猫の遊び場にベランダはOK?ケージを用いて快適な場所を提供しよう!

2021.07.16

猫の遊び場にベランダはOK?ケージを用いて快適な場所を提供しよう!

猫は自由気ままな生き物だからこそ、好きなときに外に出してあげたい!と考えている飼い主さんも多くいらっしゃることでしょう。 ですが外には危険がいっぱいなので、猫と一緒に暮らすのであれば、完全室内飼いこそが理想と言えますよね。 せめて外の雰囲気を味あわせてあげたいのなら、ベランダにケージを設置してみてはいかがでしょうか? 猫ちゃんの生活の質を向上するためにも、行動できる範囲を広げていきましょう!

猫はベランダが好き?

ベランダで外を眺める猫

基本的に行動範囲の狭い猫は、家の中で暮らしていても、不自由なく生活してくれる動物でもあります。

家の中には外の世界のような危険がないので、ついついその平和な環境に退屈し、外の世界に思いを馳せることがあるのかもしれません。

猫の先祖は砂漠で暮らしていた野生のハンターでもあり、その名残からも、窓の外にいる動く鳥や虫などを見て、飼い主さんの隙を見て脱走を試みる子も居ますよね。

そのような自由を求める猫に対して、脱走しないような対策をされている飼い主さんも、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

猫の外に出たい欲求を我慢させてしまえば、猫はさらに外に出たがるようになってしまいますし、何よりもその欲求からどんどんストレスを溜めてしまうことでしょう。

脱走ではなく、自分の目の届く範囲で外に出すことができたとしたら…。

そんな飼い主さんに是非有効活用していただきたいのが、ご自宅にあるベランダのスペースです。

窓を一枚隔てているだけで、窮屈さを感じていた猫は、ベランダを開放することによって、劇的に生活の質が上がったことを感じ取ってくれるはずです。

そもそも脱走を試みる時点で、エネルギーが有り余っている証拠でもありますし、外と家の中を自由に行き来できる空間があれば、脱走を企てることも止めてくれるはずですよね。

ベランダから見るそとの世界は、家の中よりも広いですし、なによりも風や外のニオイを体全体で感じることができます。

ばっちり対策をしたうえで猫ちゃんにベランダを使ってもらえれば、日向ぼっこやパトロール、遊び場として活用してもらえるでしょう。


猫をベランダに出す時には…


猫に解放感を味わってもらうために、ベランダの出入りを自由にすることは、猫にとってはとても嬉しいことですが、何も注意することなく、ベランダに出しても問題はないのかも気になりますよね。

猫をベランダに出そうと決めた際には、どんなことに注意をして、愛猫の安全を守ってあげるべきなのでしょうか。

◆マンションやアパートの場合はルールを確認

猫と一緒に暮らしているご家庭が、マンションやアパートの場合は、ベランダに猫を出しても平気なのか、賃貸の契約を今一度確認してみましょう。

賃貸の場合、契約している自分の部屋のベランダと、隣の部屋のベランダとをつなぐ、共用部分があることが多いです。

共用部分は災害などの非常時に行き来ができるように、パネルの下に隙間がありますよね。

猫が脱走しないために、その部分を塞ぎたいと思うかもしれませんが、その場所には物を置いてはいけないといった規約があることがほとんどです。

このようにマンションやアパートなどには、少なからずその建物のルールが必ずありますので、契約書を見直して確認するようにしましょう。

◆脱走や転落に注意

ベランダに猫を出すときに一番気をつけたいことといえば、脱走や転落を上げることができます。

ベランダの位置が2階以上の場所にあったとしても、運動神経の良い猫は、自分の体が通る隙間さえあれば、上手にフェンスや柵を使って、下まで降りることが可能です。

ですが高層マンションのように、ベランダが高い位置にある場合は転落の危険性も考えておかなくてはいけません。

また、警戒心の薄い子猫や高齢の猫なども転落してしまう危険がありますので、十分な対策をしてからベランダに出してあげるようにしてください。

猫に自由を与えたくてベランダに出したはずなのに、逆に猫の自由を奪ってしまうことにもなりかねないので注意が必要となるでしょう。

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◆ケージに入れるなど工夫をする

愛猫を危険に晒さないためにも、ベランダが安全な場所でなくてはいけません。

簡単に猫が脱走できるような場所であっては、飼い主さんも安心して愛猫をベランダに出すことはできませんよね。

猫が通れるような隙間は通れなくし、ベランダの柵を飛び越えて脱走してしまうようならば、柵などで防止対策をすることも大切です。

持ち家であれば業者の方に頼んで、ベランダをリノベーションしてみるのもおすすめですが、難しいようでしたらケージを活用してみてはいかがでしょうか。

ケージは家の中で使うだけでなく、ベランダで使用することによって、外の解放感をそのまま味わうことが可能です。

ケージは格子状の網で囲われていますので、陽の光をそのまま浴びることができますし、外の風を存分に感じることもできるのです。

飼い主さんが目を離しても、ケージの中に愛猫が居るのであれば安全ですので、ベランダに猫を出したいのであれば、便利なケージを利用してみてはいかがでしょうか。


ベランダに置ける猫用ケージ

普段からケージを利用していないご家庭であれば、この機会にケージの購入を検討してみるのもおすすめです。

昨今のペットブームにより、ケージなどのペット用品も、さまざまなサイズの商品が販売されており、非常に選びやすくなっています。

猫の数や、ベランダの広さを考慮して選べるのが嬉しいですよね。

猫用のケージを選ぶ際には、どんな商品を選ぶべきなのでしょうか?

◆丈夫なもの

ケージを選ぶときは、強度のある丈夫な商品を選ぶようにしましょう。

ベランダは家の一部であっても、外であることに変わりはないので、猫が暴れても壊れないような商品こそが望ましいです。

人気の売れ筋の商品を参考にするのも良いですが、そのような商品は家の中での使い勝手が評価されているので、あまり参考にすることができません。

ベランダで使用するのであれば、断然強度のある商品こそが理想的です。

丈夫で長く使うことのできる商品でしたら、室内で普段使いをすることもできますので、購入の際はしっかりと商品の詳細を吟味して、理想のケージを見つけてくださいね。

◆背が高いもの

せっかくケージを購入するのであれば、強度がある上に、なるべく背の高い商品を選ぶのが良いでしょう。

その理由として、猫は上下運動を得意とし、高い場所を好む傾向があるからです。

ベランダのフェンスが柵状ではない場合、体の小さな猫がベランダに出ても、外の世界を広く見渡すことができません。

その点背の高いケージであれば、ケージ内にステップが付属されていますので、キャットタワーのように、高い位置から外の世界を見渡すことができるのです。

普段の目線の高さでは、見ることのできない世界を一望できるので、猫ちゃんの好奇心はいっそう高まり、ベランダが特別な場所になってくれるはずです。

また、縦に長い商品であれば余ったスペースで洗濯を干したり、ガーデニングを楽しんだりすることもできますので、スペースを有効に使うことができますよ。

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◆DIYで柵を作る

なかなか飼い主さんが気に入るようなケージを見つけることができないようでしたら、ベランダに柵を手作りしてみてはいかがでしょうか。

手作りであれば飼い主さんの理想に近づけることができますし、ケージを購入するよりも金額を抑えることもできますよね。

もともとあるベランダのフェンスに、柵を追加で付けるのでしたら、100円ショップで売っている商品を利用することも可能です。

さらにホームセンターなどの量販店に足を運べば、たくさんの素材が売られているので、DIYの幅も広がります。

猫が通り抜けできない柵を作る必要があるので、猫の頭のサイズが何cmか測っておき、頭よりも幅が狭いサイズの素材を探してみましょう。

柵を作るのが難しいと感じた場合には、鳥の侵入を防ぐ編み目の細かいネットなども販売されているので、ベランダ全体を覆うようにして設置してみてはいかがでしょうか。


まとめ

ベランダにいるベンガル猫と花

外に出たがる猫に対して、出さないような対策を考える飼い主さんがほとんどだと思います。

ですが我慢をさせるということは、少なからず猫はストレスを抱いているはずですので、少し考え方を変えて、安全に外に出してあげる方法を考えてみることもおすすめです。

その中で家のベランダを利用すれば、外の世界の雰囲気を味わえる上に、開放的な空間で遊ぶことによって、ストレス発散につながってくれることでしょう。

しかし何の対策もせずに愛猫をベランダに出してしまうと、危険な目に遭わせてしまう可能性も否めませんので、万全な対策をしてから出すようにしてあげてください。

賃貸であってもケージを利用すれば、すぐにでも猫をベランダに出すことができますので、購入の際には丈夫で背の高い商品を選びましょう。

ケージはベランダだけでなく、室内でも利用できる便利な猫用アイテムとなりますので、購入を悩んでいるのであれば、この機会に購入を決めてみてはいかがでしょうか。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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