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あなたはいくつ知ってる?シャム猫とのミックス『シャムミックス』12猫種!
ミックス猫とは?
ミックス種の猫とはいったいどんな猫なんでしょうか。
◆ミックス?雑種?

ミックス種とは、違う種類の猫種の猫ちゃん同士をかけあわせて生まれた猫のことです。「雑種猫」「混血種」「ハーフ猫」などと呼ばれ方が多くあります。
そもそも「雑種」という呼び方が主流だったのですが、「雑種=野良猫」というイメージが定着していました。そのため、ペットショップなどで雑種を販売する時にイメージがあまり良くないと考えられ、「ミックス種」というようになったとか。現在では、雑種、ミックス、ハーフなど呼ばれ方が増えてきたようです。
最近では、ペットショップやブリーダーなどでは、親の種類が純血種と分かっている猫同士をかけあわせた猫ちゃんを「ミックス猫」として販売していることが多いよう。例えば、アメリカン・ショートヘアー×アビシニアン、マンチカン×ペルシャなど。
しかし、親の猫種がハッキリしていても血統書がついている訳ではないので、「雑種」という分類に入ることには変わりありません。
また、いわゆる「雑種」として昔から有名な日本猫などもいます。黒猫、白猫、三毛猫などです。日本猫の雑種は比較的なじみ深いですね。
◆猫ブームの日本で飼われている猫ちゃんの多くは「ミックス(雑種)」
猫の人気猫種と言えば「スコティッシュ・フォールド」「アメリカン・ショートヘアー」「マンチカン」などの名前がよくあがります。その外見がすぐに頭に浮かぶという人も多いのではないでしょうか。知名度がある猫ですよね。
しかし、実際に飼い猫として多いのは「ミックス(雑種)」です。2014年に日本ペットフード協会が独自で行った調査結果を見ると、回答者の79%がミックスを飼育していることが分かります。
ちなみに「スコティッシュ・フォールド」や「アメリカン・ショートヘアー」は約2%前後なので、大差でミックス(雑種)の飼育数が多いことが分かります。
◆ミックス猫の性格は?
純血種と違って何種もの血が混ざっているため、「こういった性格」という決まった傾向がないのがミックス種です。
「純血種と純血種」と親の猫種が分かっているミックス猫だと親から引き継がれることが多いですが、「両親も雑種」となると、さらに血筋が複雑になります。
結局のところ、性格はその子が暮らす環境によるところも大きいので、育ってみないと分からないのが正直なところかもしれませんね。
ミックス種の猫は魅力がいっぱい

「猫」というと純血種の猫に焦点があたってしまいがちですが、純血種とはまた違った魅力がたっぷりなミックス種の猫。どんな魅力があるのでしょうか。
◆魅力1:長生きしやすい
ミックス種は、純血種の猫より長生きしやすいと言われています。
純血種はその猫独特の遺伝性の病気を受け継いでしまう可能性があり、遺伝性の病気はいくら生活環境に気をつけても病気になってしまうリスクがあります。
一方、ミックス種の猫はさまざまな猫種の猫とのミックス。血が混ざり合うため、特定の病気が出にくくなっているとのこと。つまり、病気のリスクが純血種と比べて低いのです。長生きしてくれるため、一緒に長く生活していくことができます。
その生活環境によって寿命は異なりますが、平均的なミックス種の猫の寿命は13~16歳くらいと言われています。純血種の猫は12~15歳くらいが平均なので、ミックス猫はやや長寿傾向にあります。
◆魅力2:世界でたった1匹…個性的な猫の飼育ができる特別感
純血種のそれぞれの魅力がミックスされた状態で外見に表れます。毛、柄はそのときによって表れ方が違うので、「世界でたった1匹」という特別感があります。
◆魅力3:たくましい
さきほどの「長生きする」に繋がる魅力ですが、たくましさがあります。
純血種の遺伝子がさまざま混ざり合った結果、免疫力というパワーを持つ猫ちゃんが生まれます。一般的にたくましく健康に育ちやすいと言われています。
◆魅力4:価格が安くなることが多い
ペットショップでは純血種の猫が多く見られますが価格が高くなりがち。人気の純血種の猫はかなり高い値段であることも…。
それと比べるとミックス(雑種)の猫ちゃんは、一般的に価格もそんなに高くなく、「飼いたい」と思ったときに購入しやすくなっています。
また、保健所や動物愛護センターなど、保護団体で里親を募集していることがあるので、もと野良猫だった保護猫を迎え入れるという方法もあります。さらに捨て猫を保護するという選択肢もあります。家族を求めている猫の新しい飼い主さんとなり、これからの人生を一緒に過ごしてあげることもできるでしょう。
ただ、ミックス(雑種)の中でも、親同士が「純血種」と分かっている場合や珍しい猫種の場合には、価格は高くなってしまうことが多いです。
こんなミックス種が人気!それぞれの特徴や性格について
ひとくちにミックス(雑種)の猫と言っても、外見や特徴、性格は個性があります。
そこで、人気のミックス(雑種)をご紹介。気になる「個性」を見ていきましょう。
◆日本猫のミックス(雑種)
日本で雑種というと「茶トラ」「黒猫」「白猫」「三毛猫」などが馴染み深いですよね。
これらは一般的に「日本猫」と呼ばれますが、実は「日本猫」という猫種は存在しません。そのため、雑種というくくりとなります。
– 茶トラ –
人懐こい性格の茶トラ。雑種の中でもかなりの人気です。テレビドラマやCMなどでも、茶トラの猫を見かけることは多いですよね。私達猫好きの心をぐっと掴んでくれる可愛らしい外見です。見ているだけで癒しとなってくれます。
実は、茶トラは遺伝子の関係から8割以上はオスだとか。甘えん坊で遊ぶのが大好きなので、猫の持つ「クール」な一面はあまり見られません。
– 黒猫 –
とても神秘的な外見の黒猫。見た目がクールで、近づきがたい印象を持ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、その風貌に惑わされてはいけません。実は、とても明るく活発な猫。人間とのコミュニケーションも大好きで、飼い主に忠実な面を持っています。
「猫を初めて飼う」という人にオススメされるほど、飼いやすい猫です。
– 白猫 –
真っ白な毛が美しく優雅な印象がある素敵な猫です。上品な外見を持つ猫だけに、ちょっと気高い性格も持ち合わせています。暮らしていく環境により性格は変わってきますが、一般的に人見知りで神経質なところがあるようです。
– 三毛猫 –
3つの毛の色が特徴的な三毛猫。日本では昔から馴染みがあるので、「三毛猫」と聞くとすぐに思い浮かべることができますよね。
日本独特の猫としても海外でも人気が出ています。三毛猫にはメスが多く、オスは希少価値があります。
「猫」本来のツンデレさを持っているのでとても魅力的。気分次第で飼い主さんにデレデレと甘えてきたり、機嫌が悪いとそっぽを向いたり…。プライドが高めですが、猫らしいその性格に魅力があり人気の猫です。
– キジトラ –
こげ茶色ベースで縞模様がワイルドなキジトラ。日本で飼われている頭数も多く、長く親しまれている雑種猫です。
見た目がとても野生的なキジトラは、性格も野性味たっぷり。あまり人間に甘えるタイプではなさそうです。
ただ、長い時間をかけていく中で気を許した相手には甘えっぷりを炸裂することも…。キジトラが甘えてきたら「好かれている」証拠なので、嬉しくなりそうですね。
– サバトラ –
雑種の中でもキジトラとサバトラは雰囲気が似ていて、区別がつかないという人もいるかもしれません。
キジトラが「こげ茶色」をベースにしている縞模様柄なのに対し、サバトラは「シルバー色」をベースにしている縞模様柄です。
迷ったら「こげ茶か?」「シルバーか?」で見分けましょう。外見は、多くのファンを持つ洋種の猫種「アメリカン・ショートヘアー」ともとてもよく似ています。
サバトラは気が強く神経質な性格、あるいは明るくて社交的な性格…のどちらかになる傾向にあります。「神経質」な子は、飼い主以外には警戒心を強く抱き、あまり仲良くはなれないでしょう。
ただ、飼い主には忠誠心を見せてくれます。また「社交的」な子は、見知らぬ人にも心を許してくれるほどフレンドリーだったりします。
◆洋猫のミックス種
最近、洋猫同士をかけあわせたミックス猫が人気になっています。純血種同士をかけあわせた猫ですので、一般的なイメージの雑種とは違った印象もあるかもしれませんね。
中でも人気なのが、純血の親同士から産まれるマンチカンのミックス。マンチカンの特徴である短足と、その他の魅力ある猫種をかけあわせることで、独特な風貌を持つミックス猫が産まれています。
日本猫のような「いわゆる雑種」と比較すると、価格も高めになることも。かわいらしいマンチカンをミックスすることで、さらにキュートさがアップします。マンチカン×ペルシャ、マンチカン×スフィンクスなど種類があります。
– マンチカン×ペルシャ「ミヌエット」 –
マンチカン×ペルシャは「ミヌエット」という猫種として正式に認められています。
– マンチカン×スフィンクス「バンビーノ」 –
マンチカン×スフィンクスは「バンビーノ」として希少価値のある猫種となっています。
ミックス(雑種)は純血と違う?
純血種と比べると、成長後の体格や体重、性格などが一概に言えないミックス。純血種とは違った良さがあります。
◆大きさが予想できない
体の大きさは3~5キロ前後ほどと言われていますが、成長してみないと分からないというのが正直なところです。ペットショップやブリーダーから入手したミックス猫の場合、両親が分かっていることが多いので参考にするといいでしょう。
ただ、野良猫を保護した場合や保護猫の里親になった場合、親が分からないのでどのくらいの大きさになるかは予想が難しいです。
◆純血よりも健康的なミックス
寿命については純血種よりも長いと言われているので、健康に気をつけて愛情を持って育ててあげたいものです。
血が混ざっているため、免疫があり丈夫でたくましいと言われているミックスですが、生活環境によって健康状態は変わります。
栄養のある食べ物を与えること、予防接種を受けさせること、被毛の適度なお手入れをしてあげること…など、猫のお世話をきちんとしてあげたいものです。
飼い猫として迎え入れたからには、「癒しをもらう」だけの存在ではなく、こちらからもたっぷり愛情を注いであげましょう。
成長が楽しみ…という魅力があるミックス
純血種と違って人気猫に名前があがることがないミックスですが、日本では「雑種」として多くの方と一緒に暮らしています。
私たちのそばで長く暮らしてきた日本猫もミックス(雑種)というカテゴリーとされています。
ミックス猫には良いところがいっぱいで、とても魅力的。成長過程でどんな容姿に育ってくれるかが楽しみになる猫ちゃんです。
他の猫には見られない「個性」があり、成長が楽しみになる…というのがミックス猫の人気を高まらせている理由かもしれませんね。
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