子猫が鳴き止まないのは理由がある
子猫は意味なく鳴いている訳ではありません。子猫が鳴き止まないのには、必ず何らかの理由があります。
・知らない場所に連れてこられた。
・お腹が空いた。眠れない。
・もっと遊びたい。外に出たい。
・おかあさんが恋しい。
・寒い。暑い。
猫は環境の変化に敏感な動物なので、ほんのわずかな変化もストレスに感じ、不安な気持ちから鳴いてしまいます。欲求が満たされない時もストレスを感じて鳴いてしまいます。
子猫が鳴き止まない時は、これらのストレスの元を取り除かなければなりません。
鳴き止まない子猫への対策
1. 生理的欲求を満たす
生理的欲求とは、食べる・飲む・眠る・体温を維持する・排泄をする・呼吸をするといった、猫が生きていく上で最も本能的で基本的、かつ最も大きな欲求のこと。これらを満たすことで、鳴き止まない子猫を鳴きやますことができます。
・食事、水、ミルクなどを与える。
・子猫は体温調節機能が未熟なので、季節に関わらず保温を心がける。
・トイレを猫の好みのものに整える。譲り受けた子猫なら、前の家で使用していた猫砂を少し分けてもらう。
・安心して眠れるように、子猫の母親や兄弟の匂いがついた毛布などを譲ってもらい、子猫の寝床に使う。
・子猫の寝床は暗くて静かな場所に設置する。寝床は母猫を連想させるように暖かく柔らかなもの(毛布や湯たんぽ等)を入れる
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2. 行動欲求を満たす
探索する・追いかける・触れ合う・遊ぶ・交尾するといった欲求を行動欲求と言います。これらの欲求を満たすために、飼い主さんは子猫とたくさん遊んであげましょう。
子猫も生後半年を過ぎれば発情期を迎え、大声で鳴き出します。近所に発情期の猫がいれば、その声に誘われて大声で鳴いてしまうこともあります。
・猫の活動量が増える夜、子猫とたくさん遊ぶ。
・猫じゃらしなどで、子猫の狩猟本能を刺激する遊びを取り入れる。
・発情期が訪れていて、計画的な繁殖ができない、繁殖を望まないのであれば時期を見て去勢・避妊手術を行う。
・外に出たいと鳴き止まない場合はカーテンなどで外が見えないようにする。絶対に出外にさない。
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3. 安全欲求を満たす
猫の安全欲求とは病気・怪我などが解消され、良い環境下で安全に暮らすこと。苦しそうに大きな声で頻繁に鳴く・喉を鳴らす・声がかすれる・声が出ていないといった鳴き方は病気の可能性があります。喉を鳴らす鳴き声は、病気や怪我の不安を解消し 回復しようとする鳴き方です。
子猫が鳴き止まないのは体調が悪いせいかもしれません。
・まだ健康診断を受けていないようであれば病院で受診する。
・ワクチン接種を行う。
・吠えるような大声で、またはかすれて声が出ないような鳴き方は子猫が大きなストレスを感じているサイン。医師に相談をするとともに、ストレスの原因を探り、早急に取り除きましょう。
4. 時にはスルー
子猫が鳴き止まないからといって、鳴くたびにおやつや遊びの要求に答えていると、子猫は「この飼い主は鳴けば何でもいうことを聞いてくれる」と思ってしまいます。
必要以上の要求は時にはスルーして、「そんなに甘くないよ」と教えてあげましょう。
・鳴いても必要以上の食事やおやつは与えない。
・遊ぶ時間がない時はブラッシングなどでコミュニケーションをとる。
まとめ
猫は狩猟動物です。もともと日中は寝て、夜明けと夕暮れに狩りをすると言った生活リズムを持っています。そのため、飼い主さんが猫の生活に合わせてしまい、習慣化してしまうと、再び矯正することが大変になります。飼い主さんの生活に合わせて適応できるよう、子猫のうちから慣れさせていくことが大切です。
子猫が鳴き止まない時は原因を探り、対策をとったら、慌てずゆったりと見守ってあげましょう。
どうぞ幸せな猫ライフをお送りください。
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