猫が喧嘩する理由6つ!多頭飼いの猫同士の喧嘩を止める方法は?

2022.06.23

猫が喧嘩する理由6つ!多頭飼いの猫同士の喧嘩を止める方法は?

多頭飼いのおうちで、飼い主が帰宅してみたら毛がごっそり抜けていたり、パトロールに出掛けていた猫がケガをして帰って来ることもありますよね。猫が喧嘩をする理由とは、一体何なのでしょうか。喧嘩をしているように見えても、猫からしてみたら「じゃれ合っていただけ」という場合もあるので、その辺りの見極めも重要になります。 今回は、猫が喧嘩をする理由や、状況に応じた対処法などについて解説していきます。

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【目次】
1.猫の喧嘩で見られる行動は?
 1-1.猫同士の睨み合い
 1-2.威嚇行動
 1-3.攻撃行動
 1-4.追いかけ回す
2.猫が喧嘩する理由は?
 2-1.室内飼いで「縄張り争い」が理由の場合は少ない
 2-2.外出する猫の場合は野良猫との縄張り争い
 2-3.発情期のメスの奪い合い
 2-4.猫同士の相性が悪い
 2-5.じゃれ合いのエスカレート
 2-6.子猫の場合は「ケンカごっこ」
3.猫の喧嘩を止めるには?
 3-1.お互いの姿を見えなくする
 3-2.おもちゃや霧吹きなどで興味をそらす
 3-3.弱いほうの猫を助ける
 3-4.落ち着くまで別々の部屋に隔離する
4.猫は犬とも喧嘩する?犬との多頭飼いのポイント
 4-1.猫と犬を飼う時のポイント
 4-2.お互い落ち着けるスペースを作る
5.猫が喧嘩をする理由についてのまとめ

猫の喧嘩で見られる行動は?

じゃれあう猫たち

猫が喧嘩する際に見られる行動には、どのようなものがあるのでしょうか。

◆猫同士の睨み合い

なんらかの理由により喧嘩が始まると、まずジーッと睨み合いが続きます。この時点でスッと目をそらした方が負けで、穏便にそっと立ち去ることで喧嘩は終了します。大体はこの程度で終わることが多いです。

◆威嚇行動

睨み合いで決着がつかなければ、シャーという鳴き声で威嚇が始まり、尻尾がブワッと広がるようになってきます。

◆攻撃行動

体勢を低くし、お尻をフリフリさせるような動作をし、ギャッと襲い掛かり、猫パンチや猫キック、首に噛みつくなどの攻撃をします。

はじめのうちはフェイントのようなパンチをし、追いかけ回しながら徐々に激しい喧嘩になっていきます。

◆追いかけ回す

それでも喧嘩が続き、シャーがウーッという唸り声に変わると、相手がうずくまり耳を折り怯えた様子を見せても、優位の猫が攻撃をやめず追いかけ回し続けます。

こうなると深刻で、劣位にあたる猫がケガをする可能性が非常に高くなります。

喧嘩の途中でお互いが毛づくろいを始めることもありますが、これは喧嘩が終わった合図ではありません。どちらかが反撃をやめ、ペタッと寝転んだりうずくまって動かなくなってしまった時に勝敗がつきます。


猫が喧嘩する理由は?

手を振り上げる猫

猫は基本的に、喧嘩すること自体は好きではありません。なぜなら負傷したくないと思っているからで、野良猫同士であってもなるべく争いを避けます。

◆室内飼いで「縄張り争い」が理由の場合は少ない

猫は縄張りを持って生活します。しかし、室内飼いの猫の場合は、縄張りを理由に喧嘩を起こすことはほとんどありません。家の中では安全な寝床と水やエサなどがしっかり確保しされているため、「縄張り争い」をする必要がないからです。

ただ、エサや寝床を巡って争うことはありませんが、トイレに対してはテリトリー意識が強いため、分けてあげなくてはいけません。他の猫の排泄物でトイレが汚れているようなことが続くと、ストレスを感じ喧嘩の理由になってしまいます。

そのため、トイレは飼育している猫の数、できればそれ以上を用意してあげてください。

◆外出する猫の場合は野良猫との縄張り争い

外出する猫の場合は、野良猫の縄張り争いに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。野良猫たちからしてみれば、生きるために縄張りを持っているので、侵入されれば激しく攻撃を仕掛けてくることもあります。

そのため、近所に野良猫が多いのであれば、完全に室内で飼育することをおすすめします。

◆発情期のメスの奪い合い

これは去勢していないオス同士に限ります。もし、まだ去勢をしていないオスを2匹以上飼っていて、喧嘩が酷いようであれば、早めに去勢手術を受けさせてあげましょう。
そうすれば、メス猫がいても安心なうえ、闘争心が軽減し喧嘩をすることもなくなります。

また、発情期には窓の外から「ウーッ」といった唸り声や、激しく取っ組み合う喧嘩の音に誘発され、ふいに攻撃的になった猫が小競り合いをすることもあります。
しかし、この場合も去勢している猫であれば大きな喧嘩に発展することは少ないでしょう。

ただ、外出する猫の場合は、この時期に大きなケガを負って帰ってくることが多いです。発情期のオス同士の喧嘩は凄まじいもので、時には通院が必要なほどのケガを負う原因にもなります。

メスの場合も、飼い主が知らないうちに妊娠していることがあるので、それを避けたいのであれば去勢・避妊手術を受けさせるか、この時期だけは家の外に出さないようにしましょう。

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◆猫同士の相性が悪い

相性が悪いことが理由で喧嘩になることもあります。廊下で鉢合わせただけでシャーッと威嚇し合っているということもありますよね。

比較的相性の悪い組み合わせは、やはりオス同士です。とくに去勢をしていないと闘争心が強いため、喧嘩になりやすいです。
親子、メス同士、去勢したメスとオスなどが相性の良い組み合わせになります。

この場合は、キャットタワーや隠れる場所を増やし、猫ベッドなども多めに用意してあげて、1匹1匹がテリトリーをしっかりと確保できるようにしてあげれば、猫たちも安心して生活することが出来ます。

それでも飼い主が不在時等に喧嘩を起こすようであれば、部屋を別々にして様子を見るようにしてあげてください。

◆じゃれ合いのエスカレート

家猫の喧嘩の理由のほとんどは、じゃれ合って遊んでいるうちに気持ちが高ぶり本気モードになってしまうパターンです。グルーミングの途中で喧嘩っぽくなることもありますし、トイレ後のダッシュが追いかけっこに発展することもあります。

じゃれ合いの喧嘩のほとんどは、そのまま放置しておけばおさまります。「じゃれ合い」と喧嘩の境目としては、シャーシャーと言わなくなり、ウーッと低いうなり声を出し始めたら止めてあげましょう。

また、激しい取っ組み合いになり、いつまでも首に噛みついている場合も本気の喧嘩モードになっているので、引き離してあげてください。

◆子猫の場合は「ケンカごっこ」

子猫たちは兄弟とじゃれ合いやケンカごっこをすることで、様々なことを学んでいきます。遊びを通じて、狩りや交尾などの動きを習得したり、反撃または降参の仕方を覚えていきます。

また、「このくらい噛まれると痛い」「爪を出したままパンチされると痛い」など、お互いに力加減を知ることも重要なことなのです。

そのため、子猫のときに兄弟と一緒に育たなかった猫は、成猫になっても力加減が分からず、甘噛みができない傾向にあります。

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猫の喧嘩を止めるには?

猫の喧嘩を「コラッ」と叱ったり、床を手で叩くなどして大きな音を立てても、チラッとこちらに目か耳を向け、一時中断はするものの再開してしまうことが多いかと思います。

飼い主さんが猫の喧嘩の仲裁をする場合、どのようにしたらよいのでしょうか。

◆お互いの姿を見えなくする

猫同士が睨み合っているようであれば、段ボールや板などを2匹の間に立てて置き、お互いの姿を見えなくさせてしまいましょう。すぐにまた喧嘩をはじめても、これを数回繰り返せば闘争心もおさまり、自然と落ち着きを取り戻します。

また、無理に引き離そうとして飼い主さんがケガをすることもあるので、普段から猫の爪を切っておくことが大切です。

◆おもちゃや霧吹きなどで興味をそらす

無理に止めにかからず、おもちゃで興味をそらすのも良い方法です。家猫の喧嘩の理由はほとんどが些細なことなので、飼い主もその喧嘩(じゃれ合い)に参戦するようなイメージで、遊んであげながら気分が変わるのを待ちましょう。

また、「ダメ」を教えるしつけなどで使われる霧吹きも効果的です。
しかし、猫からしてみれば遊んでいただけなのにナゼ?と思ったり、驚かせすぎることもあるので、頻繁に使うのはやめましょう。

◆弱いほうの猫を助ける

体格が小さい猫や気の弱い猫、新しく飼った猫は、喧嘩のターゲットになりやすいです。引き離す場合は、立場の弱い方の猫を持ち上げ、抱っこしてあげましょう。

ただし、助けすぎるのは禁物です。「なんでアイツばっかり」とやきもちを焼き、いじめが起こることもあります。

立場の弱い猫がいる場合は、家の中に逃げ場所を設置してあげましょう。キャットタワーなど駆け上がれる場所があれば攻撃をかわすことができ、追いかけ回すほうもしばらくすれば止めてしまいます。

◆落ち着くまで別々の部屋に隔離する

とくに新しい猫を飼い始めたときには、もともと居た猫と喧嘩になりやすいです。

シャーシャーといつまでも威嚇をしているとストレスに繋がるので、部屋を分けたり、ケージに隔離するなどして様子を見ましょう。お互いの存在に徐々に慣れてきて、好奇心の方が高まってきます。

それから去勢をしていないオス同士も、喧嘩を止めるのが難しいときがあります。メス猫がいるかいないかにもよりますが、状況を見て別々の部屋に隔離しましょう。

◆喧嘩によって猫がケガをしたら

喧嘩がエスカレートして猫がケガをしてしまった場合、どうすればよいのでしょうか。

軽いひっかき傷程度であれば、人間と同様に時間経過で治るでしょう。

ケガが大きく、傷が深そうな場合は感染症などのリスクもあります。必ず動物病院で獣医師の診察を受けてください。


猫は犬とも喧嘩する?犬との多頭飼いのポイント

猫と犬

基本的に、動物は自分より大きな生き物に対しては喧嘩を仕掛けません。なぜなら勝てる見込みがないからです。

犬と猫が同サイズであっても、食べ物やお互いのテリトリーが十分に確保されている状況であれば、攻撃的になることはまずありません。

◆猫と犬を飼う時のポイント

共通して言えることは、先に飼っていたほうの子を優先させてあげることです。

ご自宅で犬を飼っていて、新たに猫を飼い始めるときのポイントとしては、犬が嫉妬しないようエサをあげたり遊ぶときに優先してあげることです。それから、お気に入りのおもちゃには猫に触らせないようにさせましょう。

逆に、後から犬を飼う場合は慎重に慣らしていきましょう。最初のうちは部屋を分け、2~3週間ほどかけゲージ越しに面会させ、徐々に距離を縮めていくことが大切です。

犬には、猫に合わせるようしつけをするのがポイントです。猫にちょっかいをだしたり、お昼寝の邪魔をしないよう教えてあげましょう。

◆お互い落ち着けるスペースを作る

それから、猫にストレスがかからないよう、犬の手が届かない高い場所を作ってあげることも大切です。また、犬が夜にしっかり眠れるよう専用のスペースも作ってあげてください。

猫は基本的に喧嘩を避けますし、犬は賢く人に従順なことから、猫と犬を一緒に飼っても喧嘩が頻発することはまずないでしょう。


猫が喧嘩をする理由についてのまとめ

猫は基本的に喧嘩を避けるので、とくに縄張り争いのない家猫が喧嘩をする理由というのは、些細なことが多く、解決もしやすいです。

家の中で「喧嘩の理由」を作らなくするのは飼い主さんの役割で、1匹1匹がのんびり過ごせる環境を用意してあげたり、去勢をしてオス同士の喧嘩を防いであげることも大切です。
それから、外に出る猫はできるだけ室内飼いに移してあげる方が安心かと思います。



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