ペルシャ猫の毛のお手入れについて。頻度や抜け毛対策まで細かく解説します!

2020.05.28

ペルシャ猫の毛のお手入れについて。頻度や抜け毛対策まで細かく解説します!

ペルシャは、ボリュームのある被毛に包まれ、とても華やかな猫ちゃんです。 美しい外見を保ち続けるには、日頃のお手入れが不可欠。 大好きなペルシャのために、お手入れ頻度や抜け毛対策を知っておきましょう。

【目次】
1.ペルシャ猫はどんな被毛?
 1-1.◆ダブルコートで厚みがある
 1-2.◆柔らかな長毛

2.長毛種&ダブルコートだからペルシャは抜け毛が多い
 2-1.◆猫の換毛期とは?

3.お手入れが足りないとどうなるの?
 3-1.◆せっかくの綺麗な見た目が残念なことに…
 3-2.◆毛球症のリスクがある
 3-3.◆皮膚炎になるかもしれない
 3-4.◆脱毛症になることも…

4.ペルシャの美しい被毛は、飼い主さんのお手入れが深く関係している
 4-1.◆どのくらいの頻度でブラッシングすべき?
 4-2.◆ブラッシングの注意点は?
 4-3.◆長毛種に合ったグッズを使う
 4-4.◆シャンプーはした方がいい?

5.ブラッシングには嬉しい効果がたくさん

6.掃除も大事な抜け毛対策

7.まとめ

ペルシャ猫はどんな被毛?

猫の被毛は、毛の構造の種類「シングルコートorダブルコート」、毛の長さを分ける「長毛種or短毛種」と分類されています。
毛の構造や、毛の長さによって被毛の分量や見た目の雰囲気がだいぶ変わるでしょう。

ペルシャは、このうち「ダブルコートと長毛種」の猫種です。

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◆ダブルコートで厚みがある

ダブルコートの被毛を持つ猫は、紫外線や外の刺激から皮膚を守ってくれる「オーバーコート」、その下に生え保温効果の高い「アンダーコート」に覆われています。

ペルシャのアンダーコートは細くてとても柔らかいのが特徴です。
密集して生えていることで寒い時期にはかなり温かいでしょう。
まるで防寒着を着ているように、ペルシャの冬を快適にしてくれるかと思います。

また、ペルシャは、顔周り、足、胸周り、背中、しっぽまでモフモフ。
体全体が「毛」で覆われているので、被毛はとても厚みがあります

◆柔らかな長毛

ペルシャは長毛種で、かなりエレガントな雰囲気です。
ボリューミーな被毛に包まれ、上品で高級感がありますね。
とても柔らかい毛質なので、シルクのような触り心地です。
ペルシャと一緒に暮らせば、撫でているだけで幸せな気持ちになるでしょう。


長毛種&ダブルコートだからペルシャは抜け毛が多い

さきほどお伝えしたように、ペルシャは長い毛という特徴に加え、ダブルコートの被毛を持っています。

ダブルコートは、アンダーコートで保温効果を調整しているので、季節によって抜け毛量が変化します。

◆猫の換毛期とは?

猫の毛が誕生して成長が止まるまでを「毛周期」と言います。
被毛が生まれて伸び続ける時期を「成長期」、成長が衰退する時期を「退行期」、新しい被毛が生まれるのに伴い古い毛が抜ける時期を「休止期」という流れで、毛が生えたり抜けたりしています。

猫の毛は、1つの毛穴からたくさんの本数が生え、人間の頭髪の本数と比較して、10倍ものボリュームがあると言われています。
そのため、抜け毛が多くても皮膚が見えるくらい薄くなることがないのですね。

ただ、ペルシャのようにダブルコートの構造の猫は、「夏毛になる頃」「冬毛になる頃」でアンダーコートのボリュームが変わるために、毛がごそっと抜けるのです。
この時期を「換毛期」と言います。

夏の毛になる頃には毛が抜けて通気性がよくなり、逆に冬の毛になる頃には柔らかなアンダーコートが密集して生えてボリュームがアップ。
夏は暑いので、被毛をスッキリさせなければ通気性が悪く熱がこもってしまいます。
涼しく、通気性を高めるために、抜け毛が増えるでしょう。

ただ、最近では、季節関係なく、室内で適温空間にいる猫ちゃんも多いため、「寒いから毛がどんどん生えてくる」「暑いから毛が抜ける」とは一概に言えず、年間を通して抜け毛の対策は必要と言えるでしょう。

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猫を飼う上で気になる問題の一つが「抜け毛」です。特に夏や冬など、季節の移り変わりの時期には抜け毛の量が増え、掃除が大変で苦労する飼い主さんも多いでしょう。ついついブラッシングなどを怠ってしまう場合がありますが、お手入れをしてあげないと後に毛玉となり、最悪の場合は皮膚炎になってしまう事もあります。また病気やストレスによる抜け毛にも注意が必要です。猫と暮らしていく上で身近な抜け毛問題について、原因や対策をご紹介していきたいと思います。

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お手入れが足りないとどうなるの?

お伝えしたように、お手入れが欠かせない猫ちゃんです。
「お手入れ」が不足すると、どんなことが起こるのでしょうか。

◆せっかくの綺麗な見た目が残念なことに…

ペルシャの毛は、オーバーコートもダブルコートも長いです。
そのため、ブラッシングが不足すると毛の流れが整わず、毛がもつれるでしょう。
本来エレガントでふわふわなはずのペルシャの毛は、ブラッシングをしなければ、人間で言う「ボサボサ頭」のような状態になるかもしれません。
ペルシャの魅力を半減させないためにも、ブラッシングでのお手入れはしっかりと行いましょう。

◆毛球症のリスクがある

猫は、自分でグルーミングする習性がありますが、その際にたくさん飲み込むことで毛球症のリスクがあります。
毛球症とは、舐めた毛が消化器官に詰まってしまうことです。
本来、舐めた毛は、吐いたり便を出したりして、体の外に出すことが可能。
でも、毛を飲み過ぎた結果、お腹のなかで毛が「球」のようになってしまいます。
それが大きくなるほどに、気管を通れずに詰まり、「毛が吐き出せない」「排便もできない」と体調を悪化させる原因になります。

ペルシャは、オーバーコートもアンダーコートも、どちらも長く、毛の量も多いので、ブラッシングでこまめに猫の体から抜け毛を取ってあげないと、それだけ猫のグルーミング時の飲み込み量が増えます。
それに、換毛期になるとさらに毛球症のリスクが出てきます。
飼い主さんのブラッシングによって、防げる症状なので、注意してあげましょう。

◆皮膚炎になるかもしれない

長毛種のペルシャは、ブラッシングで毛並みを整えないと、よく絡まります。
毛質も柔らかなので絡まりがそのまま放置されれば、こんがらがった毛がまるでフェルトみたいに固まります。

これを毛玉といい、厚みを帯びた毛玉は通気性が悪くなるため、「汚れ」「菌」「ホコリ」などが埋まってしまいがち。
それが蓄積されると菌が増え、痒みや炎症を引き起こします。
抜け毛を定期的に取り除いてあげられれば、空気も通りやすくスッキリします。
ペルシャの皮膚炎を避けるため、ブラッシングを日課にすることが大事です。

◆脱毛症になることも…

換毛期になると、「部屋に猫の抜け毛がいっぱい!」「洋服にたくさん毛がつく」「歩くたびに毛が舞う」など、抜け毛の多さが気になるかと思います。
季節に合わせて毛がたくさん抜けるのは、病気ではありません。

ただ、注意したいのは、部分的に抜けすぎることです。
皮膚炎になると、その部分を中心に極端に抜け毛が増え、皮膚が見えてしまうこともあります。
かゆみや痛みを伴うので「かゆい!気になる!」というように、猫が過剰に舐めすぎることが原因かもしれません。

お手入れしながら皮膚状態をチェックすることはもちろん、「皮膚をかゆがっていないか」「舐めすぎていないか」など、日常的な様子もチェックしておきましょう。


ペルシャの美しい被毛は、飼い主さんのお手入れが深く関係している

ペルシャのような長毛種にとって、飼い主さんの「お手入れ力」は綺麗な見た目や清潔さを保つためのカギになります。
どんなお手入れをすべきでしょうか。

◆どのくらいの頻度でブラッシングすべき?

ペルシャの毛のお手入れの「基本」はブラッシングです。
ただ、定期的にブラッシングすべきと分かっていても、「どのくらいやるの?」と思う飼い主さんも多いでしょう。

ペルシャのように毛が長くて、毛量が多い場合、1日1回のブラッシングを目標にするのがおすすめです。
換毛期になると、抜け毛がかなり増えるため、さらに回数を増やすといいでしょう。
1日に2回以上、やさしくブラッシングしてあげてくださいね。

◆ブラッシングの注意点は?

ブラッシングで大事なのは、猫のストレスにならないような配慮です。

「機嫌が悪そうなときにやる」「嫌がっているのに無理やりやる」「力を入れ過ぎる」などは、猫のブラッシング嫌いの原因になるので注意しましょう。
慣れるまでは、軽くブラシをあてたり、手で触れる程度でもOKです。

時間も数分程度と短めでも、「ブラッシングは気持ちのよいこと」と覚えさせてあげると、毎日のブラッシングに苦労せずに済むかと思います。

◆長毛種に合ったグッズを使う

猫のブラッシングで必要になるグッズが「ブラシ」ですが、いくつかの種類があります。

「ブラッシングできればどれでもいい」という訳ではなく、それぞれの特徴を理解しなければ、せっかくのブラッシングの時間も無駄に終わってしまうかもしれません。

長毛種の毛のほつれをほぐしたり、抜け毛を取るのに適しているのは、金属製の細い針金のような構造の「スリッカーブラシ」。
そのほか、先端に丸状のピンがついている「ピンブラシ」、獣の毛でできている「獣毛ブラシ」などもあります。

毛並みを整えたりツヤを出す効果があるので、いくつか併用してブラッシングするのがいいかと思います。
市販のブラシには、「長毛種用」「短毛種用」などの記載があったりするので、それぞれのブラシやコームの特徴を知って、ペルシャに合わせたものを選んであげましょう。

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●抜け毛や不要毛を細かく除去する、日常ケアの必需品●中・長毛種の小型犬や猫に適した、皮膚にやさしいスリッカー●さびにくくて長持ち。ソフトタイプのステンレスピン●長時間でも使いやすく、手が疲れにくいハンドル

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◆シャンプーはした方がいい?

換毛期には抜け毛が特に増えるので、「抜け毛対策」としてシャンプーするのもおすすめです。
シャンプーでは体のニオイや汚れを取るだけでなく、抜け毛を取る効果も期待できます。
清潔にするために必要なシャンプーですが、あまりやると油分が失われて逆に皮膚への負担が増えます。
1~2か月に1回程度を目安にするといいとも言われていますが、猫ちゃんの状態によって調整してあげましょう。

猫用の刺激が少ないシャンプーを選ぶことはもちろん大事ですが、洗い方にも「丁寧さ」が求められます。
すすぎが足りずに泡が残っていたり、乾かし方が悪くて湿気が残っていたりすると、皮膚炎のリスクが高まります。
「泡をしっかりすすぐ」「洗浄後にはしっかりと乾かす」など、きちんと洗ってあげましょう。

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ブラッシングには嬉しい効果がたくさん

ペルシャを飼うなら、美しい被毛を守るためにブラッシングは欠かせません。
ブラッシングにはマッサージ効果もあるので、皮膚が健康に保たれます。
健やかな皮膚からは、これからも美しい被毛が育つことでしょう。
そのほかにも、ブラッシングで得られる効果はいくつかあります。

「抜け毛を取り除く」「皮膚炎や毛球症のリスクを減らす」ということはもちろん、愛猫の心を落ち着かせることができます。
基本的に、猫は心を許した相手でないと、体全体を委ねないものです。
そのため、「飼い主さんに撫でられている」ことで、ペルシャは飼い主さんからの愛を感じることができるでしょう。

ブラッシングは、見た目の美しさの維持や、健康効果に加えて、ペルシャとの距離を縮める効果もあるのです。

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掃除も大事な抜け毛対策

ブラッシングをこまめにすることで、ペルシャの抜け毛を飼い主さんの手によって、取り除いてあげることができます。

ただ、自然に抜けていく毛もありますし、ブラッシングの後に部屋に落ちてしまうこともあるでしょう。
抜け落ちた毛がそのまま床に落ちていると、「飼い主さんの衣類につく」「ソファーやカーペットにもびっしり付着している」と、抜けた後の毛にも困るものですよね。
それに、落ちたままでは、再び愛猫の体に付き、衛生面でも不安が残ります。
ブラッシングの後に、丁寧にお掃除するまでが「抜け毛対策」と言えるのかもしれませんね。
掃除機やモップなどですべてを取り除くのは難しいため、ウェットシートや粘着テープなどで、抜け毛を見つけたときにこまめに掃除をするようにしましょう。


まとめ

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ペルシャは、美しい被毛で人々を魅了する猫です。
それは、飼い主さんの丁寧なお手入れによってもたらされるものです。
忙しいからと愛猫のブラッシングの頻度が足りないと、せっかくの艶々が「パサパサ」「ボサボサ」になるかもしれません。

しかも、お手入れをしなければ、毛球症や皮膚炎を起こすなど愛猫の健康面も心配です。
ペルシャはダブルコートで長い毛なので、換毛期になるとたくさんの抜け毛に悩まされるでしょう。
「毛のお手入れ」をしっかり行い、ペルシャの美しさをキープしてあげましょう。
愛猫のお手入れをしてあげることは、絆を深める時間にもなります。
お手入れの時間はかかりますが、その分ペルシャの美しさは高まり、そして愛情も注いであげられるでしょう。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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