猫カフェのバイトを徹底チェック!どんな仕事?向いているのはどんな人?

2021.09.10

猫カフェのバイトを徹底チェック!どんな仕事?向いているのはどんな人?

かわいい猫たちと触れ合い、癒される猫カフェ。そこで働いてみたいと思ったことはありませんか?猫に囲まれて働いて、さらにバイト代が貰えるなんて、猫好きさんにはパラダイスのように思えますよね。しかし、本当にそうなのでしょうか?実際に働いてみて、「こんなはずじゃなかった!」となっては大変です。今回は、猫カフェのバイトについて、仕事内容や向いている人などを、まとめてご紹介します。

【目次】
1.猫カフェでアルバイトすることはできる?
 1-1.求人は少ないが無くはない
 1-2.求人情報はどこで見つける?
 1-3.時給はどのくらい?
2.猫カフェの種類
 2-1.飲食物提供のある猫カフェ
 2-2.飲食物提供のない猫カフェ
3.猫カフェの仕事内容
 3-1.猫のお世話
 3-2.接客
 3-3.キッチン
 3-4.掃除
 3-5.キャッチ
 3-6.SNSやホームページでの情報発信
4.猫カフェで働ける人はどんな人?
 4-1.接客が好きな人
 4-2.動物が好きな人
 4-3.猫の飼育経験がある人
 4-4.猫を飼ったことない人でも採用される?
 4-5.男性ももちろんOK
 4-6.学生でも働ける
5.猫カフェのバイトをするなら
 5-1.身だしなみの注意
 5-2.感染症に対する注意
6.まとめ

猫カフェでアルバイトすることはできる?

履歴書と職務経歴書

まずは、猫カフェでバイトができるかどうか気になりますね。
ここでは、求人情報の見つけ方や時給について、ご紹介していきます。

◆求人は少ないが無くはない

近年増えてきたとはいえ、猫カフェは通常のカフェに比べて店舗数が少なく、小規模な店舗が多いです。そのため、バイトの募集は多くありません。
それでも猫カフェで働きたい人は少なくないので、倍率が高いバイトです。

◆求人情報はどこで見つける?

通常のバイトであれば、バイト向けの求人検索サイトで探すことが一般的です。しかし、猫カフェでは、バイトの募集を求人検索サイトに掲載しているケースはあまり多くありません。お店に貼り紙を貼りだしていたり、ホームページやSNSで募集していたりすることが多いようです。
そこで、働いてみたい猫カフェがあるなら、実際に店舗に行ってみることをおすすめします。求人の有無をチェックできるだけではなく、お店の雰囲気なども分かり、実際に働くイメージも湧くでしょう。
また、Twitterやインスタグラムのアカウントをフォローして、ホームページとともに、まめにチェックすることも忘れずに。

◆時給はどのくらい?

バイトをするなら、やはり時給も気になりますね。
残念ながら、猫カフェのバイトはあまり時給が高いとは言えません。勤務地によって異なりますが、800円~1,000円というお店がほとんどのようです。
通常のカフェのバイトの時給は、東京都では1,000円以上のところが多いので、猫カフェはやや安いと言えるでしょう。


猫カフェの種類

猫カフェの猫たち

一口に猫カフェと言っても、いろいろなタイプのお店があります。

◆飲食物提供のある猫カフェ

一般的な猫カフェでは、飲食物が提供されます。
飲食物の提供がある猫カフェには、猫のいるスペースと飲食するスペースが同じ空間である店と、猫がいるスペースと飲食スペースが別で、猫を見ながら飲食をする店の2タイプがあります。
また、店舗で調理した飲食物を提供する店と、既製品の飲食物だけを提供する店、自販機で飲み物を販売している店があります。
簡単にまとめると、以下のように分けられるでしょう。

□猫スペースと飲食スペースが同じ/調理した飲食物を提供
□猫スペースと飲食スペースが同じ/既製品の提供または自販機での提供
□猫スペースと飲食スペースが別/調理した飲食物または既製品を提供

◆飲食物提供のない猫カフェ

カフェとついていても、猫と触れ合える場所だけを提供するタイプの店もあります。
このタイプの猫カフェでは、お客さんが飲み物を持ち込める店と、持ち込み禁止の店があります。


猫カフェの仕事内容

くつろぐ猫

猫カフェと言っても、猫のお世話だけが仕事ではありません。
ここでは、猫カフェでの仕事内容をご紹介していきます。

◆猫のお世話

猫のお世話は、猫カフェならではの仕事です。
猫は、非常に繊細で神経質な生き物です。それだけに、お世話が行き届かなければ、健康を損ねる場合もあるので、細やかな気配りが必要です。
お世話の内容としては、

□健康管理
□ストレスがかからないような配慮
□猫トイレの掃除や吐しゃ物などの片づけ
□フードや水を与える
□爪切りや耳掃除、被毛のお手入れなど

があります。
健康管理では、フードを食べない/食べ過ぎ、元気の有無など、よく猫を観察して、それぞれの健康状態を把握する必要があります。
ストレスの軽減のためには、疲れた様子の子をさりげなくお客さんから離れるよう誘導するなどの気遣いが必要です。また、猫同士の関係への気配りも大切で、猫同士の距離をうまく調整することもスタッフの仕事です。
猫は汚れたトイレを使いたがりませんし、お客さんに快適に過ごしてもらうためにも、猫トイレはこまめに掃除しなければなりません。また、猫はよく吐く動物なので、吐いたものをすぐに片付けることも大切です。そのためには、猫の様子を常に見ている必要があります。
爪切りや耳掃除、ブラッシングなど被毛のお手入れといった一般的なお世話も行います。
ただ、猫は繊細で、初めての場所や人を警戒することも多いため、お世話はベテランスタッフが行うことが多く、バイトに入ってすぐの場合、猫トイレの掃除や吐しゃ物の片づけなどを担当することが多いようです。

◆接客

接客は、猫カフェのメインの仕事です。
通常のカフェと共通する仕事のほか、猫とお客さんが楽しく触れ合えるようサポートをすることも接客の仕事に含まれます。
カフェの仕事としては、飲食物の注文を受けたり、運んだりする仕事や、入店時の受付、会計などがあります。
猫カフェ特有の接客としては、猫との触れ合い方をお客さんに説明したり、猫が嫌がるような行為やルール違反などに対して毅然とした対応をしたりすることが挙げられます。

◆キッチン

店内で調理した飲食物を提供するタイプのお店では、キッチンでの調理を担当することもあります。
猫カフェで提供するメニューは、主にコーヒーやカフェオレなど簡単なものなので、あまり苦労することはないでしょう。
カフェメニューに力を入れているお店では、おしゃれなカフェメニューの作り方や盛りつけを学ぶことができます。ラテアートを提供するお店もあるので、スキルを身につけることができるかもしれませんよ。

◆掃除

「接客」を頑張っている猫にも、来店するお客さんにも、清潔で居心地の良い空間を提供するためには、掃除も大切な仕事です。
複数の猫がいれば、1日で多くの抜け毛が出ます。特に、換毛期や長毛種が多い店では、抜け毛の量が増えるので、こまめな清掃を行わなければなりません。
また、夜中に猫が粗相や嘔吐をしていることもあります。開店前のフロアの清掃は、念入りに行います。

◆キャッチ

店舗の外で、お店のことを知ってもらうための仕事です。
人通りの多い通りに出て、チラシやティッシュを配ることが多く、大きな声で呼び込みをする場合もあります。最初は大きな声を出すのが恥ずかしいかもしれませんが、慣れていくとストレス発散にもなるようですよ。

◆SNSやホームページでの情報発信

多くの猫カフェでは、ホームページやブログを作成していたり、SNSアカウントを持っていたり、ネットでの情報発信を行っています。これらの更新も、仕事の一つです。
ブログやインスタグラムであれば、その日の猫の様子や写真を掲載して魅力を発信します。Twitterで、リアルタイムの混雑状況などを発信している店も多いです。


猫カフェで働ける人はどんな人?

エプロンを結ぶ

◆接客が好きな人

猫カフェの仕事では、接客がメインです。そのため、基本的に接客が得意な人が向いているでしょう。
笑顔で接客ができ、きちんと周囲の状況に目を配れることが大切です。
残念ながら、たとえ猫好きでも接客が苦手であれば、あまり向いていないと言えます。

◆動物が好きな人

猫への配慮やお世話が必要な仕事なので、やはり動物が好きな人に向いているでしょう。動物好きな人には、趣味と実益を兼ねるよい仕事と言えます。特に猫好きさんであれば、猫への愛情や知識があるので、働きやすいでしょう。
ただし、動物が好きでも、アレルギーのある人には難しいかもしれません。

◆猫の飼育経験がある人

猫を飼ったことがある人は、猫に関する知識もあるため、働きやすいでしょう。
ただ、お店のルールや猫の性格に合わせて働かなければならないので、自分の経験からのやり方に固執しやすい人には向いていないと言えます。

◆猫を飼ったことない人でも採用される?

猫カフェでのメインの仕事は、接客です。笑顔でお客さんに対応できるのであれば、猫の飼育経験の有無は問われません。お世話の仕方には、それぞれのお店のルールがあるので、先輩に教えてもらいながら覚えていけばよいでしょう。
おすすめは、猫の飼い方の本を読んでおくことです。猫に関する一般的な知識やお世話について網羅的に解説されているので、予備知識として知っておけば、実際に働く際に戸惑うことが少なくなるでしょう。

◆男性ももちろんOK

猫カフェの店員さんは女性が多いのは事実ですが、男性が全く採用されないということは無いようです。ただし、男性スタッフを募集していない場合もあるので、求人情報をよく確認してくださいね。

◆学生でも働ける

猫カフェのバイトの勤務時間は、9時~18時の場合が多く、6~8時間勤務が一般的です。時間はお店によって異なり、柔軟な対応をしてくれる店であれば、高校生や大学生でも働くことができます。実際に、働いている学生さんもいるようですよ。


猫カフェのバイトをするなら

◆身だしなみの注意

飲食物を扱い、猫のお世話をする仕事なので、ネイルはやめておいた方が無難です。お店によってはシンプルなものであれば大丈夫な場合もあるので、求人情報を細かくチェックしたり、応募の際に確認したりするようにしましょう。
服装については、制服があるお店が多いようです。
猫カフェならではの注意は、香りです。猫は嗅覚が非常に優れているため、人には気にならない匂いでも、猫には非常に強い匂いになってストレスを与えることがあります。香水や香りの強い柔軟剤、ヘアスプレーなどは使わないようにしましょう。
ちなみに、猫が苦手とする匂いはシナモンや柑橘系です。たばこの臭いを嫌う猫も多いので、気をつけた方がいいですね。

◆感染症に対する注意

猫カフェの猫も病気になることがあり、病気の子のお世話をすることもあります。また、気づかないうちに感染症にかかっている場合もあります。
自宅でペットを飼っている場合、お店の猫から自宅のペットに感染症が移ることがないように細心の注意が必要です。帰宅時には、手洗いと消毒を徹底し、服がお店の猫の毛や排せつ物で汚れた場合には、必ず着替えましょう。
また、逆に自宅のペットが感染症になった場合には、お店の子に移すことがないようにしなければなりません。
猫好きさんにありがちなのが、外の猫と触れ合ってしまうことです。そのこと自体は悪いことではありませんが、外の子は病気にかかっている可能性が高いです。バイトに行く前に触れ合うことは避け、もし触れてしまった場合には、入店前の手洗い・消毒を普段以上に徹底しましょう。忘れがちなのが、服についた毛です。制服がない場合、バイト用の服を用意しておき、着替えるようにした方がよいでしょう。


まとめ

猫好きさんなら、一度は猫カフェで働いてみたいと思うことがあるでしょう。
猫カフェの仕事のメインは、猫のお世話ではなく、接客です。猫が好きでも接客が苦手な方には、あまり向いていないバイトです。逆に猫の飼育経験がなくても、接客や猫のお世話の仕方を学ぶ姿勢のある人であれば、きっと楽しく働くことができるでしょう。
求人はあまり多くはなく、また求人サイトに掲載されることは少なく、店舗の貼り紙や、お店のHP、ブログ、SNSで発信されていることが多いです。まずお店に足を運んで、求人の有無を確かめるとともに、お店の雰囲気を知っておくとよいでしょう。もちろんHPなどの確認も忘れずに。
猫カフェでのバイトは、決して猫ちゃんと触れ合えるだけの楽な仕事ではありませんが、猫好きさんにとっては魅力的なお仕事と言えるでしょう。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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