猫が前足を使ってふみふみしている!カワイイけれど甘えているの?
猫が自分の前足を使ってじゅうたんや布団に「ふみふみ~」としている姿・・・。
こんな様子を見かけたことのある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ふみふみしているのは柔らかい素材のじゅうたんや布団などが多いですが、時には飼い主さんのお腹や太ももをふみふみしている時もありますよね。一生懸命両前足を使ってふみふみしているのを見るだけで、可愛らしくて「キュン」となってしまいます。
猫のふみふみの理由とは?
実はこの行動、ちょっとした赤ちゃん返りのようなもの。子猫時代のことを思い出している時の行動なのです。まだまだお母さん猫と一緒に過ごしていた赤ちゃん猫の時は、母猫からおっぱいをもらう時に「ふみふみ」しています。お母さん猫のおっぱいは、子猫のふみふみによって乳腺が刺激されて、母乳が出るというしくみになっています。
でも、どうして成猫になっているのに赤ちゃんの時の行動をしてしまうのでしょう。それは、まだまだ甘えたい盛りの生後6週間程度で母猫と離れてしまうケースが多いからと言えます。現在、多くのご家庭で「ペット」として飼われている猫ちゃんたちは、このようにお母さんと早い段階で離れてしまうので、赤ちゃん時代の名残が消えないことがあるんですね。
親離れをしていない猫はこのように「ふみふみ」をしてしまうもの。止めさせるほどのことではありませんが注意しておきたいこともあります。お母さんを思い出して「柔らかいもの」にふみふみしてしまいがちです。また、毛布などにふみふみした後に「吸い付き」をすることがあります。
吸い付きの時に繊維を飲み込んでしまうとお腹につまってしまい危険です。大事な愛猫を守るため、ふみふみから吸い付きへと変化した時には飼い主さんが気をつけるようにしたいものですね。
仰向けで体をくねくね・・・これはいったい?
見ているだけでも癒される猫ですが、なんだかくねくねした動きをすることってありませんか。
じゅうたんや床に背中をこすりつけて、体を左右に振りながらくねくねしている様子を見ると、思わず見入っちゃうほどカワイイですよね。背中を床につけてお腹を見せているこの行動は、とても安心しきっている様子です。とにかく「僕(私)はリラックスしているんだ~」という猫の気持ちです。
また、飼い主さんがそばにいる時のこの行動は「遊んで欲しい」というアピールです。猫が甘えている気分なので、遊んであげるようにしましょう。猫も喜びますし、一緒に遊ぶことで飼い主の気持ちも癒されますね。
そして、中には単に背中がかゆいということもあるとか・・・。頻繁にこの動きをする場合には、猫の背中を観察してあげてみるのもいいのではないでしょうか。
猫のさまざまな行動から気持ちを読み取って仲良く暮らすには
「ふみふみ」や「くねくね」の他にもたくさんの行動をする猫。その行動一つ一つに、猫の気持ちが隠されています。単なる甘えであったり、リラックス気分であったり、放っておいてほしい気分であったりなどさまざまです。
言葉を話せない猫と一緒に暮らすのですから、行動の意味を正しく理解してあげるように歩み寄っていくと、猫との暮らしが幸せなものになるはずです。
猫好きな人は、猫のすべての行動が「カワイイ」としか思えませんが、実は寂しい気持ちを表現していることもあるかもしれません。
また病気の兆候を訴えていることもある可能性もあるので、さまざまな猫の行動について覚えておきたいものですね。
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