猫にハーネスを使う必要ってある?選ぶ際のポイントが知りたい!

2020.11.18

猫にハーネスを使う必要ってある?選ぶ際のポイントが知りたい!

ハーネスと聞くと、犬が散歩をする際に使用するアイテムとして思い浮かべる方が多いとは思いますが、猫には無縁のアイテムのようにも感じますよね。 ですが猫にこそハーネスは使うべきだという声もあり、猫のためにハーネスを準備している飼い主さんも多くいらっしゃるようです。 猫用のハーネスは、どのようなときに必要となるのでしょうか? そしてハーネスを使用する際には、どのような商品を選び、どのように装着してあげれば、猫に負担がかからないのかを考えてみました。

猫用ハーネスって必要?


「ハーネス」とは胴体に付ける胴輪のことを言い、リード(引き網)を取り付けて使用するのが一般的です。

本来は馬をコントロールするための馬具となりますが、現代では犬を散歩するときに使用する飼い主さんが増えてきましたよね。

そして一昔前はカラー(首輪)が主流でしたが、首に負担がかかってしまい、気管を圧迫してしまうことからも、ハーネスが注目されるようになりました。

ハーネスを利用している犬は見掛けることがありますが、猫はどうでしょうか?

昨今では室内飼いの猫ちゃんも多くなってきましたが、猫にハーネスを使用するときは、どのような場面で役立つのでしょうか。

◆お散歩用

完全室内飼いの猫は、家の中から外に出ることがなく、外の世界に思いを馳せる子はとても多いですよね。

「自由に外に行かせてあげたいけど、感染症や事故などの危険がいっぱい…」と感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そんな風に日頃から考えている飼い主さんにこそ、ハーネスはおすすめです。

自分の意志とは関係なく体を拘束されることを嫌う猫ですが、慣れてしまえば装着したまま外に出ることもできますので、お散歩用として活躍が可能です。

眠って過ごす時間の多い猫ですので、起きている時間はできるだけ体を動かして、運動不足解消に繋げたいものですよね。

外に出たがる猫ちゃんでしたら、ハーネスを付けて飼い主さんと一緒に散歩気分で外出すれば、逃げる心配もないので安心です。

◆飛び出し防止

猫を移動させる際には、キャリーを利用する方が多いと思いますが、キャリーを開く時には猫が飛び出さないか、細心の注意を払う必要がありますよね。

とくに動物病院に連れていくときや、公共交通機関を利用するときなど、キャリーの蓋を開けるときはドキドキしてしまうものです。

キャリーに慣れている子であれば、開閉時に飛び出したり暴れたりすることはありませんが、慣れていない子は閉じ込められたと感じ、少しの隙間を見つければ、そこから急いで飛び出そうとすることでしょう。

もし開閉した場所が人通りの多い場所や、車が通っている場所だとしたら、そのままパニックを起こして脱走することも否めませんよね。

愛猫を守るためにも、ハーネスを事前に付けておけば、万が一飛び出してしまったとしても、すぐに捕獲することが可能です。

◆災害時に

日本は災害大国でもありますので、防災グッズや避難アイテムを揃えておくに越したことはありません。

とくにペットと暮らしているご家庭では、どうやって一緒に避難するのかなども考えておく必要がありますよね。

犬と違って猫は、首輪やハーネスなどを付けて散歩をする習慣がないので、災害時に命を優先して逃げる際には、猫だけを抱えて脱出しなくてはいけない場合があるかもしれません。

もしキャリーに入れて猫を外に連れ出すことができなければ、飼い主さんはずっと愛猫を逃げないように抱えていなければいけませんし、パニックの中で猫が大人しくしていることは、かなり難しいと言えるでしょう。

そのようなとき、普段からハーネスに慣れている猫ちゃんであれば、キャリーが無かったとしても、ハーネスを使用して飼い主さんの元から逃げられないようにすることが可能です。

日頃からハーネスに慣らし、防災グッズの中に入れておくか、玄関などの逃げ道の傍にハーネスを置いておくようにして、災害時に備えておくようにしましょう。


猫用ハーネスの選び方

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猫のためにハーネスを用意しておくことに越したことはありませんが、まだまだ犬用のハーネスほど普及していないので、どんな商品を選ぶべきか悩まれる飼い主さんも多いはずです。

猫にハーネスを選ぶ際には、どのような商品を選ぶと良いのでしょうか?

◆猫の体の大きさに合ったものを用意する

猫は種によって体の大きさが異なることもあり、商品に「猫用」と記載されていたとしても、サイズが小さかったり大きかったりすることがあるので、購入前に必ずサイズを確認するようにしましょう。

とくに長毛種の猫は見た目よりも体が小さいので、そのことも考慮した上で商品を選ばなくてはいけません。

そして猫は液体に例えられることもあり、ハーネスが体のサイズに合わず緩すぎると、体をうまく動かしてハーネスを外してしまうことがあります。

脱げないような商品を選ぶことも大切ですが、窮屈すぎてしまえばハーネスそのものを嫌いになってしまうので、良い塩梅の商品を用意してあげることが大切です。

理想としては猫の体とハーネスの間に、指1、2本(数cm)程度の隙間があれば苦しくない上に、体が抜けないので安心ですよ。

ハーネスの素材によっては、脇に食い込む商品や、窮屈で歩けない状態になってしまう商品もあるので、愛猫にとって着心地の良さも重視してあげるようにしましょう。

なかなかサイズの合う商品が見つからなければ、飼い主さんの手作りなどもおすすめです。

◆着脱がしやすいものを用意する

猫用のハーネスには紐を首と胴体に通すタイプや、洋服のベストのように着るタイプとがあり、商品によって価格の幅が広いのも特徴と言えます。

価格が安く人気の商品を選ぶのが良い気もしますが、前述した通り、猫によってサイズが異なるので、しっかりとサイズを確認してから購入しなくてはいけません。

そしてサイズの他にも選ぶ際に注意したいのが、着脱がしやすいかどうかです。

いざ猫ちゃんにハーネスを着用させたときに、拒否反応を示す子もいますので、着脱が複雑なハーネスだと、猫ちゃんはさらに暴れ、飼い主さんも怪我をしてしまう危険性があります。

とくに外出先でハーネスを使用して着脱に戸惑ってしまうと、外れたときに猫ちゃんが暴れて逃げてしまうこともあるので、飼い主さんが扱いやすい商品を選ぶことも大切です。


猫用ハーネスの装着方法

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愛猫のためにハーネスを用意したのなら、すぐに装着させてみたいと思うところですが、装着の際に何か気を付けなければいけない点があるのか、気になるところですよね。

猫にハーネスを装着する際には、以下のような段取りで着用を進めるようにしましょう。

◆まずはハーネスに慣れてもらう

ハーネスを購入したら、サイズが合うのかどうかの確認のために、すぐに愛猫に装着したくなるとは思いますが、まずは猫自身にハーネスを慣れてもらうことが先決です。

猫は新しい物に興味は持つものの警戒心が強いので、安全な物だと猫ちゃんの確認が済むまでは、無理矢理装着させるようなことは止めておきましょう。

そしてハーネスを装着するときはなるべく落ち着いているときに、ニオイを嗅がせる、背中に乗っけるなどをして慣らします。

嫌がる素振りを見せなければ、首にかけてみたり、腕に通したりして、様子を見てあげてください。

少しでも嫌がる素振りを見せるのであれば、すぐに取り外すようにし、ハーネスは嫌な物といった認識を与えないようにしましょう。

これらを数日繰り返して慣らし、少しずつ装着する時間を長くしていくようにしてみてください。

◆いざという時に装着できるよう練習する

猫がハーネスに慣れ、嫌がる素振りを見せなくなってきたのなら、毎日でなくても良いので、ご飯を食べるときや、一緒に遊ぶときなどに装着して、日常的に使用するものとして認識させると良いでしょう。

ハーネスを猫が使用する目的は、散歩をさせることではなく、災害時や飛び出し防止など、脱走対策として活用することが一般的だからです。

とくに災害はいつ起こるか分かりませんし、パニックの中飼い主さんも愛猫にハーネスを取り付けなくてはいけませんよね?

そのようなときに愛猫がハーネスに慣れていない状態であれば、猫自身もパニックを起こして暴れ、飼い主さんの負担がさらに大きくなってしまうことでしょう。

ハーネスの取り付け方を失敗してしまえば、猫はそのまま逃亡し、二度と会えなくなってしまうかもしれません。

どんなときにも冷静にハーネスを装着させることができるように、猫自身にも慣れておいてもらう必要が高いと言えるでしょう。


まとめ

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猫を家族として迎え入れて、一緒に暮らす人が多くなってきていることからも、猫用のハーネスの需要が高まっていることがうかがえます。

自由気ままが魅力の猫に対して、拘束をするようなアイテムを使うことに対して気が引けますが、いざという時に猫の命を守るために、必要なアイテムだとも言えますよね。

日本は天災の多い国ですので、いつ自分が災害の被害を受けるか分からないからこそ、普段から色々と備えておくことが大切です。

猫も家族の一員だからこそ、置いていくことはできませんし、飼い主さんしか守ってあげられる人は居ません。

普段からハーネスに慣らしておけば、災害時にきっと役立ってくれますので、備えあれば憂いなしの精神で、防災グッズとしてこの機会に用意してみてはいかがでしょうか。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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