【掲載:2019.07.18 更新:2026.05.15】
ラグドールとは?

英語で“ragdoll(ぬいぐるみ)”という意味を持つ「ラグドール」。青い瞳とふわふわの毛並みが自慢の猫です。
◆ラグドールの起源
ラグドールは比較的歴史が浅い猫種で、1960年代にアメリカ・カリフォルニア州のブリーダーの元で誕生しました。
「ジョセフィーヌ」という名前をつけられた白い猫を基にしてペルシャやバーマン、バーミーズなどさまざまな品種を複数かけ合わせて生み出されました。
複数の猫の血を受け継いでいることから、模様や色にバリエーションがあります。
◆ラグドールの毛色の種類
実はラグドールにはいろいろな模様や色があります。子猫の時は全身真っ白の毛色ですが、生まれてから1~2年ほどすると白の毛色に別の色や模様が出てきます。
子猫の段階ではブリーダーさんでもどんな毛色になるか判断ができないそうですが、一緒に過ごしていくうちにどんな毛色になっていくか楽しめますね。
模様は3つの種類に分類されます。
カラーポイント
顔の中心や手足の末端、しっぽなどに濃い色が付いているのが特徴です。
ミテッド
カラーポイントの特徴に加えて、足や顎、胸が白くお腹に模様が入っていることが特徴です。
バイカラー
耳と顔の色が濃く、逆Vの字になったハチワレ模様が特徴です。
色は、たくさんのカラーバリエーションがあります。
・ブルー(グレー)
・レッド(オレンジっぽい赤茶)
・クリーム(黄味がかったベージュ)
・ライラック(ごく薄いグレー)
・チョコレート(濃いこげ茶)
・シナモン(薄い茶色)
・フォーン(小鹿色)
模様も色もさまざまなので、それぞれの見た目の特徴もはっきりと分かれます。毛の色と模様でできる組み合わせの数はなんと240種類といわれています!
自分の子がどんな色模様になるのか、楽しんでみてください♪
◆ラグドールの性格
1人でいることを好み、あまり触らせてくれないイメージが強い猫ですが、ラグドールは人と触れ合うことが大好きな甘えん坊タイプの猫です。
抱っこされたり撫でられることが好きで人見知りもしないタイプなので、飼い主さん以外でも抱っこさせてくれたりします。あまり触れ合わないと、ストレスを感じてしまうこともあります。人間のそばでゆったりと過ごすことが好きなので、近づいてきた時には撫でたり抱っこしてあげて、存分に甘えさせてあげましょう。
暴れたり引っかいたりすることも比較的少ないので、小さなお子さんがいる家庭や多頭飼い、初めて猫を飼うという方にもおすすめの品種です♪
◆ラグドールのサイズ
“ぬいぐるみ”という意味を持ちながらも、猫の中でもカラダが大きく、がっしりとした重量感のある猫です。
平均体重はオスで6.5~9kg程度、メスで4.5~7kg程度です。また、猫は通常1歳になると成猫といわれますが、ラグドールの場合3~4年と長い時間をかけてゆっくりと大きくなっていきます。
運動量が少ないので、肥満にならないよう注意しましょう。
比較的病気になりにくいともいわれているので、初めて猫を飼う人にもおすすめの品種です。
夏に気を付けたい、猫の飼い方

◆エアコンの温度
夏は飼い主からすると愛猫が暑がらないか心配になりますよね。特に外出する時にはエアコンをつけっぱなしにすることはありませんか?
しかし猫は人間よりもずっと寒がりです。実は人間が「もう少し涼しくしたい!」と感じるくらいが猫にとって適温とされています。
エアコンの温度は28℃くらいを保ってあげましょう。
◆長時間の外出時にはタイマー設定を
夜までずっと留守にする場合、日中より外気温は下がるので適温を保っていても猫にとってはエアコンが寒いと感じてしまうこともあります。
一日中外出する日は、暑くなる時間に合わせてタイマー設定にしておくといいでしょう。
◆猫は体温調節が苦手
猫は汗をかかない動物です。特に暑い時の体温調節はとても苦手で、自分の体温を調節する機能が人よりも劣っています。
そのため、暑いと感じている時には自分自身が涼しい場所に移動して暑さを調節しています。
外出時は風通しをよくして家中の部屋を移動できるようにしておくことも大切です。
◆必ずしも“人間にとっての快適=猫にとっての快適”ではない
前述の通り猫は汗をかかない分、体温調節が苦手です。人間が感じる温度が必ずしも猫にとって快適な温度とは限りません。
また、暑さ対策のためにエアコンをつけたままドアを閉めっぱなしにすると緊急時に身動きが取れなくなってしまったり、扇風機をつけたままにしておくと、扇風機の羽に触れてケガをする恐れもあります。
しかし長毛種や短毛種など、品種の違いやそれぞれの猫によって快適な過ごし方は異なるので、愛猫の状態を観察しながら、外出時の部屋の状態を整えてあげましょう。
ラグドールの夏の飼い方ポイント

これまで猫全般の夏の暑さ対策についてお話ししましたが、ここからは長毛種であるラグドールのためにできる夏の飼い方についてお話しします。
◆ラグドールは暑がり?
ラグドールは長毛種でかなり毛量がある猫なので、他の猫に比べて比較的暑がりだといわれています。
冷房の風を嫌って別の部屋に移動したりする子もいるので、家の中は行き来できるようにしておいてあげる必要があります。ドアは閉めきらず、風通しをよくしておいてあげてください。
ただし、毎日同じ体調とは限らないので、その日の体調や食欲をみながら温度設定をしてあげてください。
◆直射日光にも注意を
室温だけでなく直射日光にも注意が必要です。ケージやベッドなどに直射日光が当たっていると熱中症の危険性が高まります。
夏の間は場所を移動したり、暑くなった時に自分で移動できるよう導線を確保しておいてあげることが大切です。
ただし、ラグドールは高齢になるとあまり動かなくなってきて、自分で移動することが少なくなる場合もあるので部屋の中で快適そうな場所に設置してあげましょう。
◆夏バテになってしまうことも
ラグドールはカラダが大きいため、普段から食事の管理や健康管理がとても重要です。食欲が低下してしまうことがあるので、体調をみながらウェットフードなどをあげるなど、メニューを調節してみてください。
また、夏はフードが傷みやすくなるので、室温や湿度に気を付けながら管理しておきましょう。食べ残したままのフードを放置しておくと猫が食べてしまう可能性があるので、早めに片づけることが大切です。
◆ラグドールの換毛期
ラグドールは夏になると換毛期を迎えます。ただでさえ猫は体温調節が苦手ですが、夏毛に生え換わると密集した毛の蒸し暑さで過ごしにくいことがあります。
エアコンなどでの温度調節はもちろん、いつもよりこまめなブラッシングを心がけてあげましょう。
換毛期を迎えると、抜け毛が多くなります。
猫は元々自分の舌で毛繕いをするので、飲み込んだ毛が胃の中で塊になってしまう毛球症という病気になってしまうことがあります。
この時期はこまめにブラッシングをして、毛繕いをし過ぎていないかよく観察しておきましょう。
重度になってしまうと開腹手術なども考えなくてはならないので、毛繕いをする機会が普段より多いのであれば、早い段階で対処してあげることが重要です。
毛球除去剤(毛玉をコーティングして通りをよくする薬)を使用したり、食物繊維が多い食事を摂らせてあまり胃の中に毛の塊が残りすぎないようにしてあげましょう。
◆夏は特に大変!ラグドールと暮らす家の掃除方法
長い毛が特徴のラグドールの換毛期は、普段以上に毛がたくさん抜け掃除も大変になります。掃除機をかけたり、コロコロで毛を取ってもまたすぐに毛が落ちている、なんてことは猫がいるお家では当たり前のような光景です。
また、猫は家の中を歩き回るので、思わぬ所に毛が落ちていたりもします。キャットタワーの上などはハンディ掃除機やはたきを使って掃除しましょう。
カーペットやソファなどの布製品や掃除機では吸い取りにくい部分はゴム手袋を使うと便利です。毛が付いている部分をゴム手袋ですーっとなぞるだけで簡単に毛が浮き出てきます。
また、見落としがちなのがエアコンや空気清浄機のフィルターです。一般的な家庭に比べて掃除の頻度を多くした方がいいと思います。
特に換毛期はホコリだけでなく毛が混じってくるので、こまめにチェックしてみてください。
さいごに
人間側からするとふわふわで気持ちいいけれど、ラグドールにとっては自分の毛が暑かったり換毛期で抜け毛が多かったりと大変なこともあります。
もちろん抜け毛が多いと飼い主さんもブラッシングやお掃除が大変ですが、ラグドールの美しい毛並みと健康を維持するためにも頑張ってください!特にラグドールは成猫になると動くことも減ってくるので、きちんと飼い主さんが暑さをコントロールしてあげるようにしましょう。
その分可愛らしく甘えてきてくれると、大変と感じることも忘れてしまうものですよね♪
ちなみに、ラグドールは夏が終わると、今度は冬支度を始めます。普段から多めの毛量でモフモフ感があるラグドールですが、この換毛期を迎えると寒い冬に備えてさらにボフッ!とボリュームアップします。
SNSでも夏毛と冬毛の違いが面白くて愛くるしいと話題になっています。ぜひラグドールの夏と冬の違いも楽しんでみてください♪
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