この夏を快適にする為に…「愛犬との車移動」の注意点について

2015.06.24

この夏を快適にする為に…「愛犬との車移動」の注意点について

これからの季節多くなるワンちゃんとの車の旅。 車の旅で注意したいポイントをお伝えします。

最近では、愛犬を連れてお出かけする機会が増える中一緒に泊まれるホテルなども充実てきました。
そして、連れて行く交通手段としてはやはり車が安心安全と言う事もあり、皆さんが利用しています。
特にこの夏の時期は多いのではないでしょうか?
ただ、車での移動は一歩間違えれば人間にもそして動物にも大きな事故に繋がるため注意が必要です。
ここではその注意点をペットの安全を中心にお話したいと思います。
愛犬が起こす症状の中に嘔吐いわゆる車酔いがあります。この症状が飼い主さんから来る相談の中で一番多いです。

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この車酔いを予防する方法はいくつかあります。

  • 車に乗る1時間前には食事を済ませておく
  • 運転中、まめな休憩と水分の摂取を行う
  • 愛犬が揺れないようにある程度の固定をしておく
  • (ただし、運転者が抱っこをすると危険です。)

  • 病院で酔い止めの処方をしてもらう
  • 常日頃から車に乗せて慣れさせる
  • 窓を開けすぎず、外の空気を時々吸わせてあげる
  • 水分をかかさない事
  • 冷房を切らない事
  • 犬は車の予想出来ない揺れや動きに弱く、長時間の環境の変化はとてもストレスになるため上記の事に気をつけましょう。
    またその他にも、固定をせずに乗せた事によって、頭をぶつけてしまうケースや手足を痛めてしまったケースなどもあります。
    また、下痢などの消化器症状も多いように感じます。

    症状や事故は個体差によって大きく違うため、車に乗せる際は飼い主さんが注意を払う様にしましょう。
    あと、真夏は特に「熱中症」に気つけて下さい。
    涼しいと思っても体温調節ができないワンちゃんにとっては危険です。
    飼い主さんが注意してあげましょう。

    これらに気つけて楽しい、車の旅を過ごしてくださいね。

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    Dr.佐藤 貴紀

    Dr.佐藤 貴紀

    幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。

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