呂に入れるのが難しい場合、おすすめの商品です。スプレーした後でブラッシングをすると、まるでシャンプーしたてのような感じになり、もちろん抜け毛対策にも静電気対策にもなるようです。
猫ちゃんは、神経質な動物ですから、好き嫌いがあると思いますが、一度試してみてはいかがでしょうか。問題がないようでしたら、冬の寒い季節にお風呂に入れて風邪をひかせてしまう心配も減るかもしれないですね。
◆お風呂に入れる
お風呂に入れることに抵抗のない猫ちゃんの場合、お風呂に入れることによって、被毛をきれいに保つことができます。また、シャンプーの時に不要な毛が抜けるので、お部屋での抜け毛の軽減にもなります。
◆獣医さんに相談する
ストレスや病気が抜け毛の原因であるとしたら、ストレスの原因を特定し取り除いてあげ、病気の場合は獣医さんに相談しましょう。
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