猫がじゃれあいする理由3つ!喧嘩との見分け方や止め方は?

2019.07.31

猫がじゃれあいする理由3つ!喧嘩との見分け方や止め方は?

猫を複数で飼っていると、じゃれあいをする場面に遭遇するのではないでしょうか。猫のじゃれあいは見ていて微笑ましいものですが、もし唸り声を出したり攻撃が激しくなってきたりした時にはどうしたら良いのでしょうか?また、猫同士の喧嘩とはどう違うのでしょうか? 猫がじゃれあいする理由と、じゃれあいしている時の注意点、またじゃれあいと喧嘩との違いや喧嘩の止め方についてご紹介します。

【目次】

猫がじゃれあいする理由は?

じゃれあう猫2匹

◆子猫が社会性を学んでいる

子猫は、猫同士じゃれあうことで、社会性を学んでいきます。噛んだり飛びついたりして、相手が痛がったり、自分が痛い思いをしたりすることで、どの程度力を出して良いのかといったことを学んでいくのです。

きょうだい猫同士でじゃれあいをして学ぶこともあれば、母猫に飛びついて噛みついて、叱られたりもします。

また、子猫の頃に猫同士でじゃれあいをすることは、獲物をつかまえる時の練習にもなっています。

このような意味から、子猫の時期にじゃれあいをしておくことは、猫が成長して生きていくのに大切なことと言えるでしょう。

◆お互いの関係を確認している

多頭飼いの猫同士では、じゃれあいで相手の力や自分との距離感などをはかり、お互いの関係を確認しています。猫は群れをつくりませんが、じゃれあいをすることで相手のことを知り、優劣をお互いに感じ取っているようです。

多頭飼いで、縄張りを共有しているような猫同士では、喧嘩をしないで過ごすことがとても大切になります。

そもそも猫同士は、見た目やお互いの匂い、行動などから、どちらが強いかを感じ取って、すぐに喧嘩に発展しないようにしています。

軽くじゃれあいをすることで、お互いの関係を確認し、本気の喧嘩にならないで済んでいる場合もあると言えるでしょう。

◆遊んでいる

成長した猫同士でも、じゃれあいで遊ぶことはあります。

野良猫では親子やきょうだい猫の間でじゃれあいがあることが多いですが、多頭飼いで飼われている猫同士であれば、血縁関係がなくてもじゃれあいをする場合もあります。

室内で飼われている猫同士は、縄張りの問題は多少ありますが、生きるために餌を取り合う、といったことはほぼ必要ないと考えられます。
そのため、お互いを敵とみなす必要がなく、仲良くなって、遊びでじゃれあいをするようにもなるということです。

室内で暮らしている猫は、獲物を捕まえる必要もなく、運動と言えば飼い主さんに遊んでもらうか、キャットタワーなどに登るか、または猫同士で遊ぶかといったことになります。

たとえとっくみあう(抱き合う)ような行動をしていても、じゃれあいをしているだけで、喧嘩ではない場合もたくさんあります。

じゃれあいを止めるのは、猫にストレスを感じさせるのでよくないとされています。少しハラハラするかも知れませんが、飼い主さんは見守っていることが大切です。


猫のじゃれあいと喧嘩の違いは?

尻尾を逆立てている子猫

猫のじゃれあいと喧嘩の違いは、猫の様子を見ることで判断することができます。

◆うなり声を出している

大きい鳴き声や甲高い唸り声、普段は聞かないような声を出していたら、喧嘩になっていると考えて良いでしょう。

特に、シャーっという威嚇の声を出した時には、相手に対して怒っている時です。実際に攻撃してしまう喧嘩に発展する可能性が、とても高い状況になっていると判断できます。

じゃれあいの時にはうなり声や威嚇の声はほぼ発することがありません。

◆背中を丸めて高くあげて、尻尾が逆立っている

猫同士が喧嘩する時によく見られる威嚇の体勢です。自分の体を大きく見せているのですが、威嚇の意味もありますし、猫が危険を感じているとも言えます。

ただ、じゃれあいをしているうちに興奮して、背中の毛が逆立ったり、尻尾の毛が逆立ってブワッとなり、膨れているように見えたりすることもあります。

このような体勢をしたからといって必ず喧嘩になっているわけではないので、うなり声を発しているなど他の行動とも合わせて見て判断する必要があります。

◆睨み合っている

野良猫同士の喧嘩でも、顔を近づけて睨み合い、うなり声を出している様子がよく見られます。

猫が相手を至近距離で睨み、瞳孔が大きく開いている時には、喧嘩をする体勢になっていると考えて良いでしょう。暗い場所でもないのに瞳孔が開いているということは、とても興奮していると考えられます。

喧嘩になる時には、同時にうなり声や威嚇音を発していたり、背中を丸めて威嚇の体勢を取っていて、いつでも相手に飛びかかったり、逃げたりすることができるようにしています。

◆相手の顔めがけて攻撃する

じゃれあいの取っ組み合いと違い、爪を出した前足で相手の顔めがけて攻撃した時には、喧嘩になっています。

猫は喧嘩になっても滅多に実際の攻撃をすることはありませんが、攻撃をする時には相手に大きなダメージを与えようとしますので、目や口といった大切な部分を攻撃します。

◆噛み付いている

猫同士で攻撃する喧嘩が始まった時には、動きが素早く、引っ掻いたり噛み付いたりして取っ組み合いをします。

じゃれあいでも噛み付くことはありますが、甘噛みをするだけで、相手に怪我をさせることはありません。

噛み付かれた方が悲鳴をあげたり、お互いにうなり声をあげていたり、さらに爪を出してとっくみあったりしていれば、じゃれあいとは言えません。

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猫がじゃれあいする時の注意点は?

向かい合う子猫

◆お互いが遊んでいるかどうかを見る

じゃれあいをしているようでも、一方的に片方が噛んだり飛びついたりしていて、相手の猫は逃げ回っているという状況で、いじめられているという場合もあります。

喧嘩をしていないように見えても、弱い立場の猫はストレスを感じているかも知れません。弱い立場の猫が本気で攻撃をして、じゃれあいから喧嘩に発展してしまうこともあり得ます。

飼い主さんが弱い立場の猫を守ってあげる必要があると言えるでしょう。

◆逃げ場所をつくる

じゃれあいをしている時、嫌になった猫が逃げられるような場所を作っておいてあげましょう。

特に、片方の猫ばかりが一方的に相手にじゃれついている時には、相手が逃げたり隠れたりして離れられるようにしておくと、喧嘩に発展しにくいと考えられます。

キャットタワーやあまり広くない棚、キャリーケースなど、猫1匹が乗ったり入ったりできる広さがある場所を用意しておき、喧嘩にならず逃げられるようにしておきましょう。

こうすることで、じゃれあいをやめたい猫が逃げられるようになり、喧嘩に発展する可能性を減らします。また、1匹でゆっくりしていたい猫が落ち着いていられる場所にもなります。

もともと猫は、実際に攻撃するような喧嘩をあまりしないようにしています。お互いに怪我をするような危険のあることは、できるだけ避けるようにしているので、威嚇だけで終わったり、実際の喧嘩になる前に優劣がついてしまったりします。

喧嘩になってしまう時には、それだけどうしようもない状況になっているということでもあるので、逃げ場所をつくることはとても大切です。

◆爪を切っておく

もし、じゃれあいから喧嘩になった時でも、お互いの怪我をできるだけ小さくするために、普段から猫の爪は切っておきましょう。

噛み付いた時にはどうしようもありませんが、猫の爪は飼い主さんがお手入れできますので、爪でひっかかれる怪我を防ぐことができます。

感染症などを防ぐためにも、飼い猫にワクチンを受けさせておくのも大切だと言えるでしょう。

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◆喧嘩になりそうな時にはじゃれあいをやめさせる

猫たちがじゃれあいをしていて、うなり声や威嚇の声を発したり、至近距離での睨み合いが始まったりして良くない雰囲気だと感じたら、やめさせることで喧嘩になるのを防ぐことができます。

気をつけることは、猫を触らずに、声をかけたり、手をたたいたりして気をそらせて、じゃれあいをやめさせるということです。

興奮してきている猫に触ると、猫も驚いて攻撃することがあるため、引っかかれたり噛まれたりする可能性があるからです。


猫の喧嘩の止め方は?

じゃれあいする猫

◆飼い主さんは猫を触らない

猫が喧嘩になった時の止め方としては、まず飼い主さんは猫を触らないようにする、ということです。

興奮している猫を触ると、引っかかれたり、噛まれたりする可能性があるからです。抱き上げて離そうとするのも、猫が暴れる場合があるため危険です。

猫が心配になるのは無理もありませんが、猫によってできた傷は治りにくく、感染症の原因にもなるため、できるだけ怪我のないように慎重に対応しましょう。

◆猫の気をそらす

手をたたいて大きな音をだしたり、タオルなどを猫同士の間に投げ込んだり、おもちゃの音を鳴らすなどして、猫の気をそらせてください。

猫と猫の間に空き箱や大きめのカバンなどを置いたりするのも良いでしょう。

また、霧吹きで水をかけるといった方法もあります。

◆手を出していない威嚇の場合は見守る

猫が喧嘩する体勢に入っていても、睨み合って手を出さないような状態の場合には、お互いの関係を作っているところだと判断して、見守るという方法もあります。

多頭飼いの猫同士は、それぞれに関係を理解して、お互いに同じところで過ごせるようになってもらう必要があるからです。

猫同士のことなので人間は見守るだけ、と割り切って、猫の判断に任せるということになります。

ただ、激しい喧嘩が始まり怪我をするような攻撃をするようであれば、上記のような方法で止めるようにしてください。


猫のじゃれあいまとめ

猫のじゃれあいと喧嘩は、飼い主さんがしつけのようにはコントロールできないものです。また、じゃれあいは、猫同士の遊びでもあり、他の猫との関係を作る、大切なものでもあります。

猫同士のじゃれあいはそのままさせておいて、激しい喧嘩になりそうなら気をそらして止める、といったことが飼い主さんのできる行動だと言えるでしょう。



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ねこちん

ねこちん

ひろった猫たち、トータル5匹と暮らしています。猫の写真を撮り、猫のイラストを描くのが好きです。


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