犬の夏対策 苦手な夏を元気に乗り切ろう!

2015.09.02

犬の夏対策 苦手な夏を元気に乗り切ろう!

犬の平熱は何度かご存知でしょうか。人間よりも2度以上高く、38度から39度です。 もし人間が38度の熱があるときに毛皮を着て夏の炎天下の中を歩いたら、と想像してみてください。夏の散歩は犬にとってはそんな感じなのかもしれません。。 犬は人間のように汗をかいて体温調節ができません。 熱中症にかかれば命の危険もあります。 健康と安全を考えた犬の夏対策についてご紹介します。

暑くてもお散歩に行きたい!

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犬はお散歩が大好き。夏でも外に行きたくて仕方がありません。
うちのワンコ(トイプードル3歳オス)は窓の外をジーっとみつめ無言の訴えをしてきます。
暑いからとお散歩をやめてしまえば運動不足になり、ストレスがたまりますよね。

夏のお散歩は朝早くか夕方に、とよく言われていますが日が沈んで暗くなれば大丈夫と思っていませんか?
アスファルトに囲まれた都会では、熱が地面にこもって日が沈んでも熱いままになっていることがあります。飼い主さんは一度、靴を脱いで素足で地面を触ってみてください。それが犬の肉球に伝わる熱さです。
時間ではなく地面が冷えていることを確認してから歩かせてあげて下さいね。
私は舗装した道よりも、なるべく芝生や土の上を歩かせています。
暗いと汚いものや危険な物が見えない事があるので、夜のお散歩は懐中電灯持参です。

犬は汗をかきませんが唯一肉球には汗腺があり、暑いときには湿っていることがあります。
湿っぽいと汚れが付きやすいのでお散歩から帰ったら肉球をきれいに拭いてあげましょう。拭いたあとのウエットテッシュを見て、こんなに汚れてる!とびっくりする事が多々あります。

お散歩で興奮すると犬の体温が上がってしまいます。水を入れたペットボトルを持参し、こまめに水分補給してください。私はシリコン製の折りたためる犬用の水飲みを持ち歩いています。かさばらずオススメです。


車でのお出かけで注意すること

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夏休み、犬も連れて家族で出かける方も多いでしょう。
荷物が増えるので電車よりも車が便利ですよね。
犬を車に乗せるときは安全のためにクレートに入れることは常識ですが、
狭いクレートの中は暑いです。
犬に合わせてクーラーの温度を下げ過ぎると人間が寒くなってしまいます。
私はペットボトルに水を入れて凍らせたものをタオルに巻いて
クレートの中に入れています。
うちは小型犬なので500mlを一つ用意していますが
大型犬なら数を増やしてあげてください。

高速道路を利用して、ちょっと遠出をされる事もあると思います。
渋滞で休憩がなかなか取れず、水分補給が難しい時がありますが、
対策として、クレートの扉に取り付けられる給水器を利用するといつでも水が飲めます。


夏バテ対策、ひんやりおやつ

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我が家のワンコも暑さのせいか、だらーんとしている時があります。
夏バテで食欲がない時、
口当たりの良いひんやりしたものが食べたくなりませんか?
犬も人間と同じです。

ひんやりといってもただの氷では味気ないですね。
鶏肉のゆで汁を製氷器で凍らせれば、冷たくて栄養価が高いおやつの出来上がりです。
市販の犬用の小さなカップゼリーを凍らせたものでも良いです。
味の種類が豊富なので飽きる事がありません。
凍ったものは食べるのに時間がかかり長く楽しめます。
但し、丸呑みするワンちゃんは喉に詰まらせる危険があるので
必ず飼い主さんが見ていられる時にあげて下さい。

うちのワンコは鶏肉の茹で汁で作った四角い氷を2、3個フードの器に入れてあげると、
器のなかで転がしながら舐めています。
スイカも大好きでシャリシャリとおいしそうに食べます。
ほとんどが水分なので水分補給にもなり、オススメです。
スイカが好きなワンちゃんは多いと思いますが、
食べ過ぎるとお腹がゆるくなる場合があるので与える量に気をつけてください。


夏のお留守番を快適にするために

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最後に夏のお留守番対策についてご紹介します。
我が家は必ずエアコンが作動しているか確認してから出かけるよう、
家族全員のお約束にしています。

設定温度は何度にするのがよいか迷いますよね。
犬は人間が暑いと感じたらその何倍もの暑さを感じています。
低めに設定したいところですが、1日中かけっぱなしとなると気になるのが電気代です。

冷たい風は部屋の下のほうに行くので床にいる犬は
人間よりも冷たい風に当たる事になります。
それを考えると設定温度は25度くらいが良いのではないでしょうか。
私は遮光性のカーテンを使って部屋に日光が差し込まないように工夫しています。
換気扇を回しておけば熱がこもらず、温度、湿度共に上がり難くなります。

お留守番の時は、ほとんど寝ているというワンちゃんが多いので
犬用のクールベットがオススメです。
専用の保冷剤をクッションの下に入れるタイプを使っていますが
ひんやり気持ち良いのか、喜びますよ。
イタズラして中身を出してしまうワンちゃんには
人工大理石やアルミ素材のものが安心です。

留守番中の水分補給のため、お水はいつでも飲めるように用意しています。
私は日光が当たらない所に万が一、器をひっくり返しても大丈夫なように数カ所に置くようにしています。


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犬の夏の対策について、いくつかご紹介しました。
今回ご紹介した、夏の対策グッズはペットショップやホームセンター以外に
ペット用品専門のネットショップでも購入出来ます。
種類やサイズが豊富なのでワンちゃんに合った物がみつかると思います。
便利なグッズを利用して苦手な夏を元気に乗り切れるよう、
快適な環境を作ってあげたいですね。


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Mayumi.M

Mayumi.M

ハンドメイド、お料理、そしてワンコが大好きです。 三年前にトイプードルを迎え、初めての犬育ては大騒動。躾教室に通い愛犬とドッグダンスを習っています。失敗談も含め皆さんにお役に立てる情報を楽しく綴ってみたいです。


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