友人宅に現れた一匹の子猫
ジェームスさんの友人宅に一匹の子猫が現れるようになったのは、数ヶ月前のことでした。
あまりにお腹が空いていたのか、ツナ缶を与えるとガツガツと急いで食べようとする子猫ちゃん。そのため、ジェームスさんは子猫が体調を崩さないよう前持って測った量の食べ物を与えるように。
それからというもの、その子はよくこの家に現れるようになったのです。
どうやら、子猫は友人宅の近くの森からやってきているよう。この子猫がペットなのか野良猫なのか、当時は彼らにはわかりませんでしたが、毎回彼らは何らかの食べ物をその子に与えました。
「少しやせ細っていたけど、この子が誰かにきちんと世話されていると良いなぁと思っていました。」
脱水状態に陥った子猫が保護される
その1週間後。天気の悪い日が続くようになり、その子猫の様子が明らかに弱っていっているのが目に見えてわかったというジェームスさん達。この子猫には飼い主が居ないんだということに気づき、自分たちが何とかしないとこの子は死んじゃうんだと感じたそうです。
そしてある嵐の日、ゲームの集まり場である家に住む友人から電話を受けたジェームスさん。
友人がその子猫を保護したらしく、友人宅の大きい2匹の犬が子猫に危害を与えないか心配だとの事でした。
ジェームスさんと彼女のトリさんはすぐにその家へと向かいます。
「その子はすごくやせ細っていて、脱水状態になっていたわ。家に連れて帰ってまずはこの室内での生活に慣らすことから始めました。」そう話すのはトリさん。
甘えるのが大好きな子猫に!
保護された後も最初は怯えていたというその子猫。ジェームスさん宅での生活に慣れてくると、彼はトリさんの髪の毛を噛んだり包まったりと、ベッタリ甘えるようになっていきました。
何にでも手を伸ばし触る癖があることからポール(Pawl)と名付けられた彼。
当初は新しい飼い主を見つけてあげようと考えていたジェームスさん達でしたが、数日ポールと過ごしてからはこの子を手放す事ができなくなったそうです。
「とっても愛情深いこの子は甘えるのが大好き。ゴロゴロと喉を鳴らす事は無く、でも常にベッタリと抱きついてきます。そして食べ物が大好きで、私たちが何か食べていると、いつも頂戴と催促してくるんです。」
あの嵐の日に保護されてから7ヶ月。ポールはもうシャイで怯えた子猫ではありませんでした。
ジェームスさん宅に住む他の2匹の猫とも仲良く過ごしているというポール。外交的で人が大好きだという彼ですが、甘えん坊なのは相変わらずなようですね。
<参考サイト>
lovemeow
– おすすめ記事 –
・子犬と親友の猫との2度の別れを経験した母犬。落ち込む彼女を救ったのはキュートな「子猫たち」だった! |
・保護猫を飼いたい!条件はある?どこで出会えるのか知りたい! |
・猫が喜ぶ撫で方5つのコツ!上手に撫でる方法教えます! |
・保護猫を迎え入れたら慣れるまでにどれぐらいの期間が必要なの? |