忠犬ハチ公でお馴染み秋田犬の性格や特徴、歴史にふれてみよう

◆体高：オス67cm
　　　　メス61cm
◆体重：オス48kg
　　　　メス40kg
◆原産国：日本
■■■■■目次■■■■■
1.秋田犬の性格
2.秋田犬の特徴
3.秋田犬の飼育
4.秋田犬の歴史
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秋田犬の性格

【忠実・従順・賢い・愛情深い・利口で穏やか・鋭敏】
秋田犬は“忠犬ハチ公”で知られている通り、ペットオーナー様に対してとても深い愛をもっています。物事を鋭く感じることができるので、他人にはとても警戒心をもちますが、それだけに信頼したペットオーナー様には忠誠心が強くて従順です。
また、冷静で落ち着きがあり、賢く覚えがいいので非常に訓練がしやすい犬種です。
秋田犬の感覚が鋭敏で警戒心の強い性格は、番犬として活躍します。
ペットオーナー様に対する愛情深い性格は、家庭犬として多くの人々に愛される所以といえるでしょう。

秋田犬の特徴

日本犬のなかでもとくに大きい犬種が秋田犬です。
がっしりとしていて重々しい骨格で、動作や風貌なども力強いのが秋田犬の特徴でもあります。この体型は、体高と体長が均衡で、日本犬の中でももっとも美しいといわれております。頭蓋は体型に釣り合った大きさで、鼻筋は真っ直ぐです。眼は比較的小さな三角形で、目尻は吊り上っており、色は暗褐色です。
耳は比較的小さく、厚みがあり三角形です。先端は丸みがあり、前方に傾いて立っています。
尾は太く、力強く背上に巻いています。
前肢は真っ直ぐで骨が太く、後肢はほどよい角度を持っており、よく発達しています。
被毛はダブルコートで下毛は柔らかく密生しています。上毛は剛毛で臀部のコートはわずかに長く、尾のコートは他の部分よりかなり長い。
毛色は、赤・虎・胡麻・白です。

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秋田犬の飼育

秋田犬にとって運動はとても大切です。毎日1～2時間の運動が必要とされます。
また、週に数回広い場所で遊ぶことが出来れば都会でも一緒に暮らすこともできるでしょう。
食事は、肥満にならないよう与えすぎに注意をしましょう。
お産は、5～7頭の子犬を産みます。出産頭数が多い場合は、人口哺乳が必要となります。
また、母犬の体重がかなりありますので、子犬が腹の下でつぶされないよう注意しましょう。

秋田犬の歴史

1630年代、秋田地方の大名が東北地方の中型獣猟犬（マタギ犬）を、武士の闘志を高めるために大型化しました。

その後は闘犬や警備犬として活躍し、大正時代にはこの犬種の保存運動が起こったため、地方名をつけて“秋田犬”と呼ばれるようになりました。
1931年、政府は日本犬の保存の必要性を認め、当時の文部省によって日本犬ではじめて秋田犬が天然記念物に指定されました。
1937年6月、社会福祉事業家として有名なヘレン・ケラーが来日し、秋田県を訪れた時に当時の文部省が秋田の子犬を2頭贈りました。
第二次世界大戦後、帰還した兵によって秋田犬がアメリカに持ち込まれ、改良され、“アメリカン・アキタ”と呼ばれるようになりました。
また、多くの人々にしられている“忠犬ハチ公”。この銅像が東京都渋谷駅前に1934年に設置されました。このハチ公は、飼い主の死後も渋谷駅前で帰りを待ち続け、飼い主に対する深い愛情が人々に感銘を与えたことから有名となり、「忠犬ハチ公」と呼ばれるようになりました。
このハチの銅像は、第二次大戦中に資材提供により破壊されましたが、戦後再建され、現在も多くの人々の待ち合わせ場所の目印となっています。