猫の首輪にGPSを付けるメリットは?猫用GPSの種類や値段をご紹介!

2018.07.18

猫の首輪にGPSを付けるメリットは?猫用GPSの種類や値段をご紹介!

自由気ままに生きる猫が、一体外でどんな行動をしているか…気になりませんか?家の近くを散歩しているのか、庭でお昼寝をしているだけなのか、猫の行動は猫のみぞ知る?そんな猫の首輪にGPSを付けてみてわかった意外な移動範囲や、猫にGPSをつけるメリットやデメリット、種類、値段についてご紹介いたします!

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GPSをつけた猫の移動範囲がすごい!

猫は縄張りを持つ動物ですが、野良猫や外に出している飼い猫は、どれだけの範囲を移動しているのでしょうか。

オーストラリア政府が猫の首輪にGPSをつけ、夜間の猫の行動範囲を示した図が話題になっています。

◆近所を散歩する都会の猫

自然豊かな土地で暮らす猫と都会で暮らす猫とでは、移動範囲が異なります。都会で暮らす猫は移動する範囲が狭く、比較的近場でうろうろしているようです。

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猫も各々性格があるので、遠出が好きな猫もいれば、近所を散歩するだけの猫もいます。住宅街をグルグルとパトロールするように散歩をする様子も、GPSをつけていればよくわかります。

近所に猫の仲間がいて猫の集会をしていたり、お気に入りのお昼寝スポットがあったりするのでしょうか。

◆自然の中で暮らす飼い猫は冒険家気質?

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一方、自然豊かな土地で暮らす猫の中には、半径500メートルほどの範囲で行動している猫もいるようです。わざわざ交通量の多い道路を渡って、遠出をする猫もいます。

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また、少し離れた山に登って帰ってくる猫もいるようです。数日間帰ってこない猫は、もしかしたら冒険好きで遠くまで旅をしているのかもしれませんね。

こういった猫の個性や意外性がGPSによってわかることもあります。飼い主さんにとっては猫の素顔を知れたようでちょっと嬉しい発見ができますね。


猫の迷子札としてGPSをつけてみよう!

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◆猫に首輪や迷子札は必要?

気ままに生きる猫は、室内だけでは物足りず、外で遊びたがることも多いです。外に遊びに行ったきり、猫が帰ってこなくなったら心配で仕方がありませんよね。

そういった時に予め迷子札を猫につけておくことができれば、人間の言葉を話すことができない猫に代わって、保護してくれた人に情報を伝えることができます。

飼い猫の証として定番の首輪は、いろいろなデザインのものがあり、迷子札として猫の名前や住所などを書くことができるものもあります。

◆猫の首輪に付けるGPSがある

最近では、飼い猫の迷子対策として、猫の首輪につけるGPS機能付きの機械が販売されています。

GPSとは、宇宙にある衛星を通して位置情報を受信、発信できるシステムのことです。
まだ一般的ではないですが、猫にGPSをつけることは可能で、迷子札としても活用できるGPSもあり、近年少しずつ人気が出てきています。

GPSは、外に出ることがある飼い猫の移動範囲を知ることができる便利なツールです。また、完全室内飼いをしている猫はあまり必要性を感じないと思う人も多いですが、猫は予期せぬ脱走をすることもあるので、GPSをつけておけば猫の居場所がわかるので安心です。

◆猫の情報が入ったマイクロチップ

猫の脱走対策、迷子対策のひとつとして、「マイクロチップ」というものもあります。
猫の体内に埋め込むマイクロチップには、飼い主の名前、住所、電話番号などの「飼い主情報」、猫の名前、年齢、種類などの「動物情報」が登録され、猫の身元がわかる情報を入れておくことができます。最近では、去勢・避妊手術の際にマイクロチップを猫につける飼い主も多いようです。

マイクロチップの便利な点は、迷子になった猫を保護してくれた人が、マイクロチップの情報を読み取ることで、飼い主のもとに帰ることができることです。

しかし、マイクロチップにはデメリットもあり、読み取り専用の機械がないと保護した猫の情報を読み取ることができません。

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逃亡事故が多い猫ちゃんこそ 「マイクロチップ」が必要です

最近では、ワンちゃんにマイクロチップを挿入してからペットオーナー様のもとへ届けるペットショップも増えており、ワンちゃんの世界ではマイクロチップ挿入が一般化してきました。しかし、猫ちゃんはワンちゃんよりも迷子になりやすいにもかかわらず、マイクロチップを入れているペットオーナー様はまだ少ないという印象を受けます。マイクロチップが、いざというときに猫ちゃんの安全を守ります。

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◆おすすめは首輪とGPSの組み合わせ!

いつもつけている首輪にGPSをつけることで、飼い猫であることの証明と猫の普段の行動を把握することができます。万が一、猫が脱走しても大丈夫なように、猫の居場所や情報を知っておく準備をしておきましょう。


猫の迷子対策に使うGPSの種類・値段は?

猫用のGPSには、GPSの機械を猫の首輪にぶらさげるタイプ、首輪にしっかり固定できるタイプ、首輪と一体型になったタイプなどがあります。

その中でも、猫の行動範囲を特定するものや、リアルタイムで猫を追跡するものなど、用途によって選ぶGPSの種類が変わってきます。

◆猫の行動範囲を特定するGPS

先程ご紹介した図のように、猫の動いた行動範囲を地図上に表示してくれるタイプのGPSです。普段愛猫がどんな行動をしているのかを見るのにおすすめです。

– Tiangtech® ペット犬猫のためのGPSデータレコーダ –

GPSレコーダーで猫の移動を測定した後にPCにつなぎ、「google earth」のアプリを利用して猫の移動範囲を表示するGPSです。8時間の連続使用が可能で、首輪に沿って固定できるため、猫の移動の邪魔にもなりにくい点がおすすめポイント。

ただし、リアルタイムで移動している位置を確認することはできないため、愛猫の普段の行動範囲を把握する用途で使用するGPSとなります。

【商品名】Tiangtech® ペット犬猫のためのGPSデータレコーダ
【重さ】12g
【精度】-
【値段】5,999円(2018年7月18日 Amazon販売価格)

◆リアルタイムで猫を追跡するGPS

愛猫のいる位置をリアルタイムで知らせてくれるタイプのGPSです。迷子の猫の捜索に役立ちます。

– Loc8tor/ロケーター –

探知範囲122mで、屋内でもピンポイントで猫の位置を把握できるという高性能・高精度のGPSです。タグを付けた猫の方向にコントローラーを向けると、光と音で反応します。

さらにコントローラー1機で最大4匹まで登録することができるので、タグを追加購入することで多頭飼いのおうちにも対応可能です。

【商品名】Loc8tor/ロケーター
【重さ】25g(コントローラー)、7g(タグ)
【精度】122m
【値段】9,999円(2018年7月18日 Amazon販売価格)

◆Bluetoothを使ったGPS

発信機と受信機の通信を、Bluetoothの回線を利用して行う通信方式のGPSです。スマートフォンの電波が届く範囲に猫がいるなら位置情報を受信できるので、かなり広い範囲をカバーしてくれます。

– ねこもに –

専用のアプリをダウンロードして、発信器から発せられるBluetoothの電波をアプリ内でキャッチし、猫の位置確認を行います。専用アプリは無料で、複数台のスマートフォンを利用して猫を探すこともできます。

【商品名】ねこもに
【重さ】10g
【精度】最大約75m
【値段】7,452円(2018年7月18日 Amazon販売価格)

◆GPSの値段は機能次第!

GPSの値段は安い物で2000円台のものもありますが、5000~15000円程度の値段のものが多いようです。電池の持ちや機能などの面で値段に差があります。

◆海外製のGPSの注意点

日本製のGPSは少なく、ほとんどが海外からした輸入ものになります。
そのため、携帯電話の電波方式を採用しているGPSの購入を検討する際は、GPSが日本の携帯電話に対応しているかを事前に確認する必要があります。


猫の首輪にGPSをつけるメリットは?

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◆外にいる猫の状況を知れる

猫の首輪にGPSをつける最大のメリットは、猫の居場所を確認できることです。GPSによって、猫が普段どんなところにいて、どんな場所へ出かけているかがわかります。

外でも活動する猫は、完全室内飼いの猫に比べると事故に巻き込まれたり、怪我をしてしまったりするリスクが増えます。外に遊びに行ったきり帰ってこない時や、突然猫の姿が見えなくなったと思ったら、GPSで居場所を調べることができるのです。

猫にもしものことがあって、同じ場所にとどまっているようなら、GPSを頼りに猫のもとへ行くことができます。

◆野良猫と間違われにくい!

猫の首輪にGPSをつけることで、飼われている猫だとわかるので、野良猫と間違われる心配がなくなります。

GPSがついていない首輪でも飼い猫だと判断することは可能ですが、誰かに保護されてそのまま飼われてしまう可能性も否定できません。
そんな時、首輪につけておいたGPSの機能を活用すれば猫の居場所がわかるので、保護してくれた人のもとに迎えに行ってあげることができます。

◆万が一の災害時に備えよう!

ここ数年増えている地震などの災害に驚いて、家を飛び出してしまう猫がいます。そういった災害で猫が帰ってこなくなった時など、行動範囲を予め知ることができていれば、猫の居場所を予想しやすく、早い段階で探しに行くことも可能です。

◆完全室内飼いの猫にもGPSをつけるメリットが!

あまり必要性を感じないと思う方も多い完全室内飼いの猫にもGPSをつけるメリットがあります。

外の世界を知らない猫が家から外に飛び出してしまった時、猫は物陰に隠れて怯えているかもしれません。その際、猫がどこにいるかを早めに把握して保護してあげることができるので、GPSをつけておくことをおすすめします。


猫の首輪にGPSをつけるデメリットは?

逆に、猫の首輪にGPSをつけるデメリットもあります。

◆GPSが重く負担になる…

猫の首輪にGPSをつけるとなると気になるのは「GPSの重さ」です。軽いものは10g以下のものもあるのですが、猫によっては嫌がることもあります。

特に筋力のない子猫や老猫には向いていないと言えるでしょう。

◆値段がかかる…

GPSは手ごろな値段のものもありますが、精度や機能にこだわったものは値段が高いものが多いです。また、GPSの電波方式次第では、毎月通信費がかかってしまう場合もあります。

◆電池の持ちが心配…

GPSのほとんどは電池式です。電池が切れてしまった場合は、もちろん猫の位置を把握することはできません。使用状況にもよりますが、電池の消耗が早いこともあり、こまめに電池の残量を確認する必要があります。

◆破損の可能性がある…

GPSは機械のため、ぶつけてしまったり、猫同士の喧嘩などで破損したりするおそれがあります。気づかないうちに破損してしまっている可能性もあるので、頻繁にGPSの様子をチェックしておくと良いでしょう。


猫の首輪にGPSをつけてわかったことのまとめ

猫につけるGPSのメリットとデメリット、種類、値段についてご紹介させていただきました。
猫のGPSに興味がある方の参考になりましたら幸いです。

猫の首輪にGPSをつけることで猫の意外な行動範囲がわかりました。遠くに行く猫もいれば、近所をパトロールするように歩く猫もいて、猫の素顔を知ることができたようで、飼い主としてはちょっと嬉しい発見です。

大切な家族である猫が、ある日突然家に帰ってこなくなった時や迷子になってしまった時に、少しでも早く猫を見つけてあげる手段としてGPSが役立ちます。

値段は張りますが、万が一の時に備えて猫にGPSをつけておくことをおすすめします。いろいろなタイプのGPSの中から飼い猫にぴったりのものを、ぜひ見つけてみてください。

ライター/つばさ



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