ワニのおとりにされていたワンちゃん。過酷な生活に救いの手が!

2017.04.27

ワニのおとりにされていたワンちゃん。過酷な生活に救いの手が!

ベットの上で柔らかなヌイグルミ達に囲まれて昼寝するのが大好きな、安らかな毎日を送る一匹のワンちゃん。温かい家族に囲まれて幸せな生活を送る彼女ですが、実は悲しく辛い過去を持っていたのです。アリゲーターを捕まえる際のおとりとして使われていただろうと推測されているこのワンちゃんにはたくさんの傷が。過酷な生活をしてきた彼女を救ったのは、あるアニマル救助団体と心優しい新しい家族でした。

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オンタリオ州のハミルトンに住む一匹のワンちゃん、スイートハニーブラウン。彼女のお気に入りは、オーナーであるレベッカ・ベルさんが作ってくれるベーコンスムージー。レベッカさんのベットに潜り込んだり、大好きなヌイグルミ達と一緒に昼寝をする姿は、どこにでも居る幸せな飼い犬のように見えます。

今ではこうして優しい家族と共に大好きな物に囲まれた生活を楽しんでいる彼女ですが、実はかつては辛い毎日を送る一人ぼっちの野良犬でした。

背中にある傷と、欠けた鼻を持つスイートハニーブラウン。彼女はかつて、アリゲーターを捕まえる為のおとりとして使用される生活を送っていたんだろうと、今の彼女の家族は言います。

「スイートハニーブラウンの傷がどれだけ古い物なのかはわからないわ。でも、彼女の鼻には輪っかが通されていて、それがボートにぶら下げられていたの。ある日彼女はその輪っかごと引っ張って外し、それ以来林間の空き地を彷徨っていたのよ。」

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鼻の輪っかは外れたものの、そのエバーグレーズというフロリダ州の亜熱帯性大湿地帯での生活は、アリゲーターのおとりとしての生活とさほど変わらないくらい危険なものでした。

幸いスイートハニーブラウンは”Eddy’s Dogs”という地元の野良犬達を救助する活動を行っているエディ・アルバレスさんに見つけられ、無事保護。そしてその後、エディさんの長年のパートナーであるシェリー・リーさんが設立した”Royal Canadian Pooch Rescue”という保護団体に連れていかれます。

「エバーグレーズは動物達にとってはとても過酷な場所なの。食べ物は無く、変わりに自分達が食べ物にされてしまう、そういった環境の中で生き延びてきた スイートハニーブラウンは本当にヒーローのような存在よ。」

シェリーさんは預かったスイートハニーブラウンを他の動物達と同じくカナダへ搬送し、そこで健康な体になるまで世話をし、そしてこれからの彼女の新しい家族となる里親探しを始めました。

シェリーさんのおかげで、現在の家族であるレベッカさんとそのルームメイト、ジムさんとの暖かい生活を送るスイートハニーブラウン。
レベッカさんは「今まで犬の里親になった事は何度もあるけど、スイートハニーブラウンみたいな犬は初めてよ。とても甘えん坊で静かで優しい犬なの。」と話します。

子供達や他のペットとも仲良く過ごす事のできるというスイートハニーブラウン。体の傷は消えないけれど、彼女の心の傷はきっと癒されていくでしょう。これからも優しい家族と大好きなベーコンスムージーに囲まれて、平穏な生活を送っていけるといいですね。

<参考サイト>
iheartdogs.com



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yukoyosshi

昔から動物が大好きで、野生動物や自然が多いオーストラリアに留学。現在もオーストラリアにて生活を送っています。家では犬や猫やその他の動物も飼っていて、中でも12年も生きた柴犬のミミとはバディな関係でした。

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