わんちゃんのおしっこの量や回数が増えたら、SOSの赤信号です

2015.05.20

わんちゃんのおしっこの量や回数が増えたら、SOSの赤信号です

「おしっこ」は色々な状態を把握できる、言わば体調のバロメーターでもあると言う事を、皆さんは知っていましたか?

正常な尿の回数はどれくらい?

回数や、一回の尿量、臭気、色などはオスやメスによっても個体差があります。
よって、バラバラなのは当たり前です。
よくある質問に「尿の回数は何回くらいが正常ですか?」と聞かれますが、
日々の生活の中で犬はほぼ同じ生活を繰り返します。ということは、
食事、散歩、寝る時間、排便、排尿。飼い主さんが環境を変えない限りはその子にとっての正常が日々の記録で解るという訳なのです。
室内で飼って、全く散歩に行かないような場合は回数としても把握しやすいですので、だいたい3−6回程度ではないでしょうか。

犬 おしっこ

ただ、散歩などに行くと他のわんちゃんの臭いによりマーキングが始まり、回数が激増します。
そうなると、回数だけでは判断しにくくなると言う事です。
大事な事は回数だけではなく、尿量、臭気、色など総合的に判断する必要があると言う事です。
そして、このような異常にはどのような物が隠されているかを考えていきましょう。

膀胱炎、子宮蓄膿症などの子宮疾患、糖尿病、クッシング症候群などのホルモン疾患、腎臓病、肝臓病など様々な疾患が考らえれます。
この中には早急に手をうたないと行けない物もあり、早期発見が命の鍵を握るといっても過言ではありません。
飼い主さんが少しでもおかしいと思ったら、尿検査を実施し早急に対処を行いましょう。

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Dr.佐藤 貴紀

Dr.佐藤 貴紀

幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。

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