イカ耳が語る猫の気持ちとは!?猫の耳から分かる感情5つ!

2017.06.03

イカ耳が語る猫の気持ちとは!?猫の耳から分かる感情5つ!

猫は犬のように自分の気持ちを爆発的に表現することはありません。私たち飼い主はいつも静かでクールな猫に「何を考えているの?」「今、どんな気持ちなの?」と問いかけたくなることがしばしばあります。そんな猫の気持ちを知る方法があります。それは耳。猫の耳はとてもおしゃべりです。「イカ耳」は特に猫の気持ちがわかりやすいサインなのですよ。

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猫の耳は色々な気持ちを表す!?

猫 イカ耳

猫は聴力が優れた動物です。進化の過程で、猫の聴覚は五感の中でも著しく発達してきました。
これは猫が森や草むらの中の暗闇で生きてきた動物だから。わずかな光量の下で敵から逃れ、獲物を待ち伏せて捕獲する生活を送っていくうちに、猫の聴覚はとても発達したのです。

猫が聞こえる音の範囲は25~75,000ヘルツ程度。人間が20~20,000ヘルツ、犬が40~65,000ヘルツですので、高音域に対する感度が優れていることがわかります。

より多くの音を聞き取るために、猫の耳はパラボノアンテナのように動きます。猫の耳を動かす筋肉は、猫の耳介とよばれる、ヒラヒラした部分に存在しています。複数の筋肉を使って、猫は耳を自分の意思で180度、左右別々に動かすことができます。

そして猫の耳を観察していると猫の気持ちで耳の動き方も変化していることがわかります。猫の耳はとてもおしゃべりなのです。


猫の「イカ耳」ってなに?

猫 イカ耳
by:りん

表情豊かな猫の耳ですが、耳の状態を表す言葉に「イカ耳」というものがあります。

猫の耳が横にピンと張って外に寝た様子のことを言います。上から見たらイカに似ている、ということから「イカ耳」。主に横方向に向いた耳を言いますが、上向きの時も含まれます。飛行機の翼のようにも見えることから「飛行機耳」ということもあるようです。

猫の耳は自分の意思で動かし、感情で耳を動かします。では「イカ耳」の時、猫はどんな気持ちなのでしょう?

◆興味津々で集中

興味津々で、聞き耳を立てている時も「イカ耳」になります。恐怖や怒りの気持ちの時とは違い、耳は少したち、後ろに惹かれています。興奮気味で、瞳孔も少し開き気味になる時も。車やバイクの音、換気扇の音や外遊び中の子供の声・・・。たまに聞こえてくる音や少し苦手な音、興味深い音を集中して聞き入っています。

普段私たちが目にする猫の「イカ耳」はこれが一番多いでのでしょうね。

◆警戒、不安

猫は周りの環境と自分の状態を確認するために、聴覚をフル動員します。横を向いている時は周りの物音を少しでも拾う事に集中しています。こんな時の猫の気持ちは「大丈夫かな?」「注意しろ!」。

常に外敵と対峙して生きて来た猫にとって、物音は身を守る重要な情報です。猫が「イカ耳」の時は情報収集しながら警戒態勢をとっているのです。
その他、ヒゲが前のめりになる、頭を左右にゆっくり動かす、といった様子も見られます。

可愛い!とむやみに触ろうとすると敵と認識されて「シャー!!」と威嚇され、高速猫パンチの攻撃を受ける羽目になってしまいます。

◆イライラ、不愉快、不満

何かに不満を感じる時も「イカ耳」になリます。おやつがもらえない、大好きなおもちゃが無い、触られたくない、音がうるさい・・・。猫がイライラした気持ちになる場面は日常にあふれています。もしそれが猫にとって理不尽なイライラなら、原因を取り除いてあげましょう。

「イカ耳」になっている猫を無理やり撫で続けたり、側で大音量の音楽を流したりしていませんか?「イカ耳」は猫の抗議の気持ちも含まれています。

◆怒り

怒りと恐怖の「イカ耳」は紙一重ですが、次のような様子の猫は怒っています。瞳孔はやや狭くなり、口角は後ろに引いて歯をむき出し、ひげは側方に引き寄せられています。猫同士の喧嘩の時ならば相手に自分の体の側面を見せ、背中を弓なりにして毛を立たせることで、「自分は大きくて強いぞ」と相手を威嚇します。

猫の気持ちが静まるまでは近寄らないようにしましょう。いつ攻撃されるかわかりませんよ。

◆恐怖、服従

瞳孔は大きく開き、耳は頭にくっつけるように平たく寝かせる「イカ耳」になっている猫の気持ちは「怖い」。

普段から接している猫にはなかなか見られないかもしれませんが、引き取ってきたばかりの猫が慣れない環境に恐怖を感じると「イカ耳」になることが。姿勢も、相手を挑発しないようにうずくまって自分の体を小さく見せるようにします。猫の気持ちを優先して、環境に慣れてくれるまでそっとしておきましょう。

喧嘩中の猫も「イカ耳」になります。勝つ気持ち満々の猫は姿勢が高く「イカ耳」で相手をしっかりと見据えますが、負けた猫は「イカ耳」でうずくまります。うずくまるのは「私は弱いから、攻撃しないでください」という服従の気持ちの表れなのです。


耳の形から分かる猫の気持ちは?

猫 耳 気持ち

「イカ耳」以外の耳の形でも、猫の気持ちを察することができます。

◆耳をピンと立てる

リラックスして余裕や自信がある気持ちの時です。耳はピンと上を向いています。

少し驚いたり何かに興味を抱いたとき、何かを探している場合などは耳が少しだけ前の方に傾けます。好奇心が高まってくると耳を興味がある方に傾けてジッとしている様子が伺えます。

◆あちこちに耳が動く

猫の耳が左右別々に細かく動くことがあります。ウトウトとまどろんでいても、耳だけはせわしなく動いていることも珍しくありません。こんな時の猫は「興味があるけれど少し不安」な気持ちです。

本能的にわずかな音にも反応して身の安全を確保しようとする猫。家猫になってもその習性は変わりません。何か音がするけれど、どこから、何から音が出ているのかわからない。興味はあるけれど、それが何なのかよくわからない。猫は一生懸命情報を集めるために五感、特に聴覚を研ぎ澄ませて集中しているのです。

◆横に向いている

「イカ耳」とは異なり、自然な形で横を向いている時、猫はまったりと穏やかな気持ちでいます。

飼い主さんに頭を撫でてもらっている、日向でウトウトとお昼寝するという風に、猫が本当に安心してくつろいでいる時の耳は力の抜けた自然な形で横を向いています。


しっぽも猫の気持ちを表す

猫の気持ちを読み取る方法は耳の形だけではありません。しっぽも耳と同じくらいに猫の気持ちを物語ってくれます。

◆しっぽをピンと立ててすりよってくる

猫がしっぽを立てるのは、相手に対して親愛の情を抱いているときです。自分で排泄できない子猫時代はしっぽを上げて母猫にお尻を綺麗にしてもらっていました。成長した猫がしっぽをピンと立ててすり寄ってくるのはその頃の気持ちが蘇ってくるから。お母さんに甘えるような気持ちで接してくれている証拠です。

◆しっぽをふくらませて弓なりに立たせる

猫 しっぽ 気持ち

猫は外敵と対峙した時、全身の毛やしっぽの毛を逆立てます。これは外敵に対して自分を大きく見せようとしているのです。

しっぽをふくらませたタヌキのようなしっぽの猫は、相手を攻撃しようと強気に威嚇しているか、怖さを隠すために怒ったふりをして相手を退散させようとドキドキしながらもハッタリをかましてしているのです。

◆しっぽを足の間に挟んだり、体にピッタリと巻きつけている

恐怖を感じている猫はうずくまり、しっぽを体のそばに巻き込みます。できるだけ体を小さく見せることで相手に「もうこれ以上構わないで」と訴えているのです。

◆大きくゆっくり動かす

立ったままで、しっぽを大きくゆっくり左右に振っている猫は、見慣れない物を見つけた時、少々驚きながら観察している状態です。興味津々で、やや興奮した気持ちでいます。

機嫌が良く、リラックスしている猫も大きくゆっくりとしっぽを振ります。ご飯を食べて満腹している。日向で寝転びながら外を眺めている。そんな時のねこのしっぽは大きく揺れていることが多いですよ。

◆猫がしっぽを前足に巻いている

猫 しっぽ 気持ち

緊張感でいっぱいの猫は、すぐに動けるような体制をとっています。前足を揃えて座り、猫のしっぽがクルンと巻きついている状態ではとっさに俊敏な動きを取ることができません。

猫がこのような可愛らしい姿で飼い主さんのそばにいるのなら、猫は飼い主さんのそばで本当に安心してリラックスしているのです。

◆大きく左右にバタバタと激しくしっぽを振る

猫は不快を感じるとしっぽを激しく左右に振ります。人から不快な触られ方や乱暴な扱いを受けた時にこのような動かし方をします。

撫でてあげている時しっぽがこんな風に動いたら、「今は触らないで!」という気持ちの現れです。猫同士の場合、相手を遠ざけるためにこの動きをする場合があります。

◆呼びかけたらしっぽを小さくふる

名前を呼んで猫に話しかけると、しっぽだけは降るけれど振り返ってくれない・・・。大丈夫です、猫はあなたの呼びかけに答えているのです。「聞こえてるよ。でも振り返って返事するのはめんどうくさいな」そんな気持ちです。きっと耳もあなたの方を向いていますよ。


まとめ

いかがでしたか?猫はなかなか自分の気持ちを表現してくれないと思ってしまいがちですが、注意深く観察していると耳やしっぽの動きなど、猫は様々な方法で自分の気持ちを示してくれています。

そんな猫の仕草を読み取ることができれば、これからの猫ライフももっとハッピーに過ごせること間違いなしです!猫との付き合いは本当に奥深いですね。



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そらにゃん

そらにゃん

猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

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