愛犬のお腹は大丈夫?

2015.07.01

愛犬のお腹は大丈夫?

愛犬がたまにお腹が「キュルキュル」となる、便が柔らかい、下痢をするなどの症状が出る事はありませんか? 病気のサインの可能性もありますので、症状が継続する場合は早めに検査を受けましょう。

愛犬がたまにお腹が「キュルキュル」となる、便が柔らかい、下痢をするなどの症状が出る事はありませんか?
この症状が継続すると、重症化してしまう恐れがありますので早めに検査などを受ける事をお勧めします。

原因

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大きく分けて3つに分かれます。

  • アレルギーなどのフードによる影響
  • 毎日食べているフードが合わず、下痢などの消化器症状を起こす事が知られています。原因としては一番多いように感じています。

  • 細菌バランスの崩れ
  • 環境やストレスなどが引き金となり、腸内細菌の崩れが生じ、また悪玉菌が多数存在することから便の調子が悪くなる事があります。

  • 腸や膵臓などの炎症
  • 原因が特定できないことが多いのですが、腸に炎症が起きたり、膵臓に炎症が起きる事で下痢などを起こします。
    この3つの原因にほとんどが含まれ、治療が必要な消化器症状だと言うことがわかります。
    また、この他にも消化器型リンパ腫と言われるような悪性腫瘍が原因だったり、寄生虫などの感染ということもあるため、たまにだからと楽観視せずに検査を受けましょう。
    毎日食べる物だからこそ良い物を与え、健康維持を心がけましょう。

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    Dr.佐藤 貴紀

    Dr.佐藤 貴紀

    幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。

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