猫にりんごをあげていい?与え方や注意点、猫にあげていい・ダメな果物とは?

2018.11.04

猫にりんごをあげていい?与え方や注意点、猫にあげていい・ダメな果物とは?

飼い猫は、飼い主が食べているものに興味を持つことがあり、りんごを食べていると欲しがるような猫もいるかも知れません。猫は基本的に肉食ですが、果物のりんごを食べさせても良いのでしょうか? また、りんごは人間にとって体に良い果物という感じがありますが、猫にとってりんごを食べることは、どのような効果があるでしょうか? 猫にりんごをあげても良いのかどうか、もし与えるならば、その場合の与え方や注意点などについてご紹介します。

focebookシャア
ツイート

猫にりんごを与えても大丈夫?

椅子の上の猫とりんご

飼い主さんがりんごを食べている時、猫が欲しそうにしてきた。または皿に置いてあったりんごをかじろうとしていた。このような時、猫はりんごを食べても良いのでしょうか?

◆猫にりんごは与えなくても良い

猫は基本的に肉食のため、果物であるりんごを与える必要はありません。小鳥やネズミ、トカゲといった小動物を、内臓や骨なども含めて食べることで、必要な栄養を取り入れているのです。
また、猫の内臓は、肉を消化するのは得意ですが、りんごなどの果物を消化するような体にはなっていません。

りんごの持つ主な栄養素は、次のようなものです。

・カリウム
・ビタミンC
・ミネラル
・食物繊維

どれも大切な栄養素ではありますが、りんご以外からも摂取できるものばかりです。

猫は肉食ですから、捕まえた獲物だけを食べていても必要な栄養素は摂れるため、りんごを食べさせなければいけない理由がありません。
また、人間に飼われている猫に必要な栄養は、総合栄養食のフードをあげておけば十分に摂れます。

猫の健康のために、と考えたとしても、りんごをあげなければ何かが足りなくなる、といったこともなく、りんごを与える必要はないと言えます。

◆猫がりんごを食べてしまったけど大丈夫?

飼い主さんが見ていない時に、もし猫がりんごを食べてしまったら、どうでしょうか。
これは、少量であれば、猫がりんごを食べたとしても心配はいらないでしょう。

しかし、猫が誤ってりんごを食べてしまうことのないよう、置きっ放しにはしないように気をつけましょう。子供にりんごを食べさせている時に、猫にあげてしまうようなこともないように注意してくださいね。

特に、りんごの芯や皮、タネ、葉などは猫にとって中毒症状を起こす毒物が含まれているため、与えないようにしてください。

また、タネや大きなりんごの切り身を食べさせると、猫が喉につまらせてしまう可能性もあります。さらに、猫にとっては、りんごは消化しにくいので、胃や腸に負担をかけることにもなります。

◆怪しい症状が見られたらすぐに動物病院へ

普段、猫にはりんごを与えないようにしていても、食卓にあったりんごを猫が自分からかじってしまうこともあります。

そのような時には、猫の様子を観察して、嘔吐や下痢をしていないか、喉を詰まらせていないかなどを確認しましょう。
もし何か異常があれば、早めに動物病院へ連れていって、りんごを食べたことを伝えましょう。

特にタネを食べてしまった場合には、呼吸困難や痙攣があると中毒を起こしていることになりますので、すぐ病院へ連れていってください。

しかし、猫がりんごのタネを大量に食べない限りは、中毒は起きないと考えられています。


猫にりんごを与える方法、注意点は?

箱に入ったりんご

もし猫にりんごを与える場合があるとしたら、次のことに注意して与えてください。

◆基本的には与えない

猫がもし好んでりんごを食べようとするとしたら、それは飼い主さんが食べている時に与えたためでしょう。りんごのほとんどは水分なので、猫が噛むと水分を感じたり、しゃりしゃりとした歯ざわりが好みであったりするのかも知れません。

猫にとって、キャットフード以外のものをむやみに与えることはあまり良いことではありません。お腹を壊すことにつながるのはもちろん、今までのフードを食べなくなったりすることもあるからです。

猫の餌を手作りしている人は、りんごを猫のおやつや整腸のためとして、与える場合もあるようです。
ただし、猫はりんごをうまく消化できないこともあるため、下痢することもあり、整腸作用を期待するよりも悪い結果になることもあります。

猫に少量与えて、体調が悪化したということはあまり無いようですが、積極的に与えることはやめておいたほうが良いでしょう。

◆少量にする

猫にとってりんごは必要な食べ物ではありませんし、中毒のおそれや胃や腸に負担をかける可能性もあるので、与える時はほんの少しにしましょう。

また、人間にとっての少量でも、体の小さい猫にとっては多い量となる場合もあります。小さなりんごのカケラ1つでも、何度も与えていると量が増えますから、与えすぎないようにしましょう。

◆猫の様子をよく観察する

猫がりんごや他の果物など、いつものキャットフード以外のものに興味を示し、食べるようになった時には、猫の体調が良くないことも考えられます。

猫の口に異常があったり、フードが嫌いでお腹が空いていたり、ストレスを感じていたりといった様々な理由があります。

いたずらや好奇心で猫がかじってしまっただけであれば大丈夫ですが、なぜか果物を食べたがるという場合には猫の習性とは違っているので、動物病院で相談してみても良いでしょう。


猫が食べても大丈夫な果物は?

色々なフルーツ

猫が食べた時に大丈夫とされる果物は、次のようなものがあげられます。

◆りんご

りんごを猫に与えるとすると、期待されるのは整腸作用です。りんごにはペクチンという成分がありますが、これは水溶性食物繊維で、整腸作用があるとされています。
タネやりんごの葉などを与えなければ、ほんの少量を猫が口に入れたとしても問題はありません。

しかし、整腸作用の効果のためにりんごを猫に与える必要はありません。もし猫が便秘になった場合には、動物病院で診てもらうようにしましょう。

●あわせて読みたい
【獣医師監修】猫の便秘の原因、症状は?うんちが出ない時の解消法

猫も人間と同じように便秘になることがあります。猫の便秘は放置しておいて自然に治るとも限らないもので、飼い主さんが適切に対処してあげる必要があります。
今回は、猫の便秘の原因と症状、そして便秘解消の方法、おすすめのフードについてもご紹介します。

記事はコチラボタン

◆いちご

いちごのほとんどは水分で、さらに食物繊維も多いので、猫が少量食べてしまったとしても大丈夫でしょう。

もしあえていちごを与えるとすれば、1粒では猫にとっては多く、半分以下のサイズにカットして与えるくらいが適量だと言えます。

●あわせて読みたい
【美味しく楽しく☆Deco’sキッチン】とろ~り食感に夢中になっちゃう「いちごの豆乳プリン」を作ろう!

「愛犬と一緒に楽しめる」がコンセプトのDeco’s dog cafeのオーナーDecoさんが教える手作りレシピ!今回は『いちごの豆乳プリン』です!手作りごはんエキスパートが手がける簡単でオシャレなレシピ是非お試しください♪

記事はコチラボタン

◆スイカ

スイカも水分が多い果物で、特に猫が重い中毒を起こすようなものはないため、食べても大丈夫だと言えます。

猫に与えても良いと考えられるスイカの量は、大さじ1杯以下程度だと考えられます。

ただし、スイカにはカリウムが多く含まれていて、多く取りすぎると腎臓に負担をかけて、腎不全になることも考えられますので、与えすぎには注意です。

特に、幼い子猫や高齢猫にとっては、少量のカリウムでも内臓に負担がかかる可能性もあるので、与えない方が良いでしょう。

また、タネを飲み込むことで喉を詰まらせてしまうこともあるため、しっかり取り除きましょう。

◆メロン

メロンにも水分が多く、カリウムも含まれています。水分補給ができることが期待できますが、スイカと同様に与えすぎには注意が必要です。

◆梨

梨は、実のほとんどが水分のため、猫が食べてしまっても大丈夫だと言えます。

りんご同様、タネは取り除いて与えるようにしましょう。また、果肉が硬いこともあるため、小さく刻んだ一口大程度のものを与えるようにしましょう。

◆桃

桃も、猫が少量食べたとしても大丈夫とされる果物です。

しかし、桃のタネを食べると中毒を起こす可能性があるため、与えないようにしましょう。


猫が食べてはいけない果物は?

逆に、猫が食べてはいけないといわれる果物もありますので、注意してください。

◆アボカド

アボカドの実だけでなく、葉やタネなども、猫には与えてはいけません。アボカドに含まれるペルシンという物質により、食べた猫が中毒症状を起こして、痙攣や呼吸困難になることがあります。

猫以外のペットや家畜にも、アボカドを与えると同様に中毒を起こすため、与えてはいけません。

◆ぶどう

猫がぶどうやレーズンを食べたことで嘔吐したり、内臓の機能に障害が出たりする可能性があります。

臨床報告では、ぶどうやレーズンを食べた犬に、肝機能障害や嘔吐などが見られたということです。

猫がぶどうを食べなければならない理由がありませんので、危険が予想される果物ですから与えない方が良いでしょう。

◆マンゴー

マンゴーは、ウルシ科のため、食べるとウルシでかぶれるのと同様の症状が現れることがあります。人間でも、人によってはアレルギーを起こすことがある果物です。

猫がマンゴーを食べてしまうと、口腔内にかゆみやかぶれ、痛みが起きることがあるため、与えないようにしましょう。

◆イチジク

イチジクの実や皮の部分には、猫が食べると中毒を起こす物質が含まれています。

猫がイチジクを食べると、嘔吐や口腔内のかゆみ、炎症などが見られますので、与えてはいけません。


まとめ

猫がりんごを食べてしまった時、少量であれば、大きな問題はないと言えます。
だからといって、りんごを積極的に与えた方が良いかというと、その必要はないと言えるでしょう。

りんごを初めとして、猫が食べても大丈夫とされる果物は、水分を多く含むものです。果物の持つ栄養素は、猫がその果物を食べてまで必要とするものとは言えません。

自然界で、猫がりんごなど果物を食べることはほぼ無いので、もし猫がりんごを食べたがるとすれば、飼い主さんが与えたからということになります。

猫は、味覚の甘みを感じる部分が退化しているとされており、りんごなどの果物を美味しいと感じて食べているとは考えにくいと言えます。

猫に必要な栄養素を取らせたい時には総合栄養食のフードを食べさせることが自然ですし、安全だと言えるでしょう。
また、猫に水分補給をさせたい時には、りんごを与えるのでなく水を飲ませるようにしましょう。



– おすすめ記事 –

・愛猫と一緒に食べたい秋の味覚!食べられるフルーツと食べられないフルーツはどれ?
・猫がイカを食べるのはダメ?腰を抜かす理由と与える時の注意点
・猫に秋刀魚を食べさせても大丈夫?調理法や注意点、猫と楽しめる秋の味覚をご紹介!
・猫はみかんを食べても大丈夫?みかんが苦手な理由は?


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ねこちん

ねこちん

ひろった猫たち、トータル5匹と暮らしています。猫の写真を撮り、猫のイラストを描くのが好きです。

関連するキーワード