マンションでも猫が飼いたい!賃貸でもペットと暮らせる物件とは

2021.04.08

マンションでも猫が飼いたい!賃貸でもペットと暮らせる物件とは

猫を飼いたいと思ったときにまず考えることといえば、猫と一緒に暮らせる生活環境であるかどうかを考えることでしょう。 一軒家で暮らしているのなら家族の許可が必要となりますが、マンションやアパートなどの賃貸物件だった場合、誰に相談すればいいのか悩んでしまいますよね。 不動産屋に伝えれば、どんなマンションでも猫を飼うことは出来るのでしょうか? そして実際に猫を飼うことが決まった場合、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?

マンションでも猫を飼える?

マンション

自分の知り合いにマンション住まいで「ペットを飼っている」という人が居ると、「一軒家じゃなくてもペットは飼える」という認識に自然となっていきますよね。

実際にマンションのお宅にお邪魔した際に、猫などのペットが居れば、その気持ちはさらに現実味を増すことでしょう。

とくに猫は鋭い爪を持つことから、お部屋の壁や柱で爪を研ぐイメージが強いことからも、マンションのような物件で一緒に暮らすことは不向きなようにも感じますよね。

木造住宅ではなく鉄筋コンクリートの物件であれば、多少な問題ない気はしなくもありませんが…。

実際のところ、猫はマンションでも飼っても良いものなのでしょうか?

結論から言いますと、マンションでも猫を飼うことは可能です。

猫は狭い場所が好きなことからも、マンションのような間取りは猫向きだとも言われています。

一軒家のように夏と冬で急激な温度差が無いマンションは、猫にとって快適に暮らせる物件とも言えますよね。

そして一軒家よりも外に出にくい造りのマンションは、猫の脱走もある程度防げますので、完全室内飼いの猫には住みやすい環境なのかもしれません。

しかしそんな猫にとって住み心地の良さそうなマンションですが、猫を飼うにあたっていくつか注意しなくてはいけない点も存在します。

マンションでは必ず猫が飼えるといった認識のままで居てしまうと、いざ自分がマンションで猫を飼うとなったときに不動産とのトラブルが起きてしまう可能性も高いです。

マンションで猫を飼う際には、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。


マンションで猫を飼う時に気をつけること

窓の外を見る猫

マンションで猫を飼うことが決まったのなら、猫が住みやすい生活環境に整えることも大切ですが、猫を飼うことによって周囲に迷惑をかけないかの配慮も大切となってきます。

マンションのお部屋を購入しているのではなく、賃貸の場合はとくに注意が必要です。

以下の点に注意して、愛猫と快適で楽しい新生活をスタートさせるようにしましょう。

◆必ずペット可物件に住む

猫を飼う上で何よりも大切なのが、ペットの飼育が可能なマンションであるかどうかです。

賃貸のマンションの場合、必ずペットが可なのか不可なのかの規約が設けられています。

中には分譲マンションでもペット不可の物件があるそうなので、現在猫を飼っている、またはこれから飼うつもりでマンションに住む予定の方は、ペット可物件なのかの確認は怠らないようにしましょう。

「猫は家の外から出ないし、見つからなければ大丈夫」といった、安易な気持ちでペット不可の物件に住んでしまうと、後々トラブルになりやすいです。

たとえばお部屋のトラブルで修理業者が訪問したり、退去の際に猫による破損が見つかったりしてしまえば、猫と一緒に暮らしていたことがバレてしまうことに。

そのような場合、即退去や別途違約金を請求されてしまうこともありますので、猫が飼育出来るか出来ないかの確認は始めにしておくようにしましょう。

●あわせて読みたい
猫を賃貸で飼うためには?考えられるトラブルの対策法とお部屋の工夫について  >>猫を賃貸で飼うためには?考えられるトラブルの対策法とお部屋の工夫について<<
記事はコチラボタン

◆上下運動できるようにする

マンションには一軒家のように階段がお部屋の中に備え付けられてはいないので、猫が運動するとしたら廊下などの縦に長いスペースとなることが多いです。

お部屋の間取りや広さによって異なりはしますが、猫は縦に長い場所を活かして動くことよりも、上下に体を動かすことを好む動物として有名です。

階段があれば昇り降りが出来るので、猫にとって良い運動スペースとなりますが、マンションの場合はそのような場所の確保が難しいですよね。

ですのでうまくお部屋の隙間空間を使って、猫が上下運動の出来るスペースを作ってあげるようにしましょう。

家具の配置を工夫してステップを作ってみたり、キャットタワーを設置したりするなどの工夫をすれば、狭いマンションであっても猫はきっと満足してくれますよ!

◆騒音対策

マンションはたくさんの世帯が同じ建物内で生活しているので、騒音にも気を付けなくてはいけませんよね。

とくに2階以上の階に住んでいる方は、下の住民に迷惑にならないように心掛けなくてはいけません。

猫は体が小さいことからも、そんなに騒音を出すようなことをしない動物と思われがちですが、夜の大運動会や高いところからのジャンプなど、想像を超えた行動に出ることがあります。

もしそのような行動が深夜だった場合などには、余計に音が気になってしまうことでしょう。

ですので床には音が出ないようにカーペットやマットを敷いたりして、音を和らげるような工夫をしておくと安心です。

床を保護することによって、猫の爪による傷も防げますので一石二鳥ですよ。

◆脱走防止

マンションは一軒家ほど脱走の心配はありませんが、万が一のことを考えて脱走防止の対策も必要となってきます。

お住いのお部屋が高ければ高いほど転落の不安もありますし、無事に地上に着地出来たとしても、そのまま脱走して戻ってこなくなってしまう可能性もありますよね。

それらのことを踏まえた上で、マンションのあらゆる箇所に対策をしておくことをおすすめします。

ベランダに出てしまった際にも転落防止の柵や、玄関にも脱走防止の柵があれば安心ですよね。

そのような柵の設置が困難な場合には、ケージなどをお部屋に設置しておくと便利です。

洗濯物をベランダに干すときや、お買い物に行くときなどに愛猫をケージに入れておけば、脱走の心配がなくなりますよ。

●あわせて読みたい
猫が脱走する理由は?すぐにやるべき脱走猫の探し方・捕獲方法のコツ!

猫と暮らしていると、気をつけなければいけないのが、脱走です。室内飼いしていて外に逃げてしまったら、猫が無事でいるか、ちゃんと捕まえられるかどうか、とても心配になりますね。外に出た猫が無事で帰ってくるためには、どうしたらよいでしょうか。猫の探し方と捕まえ方には、コツがあります。猫が脱走する理由、できるだけ早く見つけるための探し方、見つけた時の捕獲の仕方についてご紹介します。

記事はコチラボタン


猫と暮らすマンション探しのポイント

「必ずペット可物件を選ぶ」という絶対条件のほかに、どのようなことに気を付けて物件探しをすればよいでしょうか。

いくつかポイントをご紹介いたします。

◆動物病院が近くにあるか

自宅の周りにはコンビニやスーパーなどお買い物ができる場所があるかを考慮して物件探しをする方は多いですが、猫を飼っている人にとって「動物病院が近くにある」ということも重要ポイントになってくるのではないでしょうか。

猫は体調を崩すこともありますし、ケガをしたり、ワクチンを打ったりと何かと動物病院にかかる場面が出てくるでしょう。

そんな時に信頼できる動物病院が近くにあると、とても安心できますよね。

特に車を持っていない方は、見つけた物件の近くに徒歩や自転車で行くことができる病院があるか必ず確認しましょう。

◆外を見ることができる窓があるか

「窓は猫にとってのテレビ」といわれています。

外にいかない猫でも、外で歩いている人々や車、飛んでいる鳥や虫などを見ていますよね。

そういった光景を見ることで、刺激になり、ストレス発散やボケ防止にもなります。

また、日当たりのいい窓辺はよい日光浴スポットになるでしょう。

窓がないおうちは滅多にありませんが、窓から周辺が見渡せるか、日当たりがいいかなどをチェックしながら物件探しをするとよいでしょう。

●あわせて読みたい
猫が窓の外を見る理由5つ!窓際好きなら猫窓ハンモックがおすすめ  >>猫が窓の外を見る理由5つ!窓際好きなら猫窓ハンモックがおすすめ<<
記事はコチラボタン

◆玄関と居室の間に扉があるか

ペット可能な物件であっても、意外と多いのが居室と玄関扉の間に扉がないタイプのお部屋です。

いわゆる「ワンルーム」と呼ばれるお部屋でなくても、ダイニングルームに玄関扉があるお部屋は築年数が経っている物件などに多いです。

このように普段猫が暮らしているお部屋と外につながる玄関扉の間を隔てるものがないと、愛猫を脱走させてしまう危険が高まります。

普段お外に興味を示さない子でも、何かの拍子にお外に出てしまう可能性は十分にありますよね。

このようなタイプのお部屋はできるだけ避けて、愛猫が脱走しにくい間取りのお部屋を探しましょう。

もちろん、間取りがしっかりしていても不注意から脱走させてしまう場合もありますので、プラスの対策を考えたり、閉め忘れなどが起こらないように意識をしっかり持つことが大切です。

◆多頭飼いの場合

猫ちゃんを2匹以上飼育している、いわゆる「多頭飼い」をしている方は多くいらっしゃると思います。

ペット可物件の中には複数飼育をできるところもありますので、引っ越しを機に2匹目をお迎えしたいと考える方もいるのではないでしょうか。

ここで注意したいのが、多頭飼いができるスペースがあるかどうかです。

複数の猫を飼うということは、その分だけくつろぎスペースやお水、トイレを増やさなくてはならないということです。

2匹目をお迎えするときには、すぐに一緒に暮らし始めるわけにもいかないため最初は別々の部屋で暮らしてもらう必要があります。

多頭飼いするのに十分な部屋数や広さがあることも、お部屋探しのひとつのポイントとして頭に入れておきましょう。

●あわせて読みたい
たくさんの猫と暮らしたい!多頭飼いは大変って聞くけど本当なの?  >>たくさんの猫と暮らしたい!多頭飼いは大変って聞くけど本当なの?<<
記事はコチラボタン


マンションで猫を飼う時におすすめのグッズ

マンションは狭いから猫が快適に暮らせないなどと、思われていらっしゃる方もいるかもしれませんが、飼い主さん次第で猫が快適に暮らせる方法はいくらでもあります。

賃貸でもお部屋を傷付けないグッズを、いくつかご紹介させていただきます。

◆ニャンコのツメみがき 3コパック

ニャンコのツメみがき 3コパック

やはりマンションのお部屋を猫に傷つけられないためにも、爪とぎの設置は必要不可欠です。

爪とぎが研げなくなってしまうと、壁や家具などで爪を研ぐようになってしまうので、古くなったら必ず新調するようにしてあげてくださいね。

大容量のお得なセットは、気軽に交換してあげることが出来ますし、マンションの各部屋に設置をすることが出来るのでおすすめですよ!

◆キャットポール

キャットポール

上下運動を好む猫のためにも、お部屋の隙間空間はもったいないので上手に使いたいものですよね。

空いたスペースを持て余しているのなら、スリムな突っ張りタイプのキャットタワーを設置してみてはいかがでしょうか。

ほんの少しの設置スペースがあれば良いので、狭いお部屋であったとしても圧迫感なく設置することが出来ますよ!

◆ペット用 廊下敷マット

ペット用 廊下敷マット スタンダード 450 2枚入り

マンション特有の騒音が気になるのなら、床にマットを敷いてみてはいかがでしょうか。

騒音だけでなく、床材を猫の爪で傷付くことも防止してくれるので、是非取り入れてみたいグッズであると言えますよね。

こちらの商品は汚れたら洗濯することも可能となり、お部屋に合わせてカラーも選べるので気に入ったお色を商品ページから選んでみてはいかがでしょうか。

◆ウッドワンサークル キャット 3段タイプ

ウッドワンサークル キャット 3段タイプ

猫の脱走防止や転落事故を防ぐのなら、ケージがあると安心出来ますよね。

マンションだと幅の広いケージを選ぶと場所をとってしまいますので、縦に長いケージを選ぶのがおすすめです。

トイレやフードを設置出来るスペースがあれば、長時間でも使用することが可能です。

ほかにも中にステップやハンモックが付いているケージは、普段使いももちろん出来ますので、きっと猫ちゃんも喜んでくれることでしょう。


まとめ

マンション

マンションの購入や借りるときには、「駅まで徒歩何分」「お風呂トイレ別」「周辺の環境」など、様々なポイントを押さえて選ぶことが多いですよね。

ですが猫を飼っている、またはこれから飼いたいと思っている方には、ペット可物件かどうかが最大のポイントとなってくることでしょう。

不動産や仲介業者から紹介してもらう以外にも、先任ではペット可物件だけの情報サイトや、賃貸サイトでも特集が組まれていたりします。

ペットブームにより、東京以外でもペット可物件はどんどん増えてきていますので、情報をこまめにチェックしておくと良いでしょう。

ペット可か不可か記載がない場合は、紹介ページの詳細をチェックしてみてください。

どこにも記載がないようでしたら、紹介元に問い合わせをしてみると教えてくれますので、猫と暮らす場合は必ず猫を飼っても平気なお部屋を探し、後にトラブルが起きないようにするようにしましょう。

快適な愛猫とのマンション生活をエンジョイするためにも、さまざまなポイントを押さえて理想的なマンションを選んでみてくださいね!



– おすすめ記事 –

・猫が引っ越し先で出てこない!慣れない新居でのストレス解消法は?
・猫と引っ越しする時は車?電車?飛行機?準備~当日までの注意点
・【一人暮らし】猫を飼うと費用はどれくらい?一人暮らしの人が猫と暮らす時のポイント
・【いい夫婦の日】ペットが夫婦仲に大きな影響を与える!?夫婦でペットを飼う時のルールとは?


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


記事に関するお問い合わせはこちら