猫の早食いには注意が必要!原因や早食い防止の対策法は?

2019.10.27

猫の早食いには注意が必要!原因や早食い防止の対策法は?

食事の時間が近づいてくると、ソワソワし出して要求鳴きをしてくる猫ちゃんはたくさん居ることかと思います。食事の時間をしっかりと決めている飼い主さんは多いので、しつこく鳴かれると困ってしまいますよね。そしてご飯をあげた瞬間に早食いをされてしまうと、吐くこともあるのでさらに心配になってしまうことでしょう。なぜ猫は早食いをしてしまうのでしょうか?早食いを防止するための対策方法など、一緒に考えていきましょう。

猫が要求鳴きする原因は?

猫と一緒に暮らす生活はとても満たされ、充実した時間を過ごすことが出来ますが、四六時中一緒に居ることって、なかなか難しいですよね。

お仕事をされている時間は一緒に居られませんし、何か用事があれば外出しなくてはいけないので、大体のご家庭では猫の食事は、決まった時間に与えていることがほとんどでしょう。

朝と晩の2回に食事の回数を分けているご家庭が多いかとは思いますが、この場合お休みの日などは食事の時間が近づくと、要求鳴きをしてくる猫ちゃんも多いことかと思います。

普段長い時間一緒に居られない分、少しぐらいワガママになってしまっても仕方がないようにも思えますが、要求に応えてしまえばそれが当然になってしまうことになり兼ねないので、なかなか対応に困ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?

そして食事の時間に対しての要求鳴き以外にも、こんな要求で鳴いてくることが多いです。

・かまってほしい
・甘えたい
・寂しい
・外に出たい
・トイレが汚れている
・ストレスが溜まっている

腑に落ちないことや、欲求が満たされないときは大きな声で鳴き、自分の存在をアピールして飼い主さんの気を引こうとします。

なんとも健気で可愛らしいようにも思えますが、要求鳴きは猫にとっても飼い主さんにとっても、ストレスとなってしまいますので、要求に気付いてあげる努力も必要ですよね。


猫が早食いする原因は?

多頭飼いの食事

要求鳴きでもっとも多いとされているのが、食事に対する不満です。食事の時間が近づいてきたのにも関わらず、ご飯がもらえないとなると、もらえるまで鳴き続けることが多々あります。

待ちにまった食事にありつけた瞬間に、早食いをしてしまう猫も居るぐらい、猫にとって早食いは日常的な行為のようにも思えますよね。

飼い主としてはこの早食いを何とかして防止したいことだと思いますが、まずはなぜ猫が早食いをしてしまうのか、原因を探ってみましょう。

◆野生の本能で早食いになってしまう

猫は元々野生で生活していた期間が長く、自分のタイミングで獲物を捕獲し、食事をしてきた生き物です。

狩りが毎回うまくいけばいいですが、獲物を捕らえることが出来ない日が続いてしまった場合、お腹を空かせた状態で獲物を捕えなくてはいけません。いざ狩りが成功した途端、一気に早食いをしてしまうことは仕方のないことですよね。

この野性的な本能が残っている子は意外と多く、早食いをしてしまう傾向にあるようです。

◆横取りさせないために早食いになってしまう

ご飯を早食いするのには、敵に横取りされないためとも言われています。

多頭飼いのご家庭では、他の猫にご飯を取られないように、早食いをしてしまう子も居るようです。そして野良猫や地域猫から家猫になった子の中にも、早食いのクセが抜けない子は多いですよね。

猫にとって食べることは何よりも楽しみなので、出された分は全部自分のモノにしたいと思ってしまっても、仕方がないと言えるでしょう。

◆体の構造上早食いになってしまう

ゆっくり噛んで味わう人間と違って、猫は味覚が発達していないため、味わってご飯を食べる必要がありません。

猫の奥歯は人間と違い、食べ物をすり潰すような形状ではなく、尖った形をしているので、噛み砕くというよりは噛み千切る役割しか出来ないので、猫は食べ物をそのまま飲み込んでしまうことが多いのです。

あえて早食いをしようとしているわけではなく、体の構造的に早食いになってしまうこともあるようです。


猫が早食いするデメリットは?

フードを食べる猫

猫の早食いに良いイメージがないように、デメリットをいくつか挙げることが出来ます。

猫が早食いをしてしまうことによって、どんな悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか?

◆早食いのデメリット①吐き戻し

猫が早食いをしてしまうと、ご飯をよく噛まずに飲み込むのと同時に、大量の空気も一緒に飲み込んでしまいます。しっかりと咀嚼されていないフードは食塊となり、空気と合わさって胃を圧迫します。

この2つの条件が重なってしまうと、猫が早食いしたフードが逆流してしまうので、吐く行為へと繋がってしまうのです。

◆早食いのデメリット②咽喉にフードが詰まる

早食いをする際に、飲み込むご飯の量が多いと、咽喉に詰まったり誤飲したりすることがあります。

咽喉を通過するときに、唾液を含んだフード同士が密着してしまうと、そのまま咽喉に張り付いて気管を塞いでしまうことがあるので、注意が必要です。

猫が自分で空気を吐き出してフードを外に出すことが出来れば良いですが、フードの形状や高齢の猫の場合には、上手に吐き出すことが出来ないので、やはり早食いには何かしらの対策をして防止すべきであると言えるでしょう。

◆早食いのデメリット③胃拡張・胃捻転

胃の中でガスが発生し、胃液ととともに充満して大きく膨らんでしまうと、胃が回転しやすい状態になってねじれが生じるようになります。

胃が多量のガスで膨れ上がる症状を「胃拡張」、胃がねじれる症状を「胃捻転」と呼びます。

突然発症する病気となりますが、明らかな原因は解明されていないものの、水やご飯を食べた直後に胃が異常に反応する際に起きることもあるので、早食いも原因の一因になるのではと考えられています。

最悪の場合、短時間で死に至ることもあるので、他人事とは思えない病気であると言えますよね。

◆早食いのデメリット④肥満

早食いが慢性化してしまうと、満腹感を感じにくくなってしまい、常にご飯を欲しがるようになってしまいます。その度にご飯やおやつをあげてしまえば、食べ過ぎとなってしまうので、肥満へと繋がっていきます。

食べ物への執着が強い猫ちゃんほど、早食いをしてしまう傾向にありますので、健康管理の名目としても防止対策は必要なのではないでしょうか。

◆早食いのデメリット⑤栄養不足

早食いをして吐き戻しをしてしまう場合、ご飯で得られる栄養をまったく摂取出来ないことになります。

猫のご飯であるキャットフードには、一日に必要な栄養素が沢山詰まっています。食べてもすぐに吐くとなると、栄養を摂取することは出来ないですよね。

猫にとって早食いはメリットがまったく無いので、何かしらの対策をして早々に早食い防止をしなくてはいけません。


猫が早食いする時の対策は?

猫の早食いはデメリットが多く良いことは何もないので、早食い防止の対策を早急に行うようにしましょう。

具体的にどのような防止対策をすれば、効果が望めるものなのでしょうか?

◆食事の回数を増やす

朝と晩の2回に分けて食事を与えているのなら、回数をその倍以上に増やしてあげると良いかもしれません。

もちろん同じ分量のまま回数を増やすのではなく、回数を増やした分だけ1日の食事量を分割して与えてあげてください。

猫が一回の食事で食べられる量は、ネズミ一匹分とも言われています。ドライフードで言えば10~15粒程度となるので、一回の食事で沢山の量が必要なわけではないんですよね。

ただ、ご飯に執着している子や、他の猫などに横取りされるのを嫌がる子は、出された分だけ口にしてしまうことがほとんどです。

これらが早食いに繋がってしまうのなら、食事の回数を増やし、落ち着いて食事が出来る環境を整えてあげることも効果的ですよ。

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◆フードの与え方を工夫する

食事の回数を増やす以外にも、フードの与え方を工夫することによって、早食いを防止することが出来ます。

ドライフードを早食いし、吐き戻しをすることが多い子であれば、お湯でふやかして柔らかくすることによって、水分を含んだフードを舐めながら口に入れるようになるので、スピードを多少落とすことが可能となります。

また、与えた分だけご飯を早食いしてしまうのなら、ペットボトルを利用した対策もおすすめです。

ペットボトル(小さいサイズがおすすめ)をキレイに洗って乾かし、ドライフードの粒が出るぐらいの穴を数か所開けます。

その中に何粒かドライフードを入れると、ペットボトルから香るフードのニオイにつられて、猫は中にあるご飯を取り出そうと必死になるはずです。

触ったり転がしたりすることによって、何粒かこぼれ落ちてきますので、早食い防止はもちろん、肥満対策や運動不足解消にも役立ちますよ!

◆早食い防止の食器を使用する

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こちらの商品のように、早食いをしてしまうペット向けに開発された食器(フードボウル)もおすすめです。

フードボウルの内側には、中央部と側面部に突起をつけて、口に入るフードの量を減らすことが可能です。健康的にゆっくりと食事が出来るので、早食いの心配が要りません。

犬用の商品となりますが、Sサイズであれば猫も問題なく使用出来ますので、忙しいご家庭での需要は高いのではないでしょうか。

うまくご飯を食べられなくてストレスが溜まってしまい、食欲不振に陥ってしまうような場合にはすぐに使用を止め、別の防止対策を試してみてくださいね。


まとめ

猫の早食いは大きな問題ではないように思えますが、慢性化してしまうと猫の健康に悪影響を及ぼす可能性が高いと言えるでしょう。

要求鳴きをするほどご飯に執着し、すぐに食べ終わってしまうような場合には、早急に早食い防止の対策をしなくてはいけません。

飼い主さんに時間の余裕があるのなら、食事の回数を増やすことが理想的ですが、無理なようならペットボトルを利用した与え方や、食器を早食い防止のフードボウルに切り替えるなどをして、様子をみるようにしてみましょう。

猫によっては防止策に対してコツを掴んでしまい、また早食いに戻ってしまうこともあるので、長い目で対策をする必要があるかと思います。

猫は食事が大好きですから、与え方を工夫するということは、コミュニケーションにも繋がりますのでとてもおすすめです。様々な対策を用いて、早食いを防止させてあげてくださいね。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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