【短足猫の種類8選】マンチカンだけじゃない!短い足の猫たち

2019.10.23

【短足猫の種類8選】マンチカンだけじゃない!短い足の猫たち

猫の種類の中でも短足猫といったらどの猫種を思い浮かべますか?短足猫のなかでもマンチカンは有名ですよね!短い足でヨタヨタと歩く独特な姿がとってもキュートな猫種ですが、実はマンチカンの他にも短足猫の種類は沢山存在します。 今回は、マンチカンやミヌエットを始めとした、短足猫の猫種の特徴や歴史、性格についてご紹介します!

短足猫はマンチカンだけじゃない!?

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犬の種類の中にもダックスフンドやコーギーなど短足種は存在しますが、短足猫として最も浸透しているのは「マンチカン」ではないでしょうか?

マンチカンが好きという方の中には、その短い足で一生懸命歩く姿にメロメロな方も多いでしょう。他の猫種と違い、ちょっと危なっかしいような歩き方や短い手足でじゃれる姿もたまりませんよね!

そんな短足猫は、実はマンチカン以外にも多く存在するんです。
基本的にはマンチカンと他の猫種から産まれたミックス種であり、ミヌエットなどもその一種です。

では、それぞれ短足猫の特徴やどの猫種との交配によって誕生したかなど、歴史や性格も合わせて詳しく見ていきましょう。


短足猫の種類①マンチカン

◆突然変異で発見されたマンチカン

短足猫は1944年に存在が報告されたようですが、それは猫種としてではなく、突然変異で産まれる事があるという事でした。

第二次世界大戦後には姿を消してしまった短足猫ですが、その後に各地でまた報告されるようになり、ブリーダーによって短足猫の育種が始まります。
マンチカンの被毛や毛色は様々な猫種との交配によって誕生した為多彩であり、それもマンチカンの魅力の一つなのではないでしょうか。

当時は様々な問題から論争が起こったようですが、1995年にマンチカンは新しい猫種として認定されました。

◆足長のマンチカンもいる!?

マンチカンは比較的ポピュラーな猫種なので、ご存知の方も多いかと思います。
そんなマンチカンの特徴は、なんと言ってもキュートな短い足。しかし、実は短足猫だけでなく足の長いマンチカンも存在します。

マンチカンの短足猫は全体の約2割といわれており、足長のマンチカンが生まれる確率の方が多いそうです。ただ、足の長さが違っても、性格や性質にちがいはないといわれています。

◆ギネスブックに登録されている

短足のマンチカンの体高は猫界の中でも最も小さいとされており、2014年には、体高13.6cmのマンチカンが世界一体高の低い猫としてギネスブックに登録されました。

マンチカンの名前は、オズの魔法使いに出てくる小人「マンチキン族」にちなんで付けられたとも言われています。

◆遊び好きな性格のマンチカン

マンチカンは、好奇心旺盛で遊びが大好きな性格をしています。また、人懐っこく、他の動物とも仲良く出来る猫種と言われています。

短足猫のマンチカンですが、運動は非常に得意で、ジャンプや木登りなども楽々こなす猫種です。

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マンチカンはとても人気がある猫の品種で、その大きな特徴といえば短い足です。短い足で歩くマンチカンの姿はとても愛らしく、見ていてとても癒されます。マンチカンはとても人懐っこく飼いやすい猫として有名ですが、短足と足長で性格の差はあるのでしょうか。
マンチカンの性格や迎える時の値段などについてご紹介します。

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短足猫の種類②ミヌエット

◆マンチカン×ペルシャの猫種

ミヌエットは、マンチカンとペルシャの交配によって誕生した猫種です。
マンチカンの足の短さとペルシャのフワフワな長毛が特徴の種類で、ミヌエットは足が短いのに見た目はゴージャスで気品が漂います。

骨格はペルシャに似てがっちりしており、顔の割に小さな耳は先端が丸くなっています。

◆短足犬のブリーダーが作出した猫種

最初にミヌエットが誕生したのは1996年の事で、足の短い犬が好きなジョセフ・スミスというブリーダーが、短足猫の存在を知ってその魅力に魅了されたのがきっかけだと言われています。

ミヌエットは「ナポレオン」と呼ばれていた時代もあり、2015年に「ミヌエット」と名称が変更されました。

◆人懐っこい性格のミヌエット

ミヌエットの性格はマンチカンの好奇心旺盛な性格とペルシャの甘えん坊な性格の両方を兼ね備えています。警戒心があまり強くないので、来客にも懐くほど人懐っこい性格をしています。

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「ミヌエット」という猫の品種があります。もともとは「ナポレオン」という猫の品種でしたが、2015年に「ミヌエット」と改名されました。ミヌエット(ナポレオン)は、ペルシャとマンチカンの交配によって誕生しました。日本では希少種でペットショップではなかなか見る機会がありません。ミヌエット(ナポレオン)はどのような猫なのでしょうか。

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短足猫の種類③キンカロー

◆マンチカン×アメリカンカールの猫種

キンカローは、マンチカンとアメリカンカールのミックス種で、1990年頃に誕生したとされる短足猫の種類です。

短い手足とアメリカンカールのようにカールした耳か特徴で、体長が短いので尻尾の方が長いという子もいるようです。柔らかくシルクのような被毛を持ち、被毛の色や模様は様々です。

◆キンカローの名前の由来

あまり聞きなれない変わった名前をしているキンカロー。このキンカローという名前は、縮れたという意味の「kinky」と短い足という意味の「low legs」から抜粋して付けられたそうです。

◆賢い性格のキンカロー

キンカローは活発で遊びが大好きな性格です。また、犬のように賢い一面もあり、芸などを覚えることもあるそうですよ!

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ちょっと変わった名前のキンカローという猫をご存知でしょうか。比較的新しい猫種ではありますが、見た目のキュートさからひそかに人気のある猫です。
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短足猫の種類④スクーカム

◆マンチカン×ラパーマの猫種

スクーカムは、マンチカンとラパーマの交配によって産まれた種類の短足猫です。「スクークム」と呼ばれることもあります。

1990年にアメリカのブリーダーのとある思いがきっかけで誕生した猫種で、その思いとは「足が短くて巻き毛の猫が作りたい」というものでした。

◆巻き毛の短足猫

ブリーダーの思いそのものがスクーカムの特徴で、スクーカムは短足に加え、巻き毛の被毛が特徴の猫種です。
また、短足猫は歩き方が特徴的でその姿に癒されますが、スクーカムは足が短くても運動能力が高いというのも特徴です。

◆鳴かない猫と呼ばれるスクーカム

スクーカムは明るくて活発な性格をしており、人懐っこい甘えん坊さんの種類です。
鳴くことが少なく「鳴かない猫」と呼ばれるほど穏やかな一面もあるので、マンション飼いにも適した種類とも言えます。

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短足猫の種類⑤ジェネッタ

◆マンチカン×ベンガルの猫種

短足猫は可愛らしい見た目の子が多いですが、ジェネッタは可愛さとカッコ良さを兼ね備えた種類の猫です。

というのも、ジェネッタはマンチカンとベンガル、そしてオリエンタルショートヘアなどの交配によって誕生した猫種。短足猫でありながら、ベンガルの野性的な模様をしています。

◆野性的な見た目のジェネッタ

ジェネッタの誕生は2006年と浅く、アフリカンジェネットに似せて作られた猫種なんだそう。

特徴はなんと言っても短い足にベンガルのスポットやマーブル柄の模様、そしてオリエンタルショートヘアの長い胴体を受け継いでいる所です。

◆飼い主さんには甘えん坊な性格

ジェネッタは警戒心が強い性格の子もいるようですが、基本的には優しくて遊びが大好き。
そして、飼い主さんにはとっても甘えん坊のようです。

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歴史的にもまだまだ新しい猫の種類の「ジェネッタ」は、可愛さとワイルドさがミックスされた魅力を持つ猫です。今はまだ知名度も低く、他の人気猫種のかげに隠れているジェネッタですが、とても魅力的な猫なので今後じわじわと注目されていくのかもしれません。
ジェネッタの特徴や性格、飼い方のポイントについてご紹介します。

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短足猫の種類⑥ラムキン

◆マンチカン×セルカーク・レックスの猫種

ラムキンは、アメリカで活躍するマンチカンのブリーダーが、マンチカンとセルカーク・レックスを交配させて誕生した短足猫の種類です。
ちなみに、このブリーダーはキンカローも作出した有名な方です。

◆フワフワの子猫のようなラムキン

ラムキンが誕生したのは2003年で、短足猫である事は勿論ですが、成猫になっても「フワフワな子猫」のような見た目が特徴です。
このフワフワの巻き毛と小さな体の見た目から、子羊に似ているという事で「ラムキン」と名付けられたそうです。

体重は1.8~4キロ程度と小さく、ヒゲまでカールしているのも魅力の一つ。

◆性格は好奇心旺盛?おとなしい?

ラムキンの性格は、好奇心旺盛なマンチカンと落ち着きのあるセルカーク・レックスのどちらかが強く出ることがあるようです。
ただ、基本的にあまりうるさく鳴くことがないので、飼いやすい猫種とされています。


短足猫の種類⑦バンビーノ

◆マンチカン×スフィンクスの猫種

バンビーノという短足猫は、マンチカンとスフィンクスの交配によって生まれました。
猫の種類として認定されたのは2006年と新しい猫種です。

バンビーノという名前は、イタリア語で「赤ちゃん」を意味します。
無毛種であるスフィンクスと、マンチカンの手足の短い特徴が掛け合わされば、赤ちゃんのようというネーミングにも納得です。

◆スフィンクスの特徴を大きく引き継ぐバンビーノ

バンビーノの見た目の大きな特徴としては、他の猫種のような被毛がないことです。うぶ毛がわずかに生える皮膚は、桃の果実の表面のようだと言われることもあります。

また、スフィンクスのように大きな耳とスリムな体系、そしてややつり上がった目をもちます。お腹周りは柔らかくぽっちゃりしています。

◆他の猫や子供とも仲良くなれる性格

バンビーノは、明るく元気な性格で運動も好き。小さな子供や他の動物とも仲良くなれる柔軟さもある、懐っこい子が多いようです。


短足猫の種類⑧ミンスキン

◆マンチカン×スフィンクス×その他の猫種

実はバンビーノよりも先輩の猫種に、ミンスキンという短足猫がいます。

マンチカンとスフィンクスの掛け合わせである事はバンビーノと同じですが、ミンスキンは更にデボン・レックスやバーミーズ、シャムも交配に加わった種類です。

◆バンビーノより毛のあるミンスキン

バンビーノは短足猫で無毛ですが、ミンスキンはファーポイントを持つのも特徴です。
顔や耳、尻尾、足などの一部分には被毛があり、それ以外の場所は無毛または薄く毛が生えている程度です。

体重は2~3キロと、猫種の中でも小柄。ずんぐりした体型から「猫界のコーギー」なんて呼ばれる事もあるようですよ。

◆ミンスキンの甘えん坊な性格

ミンスキンは、活発で動きも機敏、そして賢い一面も持ちます。愛情深い性格で、飼い主さんの膝が大好きな甘えん坊です。


まとめ

今回は短足猫として知名度の高いマンチカンと、その他の短足猫の種類やルーツについてご紹介しました。

凛として優雅なたたずまいの猫も魅力的ですが、短足猫には短足猫ならではのキュートさがありますよね。
短い手足からは想像出来ないような運動能力や脚力を持つ短足猫もいますし、基本がマンチカンとの交配によって誕生したその他の短足猫達は、人懐っこくて遊びが大好きな甘えん坊が多いようです。

猫種によって様々な魅力があるので、お気に入りの子を見つけてみて下さいね!



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harerun

2児と1匹の母です。ライター歴は浅いですが、自由気ままな子供と猫が暴れ回る中で楽しく執筆させて頂いてます。愛猫のギャーピーちゃんは今年9歳になる女の子ですが、お風呂にまで付いて来る甘えん坊。仕事をしていても常に膝の上で勝手に寝ている愛猫を撫でるのが日課です。

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