日本では空前の猫ブーム到来!
猫が好きな人にとっては、同じ猫好きの人を見ると親近感がわくものですよね。会話は笑顔で弾むでしょう。
猫の写真集やぬいぐるみなどの猫グッズの売れ行きもいいですし、日本は国全体が「猫好き」ムードが加速しているイメージがあります。
◆猫の飼育数が犬を超えた!?
かつては日本でも動物たちは「番犬」「家畜」的に飼われていました。しかし、近年は「ペット」として愛玩的な意味合いで犬や猫を飼う人がほとんどです。
これまでは、犬派の方が一歩リードで犬の飼育数の方が多く、犬の飼育数の多さは変わらないものの、猫の飼育数との差が徐々に縮んでいる状況となっていました。
年々猫の飼育数は増え続け、ついに2017年、猫の推定飼育数が初めて犬の数を上回ったと発表されました。ペットフード協会が行う「平成29年 全国犬猫飼育実態調査」で、犬は892万匹、猫は952万6千匹という報告がされています。
◆猫は色々な事情の人が飼いやすい
では、どうして猫の人気が追い上げてきたのかというと、ひとつの理由は「散歩がいらない」ということでしょう。
犬の散歩は、犬の体力キープのためには欠かせないもの。しかし、同様に散歩に連れていく飼い主さんの労力と時間も必要とします。
忙しくて時間が取れない一人暮らしの人や体力がない高齢の人も猫なら飼えるため、ジワジワと人気が上昇しているのです。
◆猫が活躍する場が増えてきた
日本では猫が飼えない人も楽しめる「猫カフェ」が人気です。家庭の事情で飼えないけれど、猫カフェに行けば猫が身近に感じられます。日本では、たくさん猫カフェがありますが、人間と触れ合う猫の姿を見ていると幸せそうに見えます。日本の猫カフェは海外からも観光客がやってくるほど有名です。
また、駅長猫やタレント猫など猫がお仕事をしている様子も日々見かけます。
猫ブームのおかげで猫好きさん達もかなり増えました。ペットとして飼育していない愛猫家の数を考えれば、世界的に見ても、日本は猫好きな国と言えるでしょう。
猫の飼育数が多い国って?
世界的にも、ペットとして飼育されている数を比較すると「犬派が多いか?猫派が多いか?」が分かります。
◆猫の飼育数が多い国
数年前に世界中の国を対象にして行った調査によると、飼育率でみたときに猫の割合が多い国は「トルコ」「スウェーデン」「ロシア」「オランダ」「ベルギー」「カナダ」「フランス」「ドイツ」などです。
また、犬の飼育数を超えてはいないものの猫の飼育数が多い国は「アメリカ」「イギリス」「スペイン」「メキシコ」「アルゼンチン」「オーストラリア」「チェコ」「イタリア」などが挙げられています。
愛猫家の多い国は?その理由とは?
猫の飼育率が高い国や、実際に飼っていなくても猫に対して友好的な気持ちを持つ国々を見ていきましょう。
◆猫が国民を救った!?「ロシア」
猫の飼育数が世界的に見てもトップのロシアですが、どうしてなのでしょう。
実は、第二次世界大戦のころのナチスによる独裁政治が関係しています。
当時、食料危機におちいったことが原因で猫たちも人間に食べられることとなり、その結果ネズミを駆除する猫がいなくなったため、ネズミが増えて伝染病が拡大します。伝染病は人々の命を脅かし、国的には危機的状況にもなっていました。
そんななか、国外からやってきた多くの猫達がネズミを駆除し、ロシアの人々の命が守られました。ロシアの人にとって、猫は「命を守ったヒーロー達」なのです。
そんな歴史的背景からロシアでは猫を大事にする風習があり、国民が猫好きなのはもちろん「ペット」としても人気となっています。
◆猫を神聖なものと考える「イスラム諸国」
イスラム地域では、宗教的な意味から猫がかなり好まれています。また、逆に「犬」が嫌われている傾向にあります。
世界ではさまざまな宗教があり、いろいろな伝説が語り継がれています。歴史のなかでは動物が登場することもあり、古い時代から猫と人間は共存していたことが分かるでしょう。
イスラム教で猫が大事に考えられている理由は、かつての預言者ムハマンドが猫を溺愛していたからと言われています。
彼はイスラム帝国の歴史を語るうえで欠かせない重要人物で「猫をいじめてはいけない、殺してはいけない」と強く指示していました。それがきっかけとなり、イスラム地域では猫は神に近い存在、神聖な生き物と大事に考えられてきたのです。
このようにイスラム教を信仰する人達にとっては「猫は神聖」という考えが根付いてしまっているのですね。
イスラム教では、宗教上の書物に「豚肉」は不浄なものと記されています。そのため、イスラム教を信仰している国では豚肉は食べません。
その宗教を信仰していない私たち日本人からすると驚きですが、実は犬の存在も同様に「不浄なもの」と考えられているのだそうです。特に、イランでは犬を忌み嫌う意識が古くからあったので、犬に対しての風当たりは強いです。
実際には一部の富裕層のなかには、高額なお金を出してひそかに飼育している人もいるという現実もあります。
しかし、犬をひそかに愛するイラン人にとっては、外を一緒に歩くことはかなり勇気がいることなのだとか…。反対派の住民がまだ多いので、バッシングされたり、警察によって注意喚起されたりなど日本では考えられないことが起こっています。
イスラム教の地域と言ってもその信仰度合はさまざま。同じイスラム教でも派によっては考え方に若干の違いがあるようです。犬の存在を「よくない」と考えられていた昔と違って、時代の流れによって犬に対しても寛容的になっている地域はあります。
しかし、お国全体でみると「猫が優勢」なことは間違いなしで猫好きな国と言えるでしょう。
◆猫好き必見の観光地「トルコ」
世界遺産や文化遺産、歴史的な宮殿や伝統的な家屋が見られる素敵な国「トルコ」。古い歴史に触れられる国で、いたるところに見どころ満載の観光地があります。
ふだんから観光客も多い国ですが、彼らの心を和ましているのが街に暮らす猫たちの存在です。
石畳の路地裏に猫たちがお昼寝していたり、散歩をしていたりする姿も日常茶飯事。もはや、猫たちがいなければどこか寂しい風景に見えるくらい街中になじんでいます。また、歴史的な建造物周辺に猫がチラホラといたりもします。
観光客の笑顔を誘う光景が見られること間違いなしで、猫が好きな人にとってはたまらない「猫好きな国」と言えるでしょう。
◆人間と猫が共存する「モロッコ」
地中海沿いにある国「モロッコ」。正式にはモロッコ王国と言います。モロッコに住む人々の大半がイスラム教徒です。
さきほどもお話ししましたが、イスラム教徒は猫好き。そのため、モロッコは猫を大事にしようという意識が自然にイメージされています。
モロッコには、街全体がブルーに包まれている幻想的な街があります。モロッコの北側に位置するシャウエンという街は、モロッコ王国のなかでも人気の観光地です。
シャウエンの建物は、濃い青や水色、白などが多く、全体的に青が基本色で、山の斜面に立ち並ぶ建物の景色を楽しむことができる風景です。
「なぜ街並みが青いのか」については、かつて生活していたユダヤ人が宗教上神聖とされていた青を塗ったからと言われているほか、虫よけや涼しい色だからなど諸説あります。
シャウエンのブルーな街ももちろん猫たちが暮らしています。現地で暮らす国の人々にとって、むしろ猫のいない生活が考えられないほど大切な存在。地域の人たちに守られている猫も、穏やかに優しい表情で毎日を暮らしています。
街の人々だけでなく、観光客からも愛される存在です。青い建物のなかからひょっこり顔を出す猫を見るのも観光の楽しみのひとつになっているようです。
●海外の猫スポットについての記事はコチラ
近年、観光地としても人気の猫スポット。猫好きならぜひ訪れてみたいですよね。そんな猫スポットはゆったり穏やかな時が流れる、素敵な観光スポットに間違いないと思うのです。なぜなら、猫は居心地の良い場所を見つける天才だから。今回は海外に目を向けて、世界中の人気猫スポットをご紹介したいと思います。
猫を嫌う国っていったいどこなの?
猫を嫌う国は、東南アジアに多く見られます。
◆猫嫌い&犬好きな国「韓国」
韓国は猫を嫌う風習で、愛猫家が移住したら住みづらい国かもしれません。
「犬も猫もどちらも好きな人が多い」という日本と違って、韓国は「犬は好きだけど猫は嫌い」という傾向にあるようです。
韓国で猫が嫌われているのは、美しく神秘的な猫の目が苦手とされる大きなものなんだと言われています。
猫と言うと、瞳の色が光の加減で少しずつ変わるのが魅力的ですよね。大きな目元が宝石のように輝くのは、猫ならではの美しさだと思います。
でも、韓国ではその変化に富んでいる目の輝きが不気味的に考えられているのです。
韓国で猫を嫌いとするのは年配者に多いらしく、下の世代に「猫はよくないもの」と語り継がれるので、若い人達の頭に自然に植えつけられている状態と言えます。
ただ、最近では、影響力のある有名人が猫をペットとして飼育することで「猫はそんなに悪くない」というように時代にマッチした考え方も徐々に出はじめてきているようです。
◆古くから猫を嫌う文化がある「インド」
インドでは猫を嫌う文化が世界でもトップクラスです。その理由は宗教的なことが絡んでいると言われています。
インドの人は犬が好きです。ただ、ペットとして飼うのとはまた少し違っていて、愛玩目的でペットとして犬を飼育するというニュアンスではなく、街で普通に見かける犬たちと共存していると言ってもいいでしょう。
インドでは野生の猫を見かけない代わりに、街を歩いていて野良犬たちの姿を見かけます。また、同じように、野良牛や野良ヤギなども街中に普通に存在しています。
ヒンズー教では牛が神聖とされていて、街中を歩く「野良牛」であっても捕獲して殺処分などもできません。神的存在ですから、人々が食する文化もないのです。
このように、インドでは牛や犬の姿が見られ、お互いに生活を邪魔することもなく穏やかに暮らしています。
インドの歴史上の人物で需要なお釈迦様は、知らない人はいないほどの伝説の存在ですよね。実は、そんな大事なお釈迦様の命を脅かしたのが猫なのだそう…。
それが原因でお釈迦様の命が絶たれたとさえ言われていて、仏教を信仰する人にとっては「猫は敵」のような考え方をされています。
ただ、過去の伝説というのは現実的には考えられないことも多く、猫がお釈迦様の亡くなる直接的な原因になったというのも明らかに言い伝えだと思います。
しかし、その伝説が語り継がれていたインドでは、猫を敵視していることから猫を見かける機会さえ少ないようです。
まとめ
いかがでしたか?
世界には猫が好きな国だけでなく、嫌いな国もあるんですね。猫が好きな人から見ると「猫の魅力をもっと知って欲しい」と思うのですが、嫌いな国の多くはどうやら古くからの言い伝えや宗教が関係していたようです。
しかし、一般的に「猫が嫌い」と言われている国でも最近では「好き」に変わりつつある人達も少なからずいることが分かっています。
猫は本当に可愛い動物です。猫好きとしては、世界の多くの人に猫の魅力について知ってもらいたいものです。宗教、歴史などの理由を乗り越え、今後、多くの国で猫が愛されていくことを願っています。
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