猫が獲物を捕まえた後、おみやげとして持ってくる心理が知りたい!

2020.10.31

猫が獲物を捕まえた後、おみやげとして持ってくる心理が知りたい!

私たちをなにかと驚かせてくれる猫の行動ですが、中でも狩りをした獲物を飼い主のもとへおみやげとして、持って帰ってくることではないでしょうか。 愛猫からの贈り物だと思えれば良いのですが、おみやげの対象はネズミや昆虫など、始末に困ってしまうようなものばかり…。 猫はなぜ自分で捕まえた獲物を、飼い主さんのもとに持ってくるのでしょうか? この不思議な行動の裏に隠された、猫の気持ちを探っていきましょう!


猫がおみやげを持ってくる理由

猫と一緒に暮らしていると、飼い主もびっくりするような行動がありますよね。

なかでも何かを口に咥えて飼い主の元にもってくる、「おみやげ」という行動には、慣れないという飼い主さんも多いことでしょう。

外と家の中の出入りが自由な猫であれば、スズメやネズミなどを生きたまま持ってくることがあるので、その後の始末にも困ってしまうことかと思います。

もちろんすべての猫ちゃんが、このような行動をするわけではありませんが、一定多数の猫がこのような行動をしている限り、何かしらの理由が隠されているはずですよね。

飼い主さんのもとにおみやげを持ってくる猫の心理として、考えられる理由は以下の通りです。

◆野生本能

獲物を狩るという行動は、猫の狩猟本能が大きく関係しています。

猫の祖先は野生で生活していたヤマネコなので、生き抜くために自分で狩りをして獲物を仕留め、その獲物を食べることによって命を繋いできました。

もちろん子猫が居れば獲物を分け与えますし、獲物を咥えて持ち運ぶといった行為も、猫にとっては日常的な行動だったことがうかがえます。

とくにこのような行動するのは、子猫の世話をするメス猫に多く、現代を生きる猫たちの中にも野性本能として、潜在意識の中に残っているのかもしれません。

飼い主さんのことを大切な家族と思っているからこそ、お腹を空かせていては可哀相だと思って、おみやげを持ってきてくれているのかもしれませんよね。

完全室内飼いの猫ちゃんでも、おもちゃを咥えて持ってきたり、室内に侵入したゴキブリなどを狩って持ってきたりすることがあるので、家猫だからといって、おみやげを持ってこないというわけではないようです。

◆自慢している

猫にとって生きている獲物を仕留めるということは、自分の身体能力が健在であることの表れでもあるので、頑張ったことを誰かに自慢したいと考えていても不思議ではないでしょう。

獲物が大きければ大きいほど、頑張った自分を褒めてほしいと思うのは、猫も人間も一緒と言えるのかもしれません。

敢えて飼い主さんに気付いてもらえるように、おみやげを持ってくるのであれば、自慢している証拠ですので、叱ったりせず言葉で褒めてあげましょう。

◆狩りを教えている

狩った獲物を生きたまま持ってくるのであれば、飼い主さんに狩りを教えている可能性が高いです。

猫は飼い主さんのことを人間として認識しているのではなく、同じ動物(猫もしくは我が子)だと思っているので、自分がお世話をしているつもりなのかもしれません。

自分で獲物を狩ることのできない未熟な飼い主さんに、生きた獲物を解き放つことによって、正しい獲物の仕留め方を教えてくれているのです。

手がかかる子ほど可愛いと思っている可能性も高いので、何度も何度も生きたおみやげを持ってくるのであれば、一人前の猫にしようと親猫の義務を果たしている証拠です。


猫がおみやげに持ってくるもの

猫のおみやげの対象になりやすいのは、食べ物やおもちゃなどの動かないものばかりではなく、動くものの方が猫の狩猟本能をくすぐります。

猫のおみやげになりやすいのは、以下のような生き物です。

◆虫(バッタ、ゴキブリなど)

私たちの生活環境に生息する昆虫は、おみやげとして猫が認識することが多いようです。

ある程度の大きさのあるバッタやゴキブリは、不規則な動きをすることからも、猫の狩猟本能をくすぐり、夢中で狩りをすることでしょう。

◆鳥

空を自由に飛ぶことのできる鳥も、猫にとっておみやげの対象になりやすいです。

とくに狩りが得意な若い猫であれば、難易度の高い狩りに挑戦しようとするので、スズメやハトといった鳥を仕留め、おみやげとして持ってくることはよくあります。

家の中で放たれてしまえば、大惨事となってしまうので、まだ生きている場合にはすぐに自然に戻すようにしましょう。

◆金魚

魚も猫の狩猟本能をくすぐる生き物なので、水槽で飼われている金魚なども猫に狙われやすいです。

猫は前足を器用に使うことができますし、水が苦手であっても、その先に狙った獲物が居れば、水を恐れることなく狩りをする猫ちゃんはたくさん居ます。

水槽の中の金魚はゆったりと泳ぐので、猫にしてみれば簡単に捕まえられるように映っているのかもしれません。

◆トカゲ

トカゲなどの爬虫類は、静と動のバランスがとれた生き物なので、見つけた瞬間猫は夢中にさせられてしまうはずです。

最近では爬虫類を飼育する方も増えていますので、もし猫と一緒にトカゲなどの爬虫類を飼育する場合には注意が必要でしょう。

◆ネズミ

猫の獲物といったら、ネズミを忘れるわけにはいきませんよね。

ネズミのような小動物は、本来猫のエサとして狩られていたので、現代の猫がネズミに興味を持つのも不思議な話ではありません。

しかしネズミは様々な菌やウイルスを持っているので、できることならおみやげにしてほしくないNO.1の動物と言えるのではないでしょうか。

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猫の持ってきたおみやげはどうしたらいいのか

猫は飼い主さんのためにおみやげを持ってくることは明確ですが、その後の対応に困ってしまいますよね。

愛猫の気持ちを汲んであげるためにも、どのような対処法を用いるべきなのでしょうか。

◆そっと捨てる

愛猫には申し訳ない対処法となりますが、おみやげが死んでいるのであればそっと捨てるしかありません。

もちろん愛猫の目の前で処分するのではなく、愛猫が見ていないところで行動に移してください。

どんなおみやげにせよ、愛猫から飼い主さんへのプレゼントに違いはありませんので、愛猫に悲しい気持ちだけはさせないようにしましょう。

◆おもちゃで遊ぶ

おみやげを生きた状態で持ち帰ってきた場合は、まだ狩りが終わっているわけではなく、狩りは継続中ということになります。

そのような場合は興奮が収まっていないことが多いので、愛猫の気を紛らわすためにも、おもちゃを使って遊んであげてください。

おもちゃに意識が移ってしまえば、自分で持って帰ってきたおみやげのことを忘れているかもしれませんので、忘れたころに見つからないように処分してください。

◆ベランダに逃がさない

猫が持ってきたおみやげが生きていた場合、外やベランダに逃がす考えが浮かびますが、家の敷地内に放ってしまうと、猫が再度追いかけるために脱走する可能性があるのでおすすめできません。

自分が一生懸命捕まえた獲物を飼い主さんが逃がした姿を見てしまえば、飼い主さんへの信頼も薄れてしまいますので注意が必要となります。

◆持ってきたことを認めてあげる

おみやげを持ってくることを叱るのではなく、その行動を認めてあげることも大切です。

愛猫の気持ちをしっかりと受け止め、感謝の気持ちを言葉と態度で示してあげましょう。

おみやげをすぐに処分したい気持ちを堪え、満足した様子を見せないと、気に入ってもらえなかったと勘違いし、別のおみやげを持ってくる可能性もあるので注意してください。


もしも猫がおみやげを食べてしまったら

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猫はたとえお腹が空いていなくても、狩りを楽しむことがありますので、基本的には心配要りませんが、まれにおみやげをそのまま食べてしまうことがあります。

猫が狩猟のターゲットにする昆虫や小動物は、猫に直接的な害がないかを本能的に見極めているので、食べても問題がないことがほとんどです。

ですがなにかしらの要因が重なり、おみやげが有害な菌やウイルスを持ち合わせていた場合には、猫が中毒症状を引き起こしてしまう危険性も否めません。

愛猫の安全と飼い主さんの安心を得るためには、動物病院を受診し、体に異常がないかを診てもらうのが一番です。


猫のおみやげをやめさせる方法

猫からの愛情表現でもあるおみやげですが、やはり愛猫が獲物を咥えている姿はショッキングでもありますし、感染症や中毒症などの危険性もあるので、できることならおみやげを持ってくることをやめさせたいところですよね。

どんな方法を用いれば、愛猫はおみやげを持ってくることをやめてくれるのでしょうか?

◆完全室内飼いにする

飼い猫であってもチャンスがあれば、外の世界に遊びに行きたいと思ってしまうのが、猫という動物です。

外の世界の昆虫や小動物を、おみやげとして持ってくることが多いのであれば、完全室内飼いに切り替えるのが一番ではないでしょうか。

室内飼いになればおみやげを持って帰ってくるだけでなく、事故や感染症の予防にも繋がるのでおすすめです。

◆たくさん遊んであげる

昆虫や小動物に狩猟本能が目覚めてしまうのは、捕まえたい欲求が満たされていない証拠です。

普段から運動不足の場合や、おもちゃなどで遊ぶ時間が少ない場合には、自然界の動くものに興味を持ちやすくなってしまいます。

遊ぶときはしっかりと遊び、毎日の生活にメリハリをつけると良いでしょう。

◆防虫剤は使ってもいいのか

愛猫を完全室内飼いにしているからといって、部屋の中に昆虫や小動物が侵入してこないとは限りませんので、防虫剤を用いて予防を試みようと思う飼い主さんは多いことでしょう。

ですが防虫剤の中には殺虫効果のある商品もあるので、猫が誤って口にしてしまえば大変危険です。

ほかにも昆虫の嫌がる植物の精油なども、猫は分解できる酵素を持っていないので、家の中で使用せず、完全室内飼いか、たくさん遊ぶなどの対策を用いて予防してあげてくださいね。

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まとめ

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愛猫が飼い主さんのもとにおみやげを持ってくる気持ちを、今回はご紹介させていただきました。

飼い主さんにとっては迷惑な行為であっても、猫にしてみると飼い主さんをおもっての行動なので、蔑ろにすることはできませんよね。

ですのでその気持ちはしっかりと受け止め、愛猫をがっかりさせないためにも、対処方を用いて適切な対応をしてあげてください。

そして狩りをしたい欲求を満たしてあげるためにも、普段から愛猫としっかりコミュニケーションを図り、たくさん遊んであげてくださいね。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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