【掲載:2016.12.16 更新:2024.12.03】
クリスマスツリーと格闘する猫が多いってホント?
12月のビッグイベントといえばクリスマス。街並がクリスマスの飾り付けでとても華やかになる時期です。
家の中でも、クリスマスツリーを飾って雰囲気を楽しむ方も多いのではないでしょうか。
キラキラ光るイルミネーションのクリスマスツリーが家の中にあると、一気にクリスマスムードが高まります。
実は、猫にとってもクリスマスツリーはとても気になる存在のようです。
猫ちゃん達も興味が惹かれるようですが、実際に猫を飼っているお宅ではクリスマスツリーを出した時にどのような反応を示しているのでしょうか。
●飼い主さんたちの声は…
クリスマスツリーに反応を示す猫の飼い主さんの声をいくつかご紹介していきます。
・ツリーの下でソワソワしている様子がカワイイ
・クリスマスツリーをガジガジとかじってしまった!
・子猫がクリスマスツリーの中に潜って遊んでいる
・クリスマスツリーに激突して倒している
・倒した後にクリスマスツリーに挟まって大変
・クリスマスツリーを倒した後に「やったぜ!」的な満足感が面白い
なるほど・・・。いろんな猫ちゃん達がいるんですね。
でも、クリスマスツリーを見てモジモジしている程度の反応ならいいですが、実際に倒されてしまうと飾り付けも大変ですよね。猫ちゃん達の性格によって反応は変わるのかもしれません。
どうしてクリスマスツリーを倒すの?
「クリスマスツリーを倒す!」という猫も多いようですが、それはいったいなぜなんでしょう?
クリスマスツリーには、猫が気になるポイントがたくさん。
まず、まるで本物のような草がついているツリーは、猫にとっても登り甲斐のある高さのもの。カラフルな飾り付けをする前の単なる「木」の状態でも、きっと興味深いのでしょう。
猫にとっては「この木に登りたい」という衝動にかられるのかもしれません。
でも、本物の木ではありませんから軽くて不安定。そんな木に登ろうとしてダッシュすれば、倒れてしまいます。
そして、飾り付けが完成したクリスマスツリーには、キラキラ光るミラーボール、色とりどりのリボン、ピカピカのモール、音が鳴る鈴、雪に見せかけたフワフワの綿、小さな家やサンタ達の飾り、光る電飾など猫にとっては魅力的なおもちゃのようなものがたくさんです。
猫ちゃん的には「わーい!」と楽しげにクリスマスツリーに向かって倒してしまうのかもしれませんが、倒してしまった時に危険となる可能性も大きいです。
また、倒さずともクリスマスツリーに飾られたオーナメントやモールなどを食べてしまう危険性もあります。
猫からクリスマスツリーを守る方法
倒される危険があるけれども、飾りたい時にはどう工夫したらいいのでしょうか。そこで、倒されにくくなる対策について考えてみました。
◆ツリーを柵で囲う
ゲージやストーブガードのようなものでクリスマスツリーのための柵を作り、その中にクリスマスツリーを飾るという方法も。
ただし、よほど高さのあるものでガードしなければ、猫の興味度が最高潮に達した時にジャンプしてまでクリスマスツリーに突進してくる可能性もあります。
猫の跳躍力は素晴らしいものがあるので、100%防ぐ対策にはならないこともあるかもしれませんね。
◆猫の手が届かない所に飾る
猫が行く所のできない高い所などがあれば、そのような場所に飾るのも良いでしょう。
ただし、猫は運動神経抜群です。キラキラしたツリーが目に付くところにあれば、ちょっとの高さであれば飛び乗ってしまうかもしれません。
猫が容易には行くことのできないような場所があるなら、試してみたい方法ですね。
◆猫が入れない場所に飾る
それぞれのご家庭での飼い方にもよりますが、猫が普段の生活で入らないという場所があるお宅もあるのではないでしょうか。
例えば、「うちの猫はリビングから出さない」というケースなら玄関ホールに飾ってみてもいいかもしれません。
お部屋にないのは寂しいですが、家族が毎日のように通過する場所ですし、猫のためと思えばそれも対策の一つのような気がしますよね。
◆猫がケガをしないように見張る
猫がひとりぼっちでいる時にクリスマスツリーを倒してケガをしてしまわないようにしましょう。
人間がいない時に、装飾品を食べてしまって体に害となるのも可哀相です。飼い主さんと一緒の時には出して、お留守番の時には別部屋に置くという対策もあります。
その子の性格を見ながらの対策を
クリスマスツリーが毎年恒例になっているのなら、年齢とともに興味を失って倒さなくなったという猫もいます。
クリスマスツリーは人間にとっても猫にとっても楽しくてワクワクするもの。猫が倒してケガをする可能性だけでなく飾りを食べてしまう危険も潜んでいます。
猫ちゃんの性格にあった対策を飼い主さんの責任で行うようにしたいものですね。