暴行を受けながらも、強盗から家を守り抜いた勇敢な引退犬のワグナー

2018.06.15

暴行を受けながらも、強盗から家を守り抜いた勇敢な引退犬のワグナー

私たち人間にとって、犬はベストフレンド!それを証明してくれるエピソードは、数え切れないほどありますね。中でも訓練を受けた犬たちは、驚くほどの能力と忠実さで与えられた使命を果たそうとしてくれています。そしてここに、引退してもなおその使命感を持ち続け、ご主人への忠誠心を証ししてくれた一匹の老犬がいます。彼は侵入者から家を守るために闘い、何度も刺されて瀕死の重傷を負ったのです。

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アメリカで起きた恐ろしい事件

アメリカのユタ州テイラーズビル市に暮らすランディ・プライスさんとジャーマン・シェパードのミックス犬「ワグナー」。13歳になる老犬のワグナーは、警備員であるランディさんと長年共に仕事をしてきた警備犬です。

その事件は、金曜の夜遅くに起こりました。

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ランディさんが暮らす家のガレージに強盗が侵入し、信じられないことに、犯人たちは家を守ろうとするワグナーの体を何度も刺し、逃走したというのです。

「別のシェパードが大声で吠えるのを聞いて、懐中電灯と銃をつかみ、外へ見に行きました。一人か二人か分からないが、犯人はもう逃げた後でした。そして、その場で私が目にしたワグナーは、ナイフで刺されて血まみれだったんです」

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どうやらワグナーは、犯人たちを前に一歩も引かず、最後まで家を守ろうと闘ったと考えられます。今も床に残るワグナーの血が、それを物語っています。

「彼が生きてるのか死んでるのかも分からない。私は心臓がバクバクして震え上がりました。私自身パニック状態だったんです。とにかく助けなきゃって、ワグナーの首の血を止めるのに必死でしたよ」


一命を取りとめる

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ワグナーが動物病院に運び込まれたとき、「彼はショック状態で、傷口が感染症を起こしているようだった」と、救命ケア専門のシャーク獣医師は言います。シャーク獣医師によると、ワグナーにはひどい打撲傷もあったそうです。

ワグナーは首を何度も刺されるという暴行を受けながらも、一命を取りとめました。

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ランディさんは「私たちはずっと一緒に警備の仕事をやってきました。彼は私の相棒でした」と話します。ワグナーは、訓練を受けた警備犬としてこれまでずっとやり続けてきたことを、その日も忠実に実行したのでしょう。

ワグナーが言葉を話せない以上、彼が家を守るために何をしたのか知るすべはありません。でも、彼がどれほどの犠牲を払ったかは明らかですね。


家を守り抜いた勇敢な犬「ワグナー」

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現在、事件については警察が捜査中。ワグナーは治療に専念しています。手術は無事終わり、幸い、獣医師の話では2週間ほどで完治するとのこと。

ランディさんは、今回の事件についてこう話します。「本当に信じられません。どうして罪のない動物を傷つけたりできるのか?しかも刺すなんて!」「私には子どもがいません。犬たちが私の子どもなんです。だからワグナーを失うのが本当に怖かった。死ぬほど怖かった」

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ワグナーは13歳。その後どのくらい仕事を続けられるかは分かりません。最後の警備をする日もそう遠くなさそうです。

でも何歳になっても、彼がご主人のベストフレンド、忠実な警備犬であることに変わりはありません。ワグナーはそれをしっかりと証明してくれました。

<参考サイト>
fox13now



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