1.猫がイタズラする理由は?
2.猫がイタズラをしていたときの怒り方
3.猫のイタズラを防ぐ方法は?
3-1.イタズラの対象になるものをきちんとしまう
3-2.時間を作って遊んであげる
3-3.環境を変えてみる
4.まとめ
【掲載:2021.02.12 更新:2023.1.24】
猫がイタズラする理由は?
どうしてうちの猫がイタズラするのかわからない、と思っている方は多いと思います。
でも少し考えてみてください。あなたの家の猫は過ごしやすい環境にいるでしょうか?ストレスを感じるような環境にいると、猫はどうしても人間が嫌だと思うようなことをやってしまいます。
人間と同じく猫でもストレスが溜まるのです。そのストレスを発散しているということなのですね。猫自身は悪いことをやって飼い主の気を引きたいと思っている場合もありますし、ただ、その行為をすることで心を落ち着かせようとしている場合があります。
まずは環境を整えることが必要なのです。室内飼いをしている場合は猫が運動をできる場所をきちんと作っておくことが必要です。もちろん、清潔にしておくことも重要です。
また、仕事などで家にいなくてなかなか構うことが出来ないという場合でも、飼い主に構ってほしくて飼い主の気を引く行動をすることがあります。
猫がイタズラをしていたときの叱り方
イタズラをしているのを見かけたらどうしたらいいのでしょうか。その場ですぐに叱る必要があります。
その場ですぐに叱らなければ、今自分がやっていることが悪いことだという認識が出来ません。後から怒っても、何をやってしかられたのか認識できないのです。
したがって、やってはいけないことをやっている場面を見かけたら、即座に叱りましょう。
人間の子どものように言い聞かせてもわかりません。手を叩いて大きな音を出したり、「コラ!」や「ダメ!」と低い声で呼びかけます。
体罰は愛猫との信頼関係が崩れてしまう可能性がありますので、絶対にやめましょう。
イタズラをすると悪いこと(大きな音や声)が起きるということを理解させるようにするのが効果的です。
猫のイタズラを防ぐ方法は?
◆イタズラの対象になるものをきちんとしまう
ティッシュペーパーやトイレットペーパーで遊ぶ、ビニール袋をかじる、棚の上のものを落とすなど、猫のイタズラは多岐にわたります。
その猫によってするイタズラは様々ですが、既にターゲットにされたものや、猫がイタズラしそうなものはあらかじめ猫の手の届かない場所にしまいましょう。
食べるつもりはなくても、口に入れている間に誤って飲み込んでしまうという可能性もあります。
猫の舌はよく見るとトゲトゲした細かい突起が生えており、ここに引っかかったものが取れずに飲み込まれてしまうのです。
ビニール紐や紐状のおもちゃなどは、猫の興味をひきやすいうえに細くて長いため一度飲んでしまうと吐き出すことが難しいです。
誤飲の可能性があるものや、遊んだ後のおもちゃは必ず片付けるようにしましょう。
◆時間を作って遊んであげる
飼い主さんが仕事に行っていて、ほとんど一日中放置されているような状況だと猫はストレスを感じてしまいます。仕事から帰ってきたら家の中がめちゃめちゃになっていた、という経験をした方も多いのではないでしょうか。
疲れて帰って来ているのに片付けまでしなければならなくて頭に来て怒ってしまうことも多いでしょう。しかし、その時点で怒っても、猫にはなぜ怒られているのかわかりません。
最初に言った通り、その場で叱らなければ意味が無いのです。むしろ、一日放っておいた分、構ってあげることが必要です。人間と同じで放置しておくと拗ねてしまうのは当たり前です。
室内飼いの場合は、自分がいない間にも飽きないで遊べるようにおもちゃなども置いておくようにしましょう。
もちろん、休日などには思いっきり構ってあげるのも忘れないでください。
◆環境を変えてみる
猫がイタズラをする場合、トイレやご飯、お部屋の環境などが気に入っていないという可能性もあります。
トイレに毛布などを引っ張り込んでいたり猫砂を食べたりする場合は、トイレの個数を増やす、トイレ本体を大きなものに変える、猫砂を違う種類に変える、掃除の頻度を上げるといった工夫が必要です。
猫はとてもきれい好きな生き物で、トイレの汚れに敏感です。自分や同居猫の排泄物が残っているとそのトイレでは用を足したがらない子もいるそうです。
愛猫につらい思いをさせないためにも、トイレ周辺の環境は特に気を配ってあげましょう。
ご飯やお水のお皿をひっくり返す場合は、お皿を重いものに変えてみるのも一つの手です。
プラスチック製のお皿は軽くて扱いやすいですが、猫の力でも簡単にひっくり返ってしまいます。
重くてしっかりしている陶器製の食器や、いつでも新鮮なお水が飲める自動給水器にするのもおすすめです。
遊びたい盛りの子猫や若い猫、活発な猫種などはしっかりと運動ができる環境を用意してあげる必要があります。
背の高いキャットタワーや自由に行き来できるキャットウォークを設置したり、窓の外が見えるような家具の配置にしたりするのもよいでしょう。
完全室内飼いの猫ちゃんも、縄張り=普段暮らしている家の中を一望できるような場所があるとよいそうです。
マンションで猫を飼う人も増えている現代では、キャットタワーは必須アイテムといえるかもしれませんね。
まとめ
イタズラをするのは、ストレスが溜まっていたり飼い主に構ってほしい場合のことが多いというのはわかりましたね。
結論を言うと、ストレスを感じない環境をしっかりと作っておき、コミュニケーションをしっかりととっておけば悪さをするのは減るということです。
もちろん、最初は何が悪くて何がいいことなのかわかっていないので、ストレスなどが無くても悪さをしてしまうこともあります。
そういった場合は、きちんと自分が悪いことをしているのだとわからせるのが大事です。怒ってばかりでは信頼関係は築けないので、その為にもいつもは良好な関係を保っておくことが必要です。
猫が好きで飼っているのならば、それ程難しいことではありませんよね。普段は思い切り可愛がってあげてください。
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