猫のマーキングについて知りたい!原因を追究して対策をしよう!

2020.11.14

猫のマーキングについて知りたい!原因を追究して対策をしよう!

猫には様々な習性があり、飼い主さんの頭を悩ませる問題も多く存在しています。 その中でも困ってしまう猫の行動といえば、「マーキング行為」ではないでしょうか。 猫にはマーキングをする理由があったとしても、飼い主側からしてみれば、粗相と同じことなので、しっかりと対策をしておかないと、大変なことになり兼ねませんよね。 猫はどのような理由でマーキングをし、マーキングを止めさせるにはどのような対策を行うべきなのでしょうか。

猫がマーキングをしてしまう理由は?

マーキングとはしるしを付けるといった意味を持ち、猫がマーキングを行う目的は、自分のニオイを付けて、縄張り(テリトリー)を主張する行為となっています。

家猫の場合、外敵に侵入されて自分の居場所を占領されるわけでもないのに、なぜ室内でマーキング行為をする必要性があるのか不思議に感じますよね。

果たして、猫はどのようにしてマーキングを行うのでしょうか。

◆マーキングの種類

マーキングとは

一言でマーキングと言っても、猫はいくつかのニオイ付けの行為を、使い分けをしていると考えられています。

猫が行うマーキングの種類は、以下の通りです。

・濃いおしっこをかけるスプレー行為
・自分の頭やアゴを擦り付ける行為
・爪をとぐ行為

一般的にマーキングという言葉を聞いて思い浮かべるのは、自身のおしっこをかけるといった、スプレー行為を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

猫のおしっこはアンモニア臭が強く、自己を主張するのに丁度いいのかもしれませんよね。

このようなおしっこをかけるマーキングは、尻尾を上にあげて立ったまま垂直にスプレーを噴射することからも、発情期の時期を迎えたオス猫に多く見られる行為だと言われています。

だからと言って必ずしもメス猫がスプレー行為をしないという訳ではなく、必要性を感じれば、オスメス関係なくしてしまう行動と言えるでしょう。

グルーミングを欠かさず行う猫は体臭も少なく、汗をかくこともほとんどありませんが、汗腺が肉球に集中しているので、そこから分泌物(フェロモン)が出るようになっています。

ほかにも皮脂腺と呼ばれるニオイを出す腺が、猫の頭周辺や肛門周辺にあるので、その辺りを擦り付けたり、爪をといだりすることによって、自分の存在を主張しているようです。

◆マーキングの原因

猫がマーキングを行う理由は主に縄張りの主張となりますが、マーキングをするにあたっての原因は様々です。

以下のような事柄が、マーキングをしてしまう原因となることが多いようです。

・縄張りの主張
・所有物としての主張
・異性への自己アピール
・威嚇や防衛行為
・ストレスによる転位行動

猫は完全室内飼いであったとしても、縄張り意識をしっかりと持った動物です。

とくに家族以外の人などの出入りが激しいご家庭や、近隣に住んでいる猫が敷地内に入ってくるなどの環境の場合には、マーキングをして自分の居場所を守ろうとするのだとか。

ほかにも多頭飼いのご家庭や、飼い主さんに赤ちゃんが産まれたときや、新しいペットを迎え入れた場合なども、マーキングをする原因になりやすいです。

猫は鼻が利きますので、新しい家具が増えることや、引っ越しなどもストレスになりやすいので、不安な気持ちからの転位行動に繋がってしまうことも否めません。

自分の体を擦り付けてくるマーキングなら可愛くて許せますが、おしっこをかけるといったスプレー行為をするようであれば、早急な対策が必要となってくるでしょう。


猫のマーキング対策

猫のマーキングは放置してしまうと、ニオイが薄れ始めれば再度同じ場所にマーキングを繰り返すようになるので、どうにかしてマーキングを止めさせるような対策をしなくてはいけません。

フェロモンを擦り付けるマーキングであれば、日常生活に影響が出るわけではないので大丈夫ですが、おしっこをするマーキングは大問題ですよね。

生活空間を守るためにも、どのような対策が効果的なのでしょうか?

◆去勢手術をする

オス猫のマーキングは去勢手術を行うことによって、高確率で解消するとも言われており、対策としては効果的な方法と言えるでしょう。

猫の生殖機能を奪ってしまうのは心苦しい気もしますが、望まない命を増やさないこと、そして様々なリスクを軽減することができるので、結果的に寿命が延びるとも言われています。

オスだけでなくメスも同様のことが言えますので、手術が可能な年齢になったのなら、去勢や避妊手術をして落ち着いた生活が送れるようにしてあげましょう。

もちろん猫によっては個体差がありますので、100%マーキングをしなくなるわけではありませんが、頻度を少なくすることは可能なようです。

◆ストレスを発散できるようにする

猫のマーキングはストレスが原因となっていることも多いので、ストレスを発散させてあげることも、対策としては効果的です。

生活環境に急激な変化が起きた場合には、精神的に不安な状態が続いていることが考えられるので、自分のニオイが染みついた物(おもちゃや毛布など)を傍に置いてあげましょう。

そして安心して眠れる場所を、確保してあげることも大切です。

また、飼い主さんが一緒に遊んであげることによっても、ストレスは発散できますので、愛猫が落ち着かない様子のときは飼い主さんから、「一緒に遊ぼう!」と誘ってあげると良いかもしれません。

◆フェリウェイを使用する

フェリウェイ

マーキングを繰り返す子に対して、標的となりやすい場所に猫の出すフェロモンと同じようなニオイを付けて、スプレー行為自体を制限させる目的で作られたのが「フェリウェイ」です。

フェリウェイは猫の額から出るフェイシャルフェロモンF3を、科学的に配合させているので、猫のマーキングを彷彿させるニオイを再現した商品となります。

フェリウェイを日常的に使用することによって、ストレスレベルを軽減させてくれますので、一つの対策方法として試してみるのもおすすめです。

◆トイレの数を増やす

トイレの数

マーキングが癖になってしまっている猫ちゃんであれば、一度トイレの状況を確認してみてあげてください。

猫は綺麗好きな動物ですので、トイレが汚れていることによって、別の場所で粗相をしてしまうことがよくあるからです。

トイレの置き場所や新しい猫砂に変えたなどの変化も、猫にとってストレスの材料になることがありますし、どんな状況であれ綺麗な場所で排泄したいと思うのは、猫のみならず人間も同じですよね。

もし現在一匹の猫ちゃんに対し、一つのトイレを使用しているのなら、もう一つ増やしてみるのもおすすめです。

猫トイレの理想の数は、一匹につき二つと言われていますので、この機会に愛猫のトイレ周りを見直してみてはいかがでしょうか。


猫にマーキングされてしまったら

どんなに対策をしていても、マーキングをされてしまうときはされてしまうものです。

そのようなとき、飼い主さんは愛猫に対して、どのように接するべきなのでしょうか。

◆猫を叱りつけない

猫は一度でもマーキングをしてしまうと、ニオイが薄れたと感じたら頃合いを見計らって…といった具合にマーキングを繰り返すようになります。

その度に掃除をして安心していても、また同じ場所にマーキングされていたとしたら、掃除などの作業すら不毛に感じてしまいますし、愛猫への怒りが込み上げてきても不思議ではありません。

ですがここで猫を叱ったとしても、逆効果になることが多いので、叱りつけるといった行為はご法度です。

時間が経過したマーキングを見つけて叱ったとしても、猫は何に対して怒られているのかが分かりませんし、現行犯で叱った場合は叱られたことがプレッシャーとなり、さらにマーキングを助長させてしまう可能性があるからです。

マーキングをされたらそのことには触れず、早急に掃除することを心掛けてください。

そして猫の中には何かしらの病気を患っていて、思うように排泄ができない子も居るので、マーキング行為なのか、病気での粗相なのかを見分けることも大切です。

また、愛猫がマーキングを躊躇する姿を見かけたときは、褒めてからおやつなどのご褒美をあげるようにし、褒めて伸ばす作戦に切り替えた方が、猫の性格的に向いている対処法なのかもしれません。

◆掃除をする

マーキングをされた箇所を見つけたら、‭ニオイの元を断ち切るように念入りに掃除をすることが基本です。‬

猫はトイレと似た感覚で用を足すことができる、布団などの布製品で粗相をすることも多いので、繊維にまで染み込んだニオイを徹底的に消し去ることに集中してください。

少しでもニオイが残っていれば、僅かなニオイを頼りに、再度マーキングをされてしまうので、どれだけニオイを残さないかが、マーキング対策の極意となります。

臭い消しのための薬(洗剤など)を使用する場合には、必ず猫に害がない商品を選ぶようにしましょう。

どんな対策法を試しても効果が見込めない場合には、動物病院の獣医師さんに相談するのも一つの手です。

マーキング癖の強い子は、なかなか止めさせることが難しいので、プロの方にお任せをすれば、飼い主さんの気持ちも少しは楽になるはずですよ。

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まとめ

厄介な猫の習性と思われがちなマーキングは、去勢や避妊手術で解消できる可能性が高いとは言われていますが、猫ちゃんによってはなかなか止められない子も少なからず居るようです。

どうしたら止めさせることができるかばかりに、気持ちがいってしまうことかとは思いますが、大切なのはマーキングする原因を取り除いてあげることです。

縄張り意識や自己アピールのためのマーキングであれば、猫の居住空間に脅威がある証拠ですし、ストレスによる転位行動なのであれば、その原因を根本からなくすことが重要と言えるでしょう。

理由もなく飼い主さんが困るようなことをする猫ちゃんは居ませんので、猫ちゃんの気持ちになって考えることも大切です。

猫ちゃんの心のモヤモヤを晴らすことができれば、毎日の生活がより豊かになりますので、それだけで病気などのリスクも軽減できるはずですよ。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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