猫は抱っこが好き?嫌い?NGな抱っこと上手な抱っこの仕方を解説

2022.10.29

猫は抱っこが好き?嫌い?NGな抱っこと上手な抱っこの仕方を解説

大好きな猫ちゃんを抱っこすると幸せな気持ちになりますよね。猫ちゃんと暮らす中で、移動のために抱っこする必要もあるでしょう。しかし、抱っこ嫌いであったり、すぐに逃げたりする猫ちゃんも少なくありません。猫が抱っこ好きかどうかは、猫の性格や飼い主さんの抱き方にもよります。今回は、上手な抱っこの仕方やNG行動も紹介していきます。

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【目次】
1.猫は抱っこが好き?嫌い?
 1-1.抱っこして!とせがむほど大好きな子もいる
 1-2.絶対イヤ!な子もいる
 1-3.クールだけど時々抱っこしてほしい気分屋さんもいる

2.猫が抱っこ好き、抱っこ嫌いになる理由
 2-1.元々の性格
 2-2.飼い主さんの抱き方
 2-3.飼い主さんのニオイ
 2-4.抱っこに対するイメージ

3.上手な抱っこの仕方をマスターしよう
 3-1.ステップ1. 猫をよく観察して、タイミングを見極める
 3-2.ステップ2. 座って、猫の両脇に入れて上半身をゆっくりと持ち上げる
 3-3.ステップ3. 同時に片方の手でお尻を支えながら引き寄せる
 3-4.ステップ4. 自分の身体に密着させて支える

4.こんな抱っこの仕方はNG!
 4-1.無理な抱っこ
 4-2.不安定な体勢の抱っこ
 4-3.首の後ろを掴む抱っこ
 4-4.仰向けで抱っこ
 4-5.タイミングの悪い抱っこ
 4-6.慣れない環境での抱っこ

5.まとめ

猫は抱っこが好き?嫌い?

抱っこされる猫

猫が抱っこ好きかどうかは、私たち人間にもスキンシップが好きまたは苦手な人がいるのと同様にさまざまです。自分から抱っこをせがむ猫もいれば、触られるのを嫌がる猫もいます。無理に触ったり抱っこしたりすると、猫にとってのストレスになることも…!猫ちゃんの性格を見極めて、ちょうど良い距離感を保ってあげられるといいですね。

◆抱っこして!とせがむほど大好きな子もいる

甘えたがりで抱っこが大好きな猫もいます。いつも飼い主さんの後ろについて歩く猫やひざに乗ってくるような猫は、飼い主さんをもっと近くに感じられる抱っこが好きなのかもしれませんね。

◆絶対イヤ!な子もいる

もともとの性格が怖がりで神経質な猫は、抱っこをとても嫌がることが多いです。このような猫は、人との適度な距離を保つことで安心感を得ています。自分ではすぐに逃げ出すことができない抱っこの状況は、居心地がよくないのでしょう。また、じっとしているのが嫌いな猫も抱っこを嫌がります。飼い主さんに抱っこされるよりも、自分で自由に動き回りたいのですね。

◆クールだけど時々抱っこしてほしい気分屋さんもいる

普段は抱っこさせてくれないのに、時々甘えて抱っこをせがむ気分屋さんの猫もいます。飼い主さんから抱っこすると嫌がるのに、抱っこして欲しい時は猫ちゃんが自分から寄ってくることも…!「ツンデレ」な性格は、猫の魅力の一つでもありますよね。


猫が抱っこ好き、抱っこ嫌いになる理由

猫が抱っこ好きか、抱っこ嫌いかは猫ちゃんの性格によるということでした。ただ、子猫期の人とのスキンシップや飼い主さんとの関係性などによって、抱っこが好きになる猫もいれば、嫌いになってしまう猫もいます。抱っこ嫌いは、飼い主さんの抱き方やニオイに原因があることも…。猫が抱っこ好き、抱っこ嫌いになる原因について解説していきます。

◆元々の性格

猫は警戒心の強い生き物であるため、本来は持ち上げられたり拘束されたりする抱っこを好みません。そのため、子猫のうちから抱っこに慣れさせて、おもちゃやおやつを使いながら抱っこに対するイメージをよくする工夫も必要です。それでも、猫の性格によっては怖がりで神経質な子は抱っこが苦手な場合もあります。
 

◆飼い主さんの抱き方

飼い主さんの抱っこが上手なら抱っこ好き、下手なら抱っこ嫌いになる可能性があります。抱っこした時の体勢や体の持ち上げ方が悪いことで、猫が抱っこを嫌がることも…!抱っこする際に、猫は不安定になったり不自然な態勢になったりすると落ち着きません。安定感のある上手な抱き方が猫を抱っこ好きにさせるポイントです。

◆飼い主さんのニオイ

猫は知らないニオイや苦手なニオイに敏感です。飼い主さんから知らないニオイ、苦手なニオイがすると、警戒して距離を取ることもあります。なかなか猫に近づいてもらえないような時は、きつい香水やたばこなどのニオイがしていないかどうかチェックしましょう。ちなみに、猫が嫌いなニオイとしては、柑橘系、メントール系、アロマやハーブなどが挙げられます。ニオイだけでなく、猫の健康に害を及ぼすものもあるので、猫を抱っこする際は自身のニオイに気を付ける必要があります。

◆抱っこに対するイメージ

抱っこに対してネガティブな体験があるような猫は、抱っことその体験を結びつけて嫌がります。例えば、動物病院が苦手な猫は多いですが、抱きかかえられることで動物病院でのトラウマを思い出す場合もあります。また、無理やり抱っこされた経験がある場合は、それ以降すぐに嫌がるようになってしまうこともあります。このように、ネガティブな経験と抱っこが結びついてしまうと抱っこ嫌いになってしまいます。抱っこする間、猫が好きなところをなでてあげたり、おやつやおもちゃを使用したりすると、抱っことポジティブな経験を結びつけることができます。抱っこに対するイメージが良くなることで、抱っこ好きになる可能性もあります。


上手な抱っこの仕方をマスターしよう

上手な抱っこは、猫にとっても飼い主さんにとっても重要でしっかりとマスターしたいところ!無理強いせずに、猫が落ち着けるよう安定した姿勢を保つのがポイントです。焦らずに、猫が自分から近寄ってくるタイミングを待って、猫の様子をよく観察しながら徐々に時間をかけて慣れさせていきましょう。猫の上手な抱っこの仕方を4ステップで紹介していきます。

◆ステップ1. 猫をよく観察して、タイミングを見極める

急に抱っこしようとすると、猫を驚かせて逃げられたり、隠れてしまったりすることがあります。抱っこは飼い主さんの近くでくつろいでいる時、または甘えるように近寄ってきた時にゆっくり静かに行いましょう。もし猫が嫌がるようであれば、無理に抱かないことが大切です。

◆ステップ2. 座って、猫の両脇に入れて上半身をゆっくりと持ち上げる

猫は人間の赤ちゃんのように抱っこされることをそもそも好みません。猫を抱っこする際は、膝に乗せる程度とイメージしましょう。また、猫は高い位置で抱っこされるのを怖がることもあります。突然、自分の体が勝手に高く持ち上がったら怖いですよね。猫が慣れるまでは、座った状態で抱っこするようにしましょう。
抱っこする際は、片方の手をお尻に添えて、もう一方を両脇の下に入れて掬い上げるように持ち上げます。

◆ステップ3. 同時に片方の手でお尻を支えながら引き寄せる

上半身をゆっくり持ち上げると同時に、もう片方の手で猫のお尻を支えて自分の方へ引き寄せます。

◆ステップ4. 自分の身体に密着させて支える

そのまま猫を上身体に密着させて抱えます。密着させることで、自分の両手両足と身体全体で猫を支えることができ抱っこが安定します。長時間抱っこされるのを嫌がる猫もいるため、猫が離れようとしたら無理に引き戻したりせずそのまま放してあげましょう。


こんな抱っこの仕方はNG!

猫を抱っこ

◆無理な抱っこ

嫌がる猫を何度も無理に抱っこしようとすると、かえって猫を抱っこ嫌いにしてしまいます。手を猫の脇に入れると、それだけで察して嫌がることもあります。猫のタイミングに合わせて、無理に抱っこするのはやめましょう。また、抱っこ中に落ち着かない様子でいたり、体をよじったり後ろ足でキックするなど少しでも嫌がる行動があれば、猫の気持ちを尊重してすぐ自由にさせてあげましょう。

◆不安定な体勢の抱っこ

猫の上半身だけを持ち上げて、後ろ足がブラブラと不安定な状態な抱っこや、体がずり落ちそうな抱っこは猫にとって不快なもの。しっかりと足やお尻を手で支えてあげましょう。また、人間の赤ちゃんに対する「高い高い」のような抱っこは、猫にとって怖いだけでなく、体重が肩にかかって痛みを感じることもあるので絶対にやめましょう。

◆首の後ろを掴む抱っこ

母猫が子猫の首ねっこをくわえて運ぶ様子を見たことがあるのではないでしょうか。首の後ろを掴むと、猫にとってリラックス効果があるとも言われています。しかし、体重のある成猫が首の後ろを掴んで持ち上げられると、体を痛める危険性があります。決して真似しないようにしましょう。

◆仰向けで抱っこ

お腹を天井に向けた状態、いわゆる「へそ天」での抱っこは、猫にとって無防備な姿勢のため嫌がることがあります。できるだけ猫が落ち着くように、自然な体勢となるよう抱っこしましょう。

◆タイミングの悪い抱っこ

食事中や食事後のグルーミング中など、猫が夢中になっていることを遮るようなタイミングで抱っこをするのはやめましょう。猫にとっては、その時邪魔された不快感だけでなく、抱っこをネガティブなものと捉えるようになってしまいます。猫が落ち着いたタイミングを見計らって抱っこしましょう。

◆慣れない環境での抱っこ

来客時や動物病院など、慣れない環境での抱っこは猫にとってストレスになります。隠れて出てこない猫ちゃんを無理に知人に引き合わせようとする場合、猫は体の自由を奪われ、距離を取りたい相手からも逃げられないという非常にツラい状況です。動物病院など猫にとって必要な場合を除いて、無理やり慣れない環境で抱っこするのは避けましょう。


まとめ

飼い主にとっての抱っこは愛情表現ですが、猫の性格によっては好き嫌いが分かれます。また、本来人間に抱っこされることは自然でないため、慣れてもらう必要もあります。大好きな猫を抱っこできないのは寂しいですが、抱っこ嫌いだからといって飼い主を嫌っているというわけではありません。抱っこが嫌いな猫にもちゃんと理由があるため、猫の性格や育ってきた環境を理解してあげることも飼い主の役目と言えます。
猫を抱っこするためには、子猫のうちから慣らして、上手な抱っこの仕方をマスターすることも大切ですね。
猫の性格を見極めながら、無理をせずに、ゆっくりと距離を縮めていきましょう。



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ゆき

ゆき

小さい頃から動物が好きで、特に猫が好きです。 実家の猫とは20年以上一緒に暮らしており、妹のような存在。 大学では獣医学を専攻し、動物行動学に興味をもって勉強しています。

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