【獣医師監修】猫がゴキブリを食べる!?食べたら危険な虫や注意したい症状について

2017.03.13

【獣医師監修】猫がゴキブリを食べる!?食べたら危険な虫や注意したい症状について

やけに猫がドタバタしているなーと思って目を向けると、猫の口にゴキブリが!ゴキブリまではいかないけれど、家の中に侵入してきた哀れな虫が、猫の餌食になってしまうところを見かけたこともあるでしょう。猫は狩猟動物です。もともと狩りをして暮らしていた動物ですから、イエネコとして暮らしていても動くもの、逃げるものを捕まえることは大好きです。そして捕まえた獲物を食べることもごく自然なこと。でも…猫がゴキブリを食べても体に異常はないのでしょうか?猫が食べると危険な虫はいるのでしょうか?

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猫がゴキブリを食べるとどうなるの?

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人間にとっては不衛生極まりない象徴であるゴキブリ。猫が食べるとどうなるのでしょう?

◆さまざまな感染症にかかるおそれが…

駆除薬を大量に浴びたり食べたりしているゴキブリを食べた場合、猫の体内にその駆除薬が入ってしまい、中毒症状が起こる場合も考えられます。
猫がゴキブリを食べた後、できるなら病院に連れていき診察してもらう事をお勧めします。特に下痢や嘔吐をするようであれば早急に獣医師さんで診察してもらいましょう。

なぜなら、ゴキブリには回虫や条虫が寄生している場合があり、そんなゴキブリを食べてしまった猫も回虫・条虫に感染してしまうからです。回虫・条虫に感染した場合は、駆除治療が必要となります。
条虫は猫の肛門や寝床にいるサナダムシで、白っぽい米粒状ものです。腸の粘膜に体を固定し、栄養分を吸収します。
回虫は嘔吐物や排泄物で見つかる、細長い白いものです。動物の腸に寄生し、炭水化物やタンパク質を栄養源にします。

◆人に感染する場合も!

また、ゴキブリは他にもサルモネラ菌を持っている場合もあります。
サルモネラ菌は経口から体内に侵入して、急性胃腸炎や敗血症などを引き起こします。発熱や嘔吐、元気消失、腹痛や下痢などが見られます。他にも、サルモネラ菌は人畜共通疾患の原因菌でもあるので、人に感染する場合もあります。

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猫が食べると危険な虫

ゴキブリ以外にも猫が食べると危険な虫がいます。猫は飼い主さんが見ていないところで食べてしまうことが多いので、猫の体調がおかしいと感じたら獣医師さんで受診しましょう。

◆ノミ

ノミ

ノミは瓜実条虫の幼虫を持っていることがあり、瓜実条虫は猫の腸内に寄生し、体の表面から栄養分を吸収します。猫がグルーミングなどの際にノミを食べることで感染します。
治療は体内から瓜実条虫を駆除するとともに、猫の体や家に棲みつくノミも退治する必要があります。

◆ハチ

ハチ

猫がハチを食べようとして顔や体を刺された場合、刺された部分が大きく腫れ上がります。そして、食べることによって喉の奥を刺された場合、気道が塞がれて呼吸困難になってしまいます。

人間同様、猫にもアナフィラキーショックが起こります。アレルギー反応がある場合は、刺されてから数分で症状が出てきます。よだれや嘔吐、脱糞や失禁が出たら大至急病院へ連れて行きましょう。蜂毒のアレルギーは最悪の場合、死にいたることもあります。

◆毛虫

毛虫

毒を持たない毛虫は食べても中毒を起こすことありませんが、毛虫のチクチクした毛が猫に嘔吐を誘発させます。嘔吐が続くと水分が不足し脱水症状を起こす恐れもありますので、なかなか嘔吐が治らない場合は獣医師さんの診察を受けましょう。

◆ハエ

ハエ

ハエは腸菌やO-157を媒体にします。1996~1998年犬と猫で大腸菌O157保有について調査がされており、ごく少数ながら保有する犬や猫が存在しました。発症しない場合もありますが、人と同じように溶血性尿毒症症候群の症状が現れることもあります。


まとめ

野生で暮らしていた頃は虫や小動物を食べて暮らしていた、たくましい猫。しかしイエネコとして屋内で暮らしている現代の猫は昔ほど抵抗力が強いとは言えないでしょう。猫がゴキブリをはじめとした虫や小動物を食べることはやめさせた方が良さそうです。

感染源は元から立つことが大事!ということで、部屋の中に虫や小動物が入らないようにする対策もとりましょう。そして、やはり猫は完全室内飼いが安全ですね。

※こちらの記事は、獣医師監修のもと掲載しております※


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そらにゃん

そらにゃん

猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

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