ヒョウ柄の猫はベンガル以外にもいる?特徴や性格を解説

2022.08.03

ヒョウ柄の猫はベンガル以外にもいる?特徴や性格を解説

ヒョウ柄の模様を持つ猫を見たことはありますか?ワイルドなロゼット柄は、カッコいい猫が好きな方から見るとたまらないでしょう。今回は野性味たっぷりなヒョウ柄の模様を持つ種類の猫について、特徴や性格をご紹介いたします。

ヒョウ柄の猫の種類

◆ヒョウ柄とは

ヒョウ

ヒョウ柄とは、大型のネコ科動物であるヒョウの体に現れる模様です。

ブラウンの毛色に梅花紋と呼ばれる黒色の輪が全身にあり、輪の中はオレンジ色なのが特徴です。

◆ヒョウ柄の猫

ヒョウ柄の被毛を持つ猫として考えられる猫種は、以下の3種類です。

・ベンガル
・オシキャット
・ジェネッタ

◆ヒョウ柄に似た模様

チーターとジャガー

ヒョウ柄に似た模様を持つ動物もいます。
チーターやジャガーなどは、動物園で見たことがある方もいるのではないでしょうか。

チーターの模様は輪ではなく、黒い斑点となります。

また、ジャガーはヒョウ柄同様の梅花紋の中に斑点があります。
じっくり観察してみると違いが判りますので、ぜひ見てみてください。


「ベンガル」の特徴や性格

飼い猫には「可愛さよりも、カッコよさ」と考えている人には、きっと魅力的にうつるベンガル。
野生的なヒョウ柄がなんとも神秘的で美しいです。

◆ベンガルの歴史

ベンガル

ベンガルは原産国がアメリカです。野生のベンガルヤマネコとイエネコを交配させて産まれたヒョウ柄の猫がベンガルのルーツです。

◆ベンガルの外見

被毛は短毛種で、ヒョウのような体の柄で野性的な模様です。

カラーはブラウンもしくはシルバー、パターンはタビーのみとされています。
ヒョウ柄のようなスポッテッドタビーの他、渦巻きのような柄のマーブルタビーも認められています。

スポッテッドタビーの中でも人気があるのはやはりヒョウ柄のような茶色ベースのロゼット柄です。
ワイルドで小さなヒョウのような印象が好まれています。

毛は短毛で密集していますが、シングルコートで抜け毛は少ないです。

◆ベンガルの体重

体重は個体差がありますが、オスは約3~6kg、メスは3~5kgほどの比較的大型の猫です。

基本的に見た目はガッシリと筋肉質、そしてたくましい体つきをしています。
筋肉質でガッシリはしているものの、「太っている」というより「スマート」な印象がある猫です。

◆ベンガルの性格

撫でられるベンガル

ワイルドな外見ですので、野生的で荒っぽいのでは…というイメージのベンガルですが、実は結構社交的。
人に対して荒々しさを出すことはありませんが、とにかく元気がいっぱいで運動量が多いです。

遊び好きなので、家の中ではたっぷりと遊べるスペースを作ってあげると喜ぶでしょう。

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「オシキャット」の特徴や性格

◆オシキャットの歴史

1960年代にアメリカのブリーダーがサイアミーズ(シャム猫)とアビシニアンを交配させ、誕生したスポット模様の猫がオシキャットのはじまりです。

その後サイアミーズ・アビシニアン・アメリカンショートヘアを掛け合わせてオシキャットが誕生しました。

◆オシキャットの外見

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オシキャットの体重は、オスが約3.5~6.5kg、メスが約3~5.5kgと中型からやや大型。平均的な猫よりも若干大きめです。

また、ベンガルと同じでヒョウ柄が特徴です。パターンはタビーのみ認められています。
ツヤがある被毛で撫でても気持ちが良く、触り心地も抜群です。現在、チョコレート、タウニー(ブラウン)、ブルーなど12色の色が認められています。

ベンガル同様ワイルドな見た目ですが、シャムやアビシニアンの血が入っているため手足は長めです。ベンガルよりスラっとした印象を受けるでしょう。

◆オシキャットの性格

オシキャットは、野生のワイルドさと知性も兼ね備えている猫です。
賢さがあるため、まるで犬のようにしつけることもできます。個体差はありますが、しつけがしやすく比較的飼いやすい猫と言われています。

甘えん坊な一面も持っていて、飼い主さんにも忠実で愛情が深いので、とにかく猫と触れ合っていたい人にはぴったりです。

また、とても元気で活発なのでたくさん運動できるように配慮してあげたいものです。
飼い主さんへの依存度が高いので、留守番など孤独になることが若干苦手です。退屈な時間を持たせないように気をつけてあげましょう。

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「ジェネッタ」の特徴や性格

ジェネッタ

◆ジェネッタの歴史

ジェネッタは比較的新しい猫種で、一部の血統書団体のみで品種として認められています。

「ジェネッタ」という名前は、ジャコウネコ科のアフリカンジェネットから付けられています。
アフリカンジェネットをペットとして飼いたい愛好家たちが似た外見を目指し、ベンガルやマンチカン等を交配させて作られました。

◆ジェネッタの外見

アフリカンジェネットに似せて作出された種類となるため、スポット柄の模様に短い手足を持ちます。

歴史の浅い猫ですので、ブリーダーによって今後も改良が進められていくでしょう。

◆ジェネッタの性格

基本はベンガルと同じで、遊び好きで友好的でしょう。

飼い主さんと遊ぶことも大好きなので、一緒におもちゃで遊んであげる時間を作ってあげてください。

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ヒョウ柄の猫の違いや見分け方

ベンガルとオシキャット

ヒョウ柄!というカッコいい見た目が魅力的な猫たち。違いや見分け方はあるのでしょうか。

体格
ベンガルは大型でがっしりとした体型、オシキャットも体は大きめですが、ベンガルよりも細身です。
また、ジェネッタはベンガルよりも体は小さめで丸く、手足が短いでしょう。

②性格
いずれの猫種も元気があって運動量が多いです。
また、賢さもあってしつけがしやすいのがオシキャットと言われています。


ヒョウ柄の猫まとめ

ヒョウ柄の模様を持つ猫たちについてご紹介いたしました。

現在は、「ベンガル」「オシキャット」「ジェネッタ」がヒョウ柄を持っている猫種です。

いずれも野生的なヒョウ柄が印象的で、魅力がたっぷりなとても美しい猫です。
お迎えを検討している方は、違いを理解して自分にピッタリな子を探してみてくださいね。


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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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