1.氷好きな猫たちが遊ぶ動画6選
2.猫に氷を与えても大丈夫?どんな効果がある?
2-1.氷で水分補給できる
2-2.氷で体温調節できる
2-3.氷が遊び道具になる
3.猫に氷を与える時の注意点は?
3-1.氷が好きか嫌いかを確認する
3-2.食欲が低下していないか確認する
3-3.下痢をしていないか確認する
3-4.表面を水で濡らして与える
【掲載:2019.03.05 更新:2020.08.17/2023.08.16】
氷好きな猫たちが遊ぶ動画6選
夏の暑い日や、熱があるときの氷の存在というものは、なんとも言えない至福を感じることが出来ますよね。私たちが氷に触れた際に「冷たい」と感じるように、猫も温度を感じることが出来ると思いますか?
氷に触れてみて冷たい素振りを見せる子や、独特な動きにとりこになって遊ぶ子、美味しそうに舐めてみる子…など反応は様々!
見るだけでこちらまで涼を感じることの出来る癒しの動画を、是非ご覧になってみてください!
初めて目にした氷は、一見おもちゃのように見えるけれどもなんか違う!「おもちゃなの?食べものなの?なんなの??」という声が聞こえてきそう。
興味を引かれているうちに、形が無くなってしまうなんて…はかないです。
コップの底に入った固体が気になってしまう、こちらの猫ちゃん。頑張って外に出してみたものの…肉球が冷え冷えに!
首をかしげて氷を見つめる姿は、想像と違った触り心地だったのかもしれませんね。
こちらの猫ちゃんは、氷をボールのように追いかけ回します!飼い主さんに「投げて投げて~」とお願いする様子がとってもかわいいです。
氷に触れたときの冷たさに、一瞬固まってしまうところもかわいらしいですよね。
猫は安全であることが分かれば、何事も抵抗なく受け入れることの出来る動物でもあります。こちらの猫ちゃんが水に浮く氷で遊んでいると、後から別の猫ちゃんが…。
「○○が遊んでいるから安全にゃ!」とでも言うように、抵抗なく受け入れています。
お洒落なバラのグラスで氷を嗜むこちらの猫ちゃん。人間でも頭がキーンとしてしまいそうな量の氷を、ペロペロとひたすら舐め続けます。
「お風呂上りはこれに限るにゃ~」なんて声が聞こえてきそうですけど、もちろんお風呂には入っていないことでしょう。
大きな氷の塊を用意してもらっているこちらの猫ちゃんたちは、みんながみんな待ち望んでいたかのように夢中です!
水で体が濡れるのを嫌がる子が多い中、身体をスリスリ…。そしてペロペロ。
飼い主さんも大きな氷を用意した甲斐がありますよね!
猫に氷を与えても大丈夫?どんな効果がある?
氷に興味を抱く猫も多いようですが、実際に与えても大丈夫でしょうか?結論から言いますと、氷の主成分はもちろん水なので猫に与えても問題ありません。
氷を与えることによって、猫に対してどんな効果があるのでしょうか?
◆氷で水分補給できる
猫はあまり水を飲まないことでも知られていますが、氷を舐めることが好きな子にとっては、水分補給に繋がります。
元々猫の祖先は砂漠で暮らしていたこともあり、少ない水分量でも生きていくことが可能な動物です。しかし、夏場など気温が高い時期は、あまりにも水を飲まないと熱中症などになる心配もあります。
夏の暑い日や乾燥が酷い日などの水分を必要とする状態であったとしても、猫は喉の渇きを感知することがとても苦手です。
「水飲んで!」という言葉も通じないので、ご飯に水を混ぜたりミルクを与えたり工夫をする必要性も出てきてしまうと、意外と水を飲んでもらうという行為が大変に感じてしまうことも。
そのため、猫が氷を好んで自ら進んで舐めてくれれば、水分補給としての効果が期待できます。
◆氷で体温調節できる
立派な毛皮を身にまとっている猫は、一年中その恰好で生活をしなくてはいけません。換毛期にだいぶ毛が少なくなるといっても、体感温度は高いことに変わりはありませんよね。
それに猫の平熱は約38度と非常に高く、人間のように全身に汗腺がある訳ではないので、猫にとって暑さは大敵となってしまいます。
氷を舐めたり触れたりすることによって、体温を下げてくれる働きをします。
動画にもあったように氷に体を擦り付ける子もいますので、氷に抵抗を感じない子はその魅力を瞬時に察知し、自らの望む形で楽しんでいるようにも思えます。
夏の暑い日には扇風機の前に氷を設置することによって、より涼しい風を送ることも出来るので、氷に触れたり舐めたりすることが苦手な子にとっても、使い道次第で需要はさらに広がっていきますよね。
暑い日に猫ちゃんに氷を舐めてもらうには、猫用の液状おやつを凍らせるという方法もあります。
いいにおいのする氷なら、普段はあまり氷に興味を示さない猫ちゃんでも興味を持ちやすいですよね。
◆氷が遊び道具になる
遊ぶことが大好きで活発な猫にとっては、氷はなんとも不思議な遊び道具にもなってくれます。
最初は気に入って遊んでいるおもちゃでも、時間が経つと興味を示さなくなることはよくありますよね。家に遊ばないおもちゃばかりが増えてしまっている飼い主さんも、少なからずいらっしゃることでしょう。
固体のはずなのにどんどん形が変かしてゆく氷は、猫にとって生きているおもちゃのようなものです。フローリングの上で遊ぶとよく滑りますし、肉球がヒヤッとするのもきっと不思議な感覚になっていることだと思います。
この変化が楽しめる氷で遊ぶことによって、ストレス発散の効果も得られるので、是非愛猫には氷を好きになっていただきたいものです。
猫に氷を与える時の注意点は?
氷が好きで舐める姿や遊ぶ姿を見られることは、飼い主としてとても微笑ましいことではありますが、氷を与える際には注意しなければいけないこともいくつかあります。
「猫が好きだから」「よく遊ぶから」などの理由で、氷を好きなだけ与えてしまうのはご法度です。
氷を与える際は以下の点に注意して、愛猫を喜ばしてあげてくださいね!
◆氷が好きか嫌いかを確認する
まずは猫に氷を初めて与える際には、好きか嫌いかを確認してから適量を与えるようにしましょう。全ての猫が氷を見て遊ぶこともなければ、舐めてみるとも限らないからです。
無味無臭の氷を食べ物とすぐに理解が出来る子は、ほとんどいないと思っていた方が良いでしょう。中には見たことのない物体を怖がり、触れることさえ拒む子ももちろんいます。
そのため、無理矢理舐めさせたり遊ばせたりするようなことはせず、まずはお皿などに一粒置いてみて、様子をみてみましょう。
◆食欲が低下していないか確認する
氷が好きで食べ続けていると、胃腸が弱り食欲不振に繋がってしまうことも。愛猫が氷を好む傾向にあるのなら、常に食欲が低下していないかの確認も必須となってきます。
どんなに好きであっても、一度に与える量は一日に小さ目の物を数個ぐらいが良いかもしれません。
一気に与えるのではなく、時間を置いてから与えてみてくださいね。
◆下痢をしていないか確認する
食欲不振同様、お腹を壊していないかの確認も必要です。常に常温の食べ物などを口にすることの多い猫にとって、氷の冷たさで猫の体を冷やしすぎてしまうことが考えられます。
ましてや涼しい部屋などで与えてしまうと、更に体温が下がってしまい、お腹を壊しやすくなってしまいます。
下痢だけでなく嘔吐をしてしまう子もいるので、欲しがるからといってすぐに与えてしまわないように注意しましょう。
◆表面を水で濡らして与える
冷凍庫から出したてのキンキンに冷えた氷は、舌や指に張り付いてしまうことがありますよね。
舌や指の熱により氷の表面が少し溶け出しますが、一瞬にして熱を奪うために溶けた箇所が再度凍ってしまうことにより、くっついてしまいます。このくっついてしまった状態で無理矢理剥がそうとすると、皮膚が剥がれてしまうことがあります。
猫ももちろん熱を持っていますので、舐める際に舌にくっついてしまうことや、遊ぶ際には肉球に氷がくっついてしまうことも否めないのです。
もし猫がこの状態に陥ったら、きっとパニックになり無理矢理剥がそうとすることでしょう。しかし、無理に剥がそうとすると皮膚も一緒に剥がれてしまうこともあるので、大変危険です。
氷を与える際には、少し表面が水分で覆われているぐらいの方が、猫にとっても飼い主さんにとっても安全だと言えるのではないでしょうか。
まとめ
猫にとっては不思議な物体である氷ですが、様々な動画を見てみると嗜み方も猫それぞれといった印象を受けます。遊ぶ子もいれば、ペロペロと夢中に舐める子、体をスリスリと擦り付ける子も!
好きな形も色々とあり、愛猫の反応を見るのが飼い主さんの楽しみとも言えますが、与える際には注意しなければいけない点もあります。
興味がある、気に入っているから好きなだけ与えるということをしてしまうと、体調不良を起こす可能性が高いので、様子を見ながら与えるようにしてくださいね。
猫が氷と戯れることによって、飼い主さんにも涼を運んできてくれることでしょう。
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