【掲載:2019.11.19 更新:2026.08.04】
ブラッシングの効果

◆マッサージ効果とスキンシップ
猫は自分でグルーミングをして抜け毛を取るため、ブラッシングは必要ないかのように思えます。しかし、ブラッシングには抜け毛を取るだけでなく、スキンシップの効果もあるので、ぜひ習慣にしたいお手入れです。
普段から愛猫に触れることで、皮膚や被毛のちょっとした異変にも早く気付くことができるので、病気の早期発見にもつながります。
全身をマッサージするようにブラッシングしてあげれば、血行促進になり、愛猫も気持ちがよくなりリラックスできます。
◆ストレス解消効果
猫同士が互いにグルーミングすることを、「アログルーミング」といいます。これは、基本的に親しい相手としか行わない行動です。
人が猫にブラッシングをすることは、このアログルーミングに相当します。ブラッシングされている猫は、毛づくろいしてもらう気持ちよさと同時に、親しい仲間が傍にいるような安心感を得られるでしょう。
また、猫と触れ合っている飼い主さんにも、アニマルセラピーによるストレス解消効果が期待できます。
◆抜け毛対策
こまめにブラッシングをすると、抜け毛を減らし、家中に猫の抜け毛が広がるのを防いでくれるので、掃除や片付けの手間を軽減することができます。
また、部屋に抜け毛が多いと、衣服に毛がつきやすくなります。猫アレルギーを持つ人がいたりすると、アレルギー症状を引き起こすなど迷惑をかけることもあります。
ブラッシングは、猫のためだけでなく、飼い主さんのためにも必要なお手入れと考えましょう。
◆ブラッシング不足と毛球症
また、猫はグルーミングで取れた抜け毛を飲み込んでしまいます。本来は、吐き出したりうんちと一緒に排出したりしますが、飲み込んだ毛の量が多いと、胃の中で大きな塊になり、吐き出すことも腸に送り出すこともできなくなります。
これは「毛球症」という病気で、嘔吐や下痢につながります。毛球症は、通常、投薬で治療しますが、重症の場合、開腹手術もあり得る病気です。
また、吐き気から食欲不振になることもあります。
このような事態に陥らないためにも、日々のブラッシングが大切なのです。
猫用ブラシの種類
ひとくちに猫用ブラシといっても、種類が多くてどのタイプを使えばいいのか、特に初心者には分かりにくいです。
人用のプラスチックブラシは、静電気が発生して猫がブラッシングを嫌がるようになってしまいます。ブラッシングには必ずペット用のブラシを用いるようにしましょう。
まず、猫用ブラシの種類と用途、どれが短毛種・長毛種のそれぞれに適しているかを、ご紹介します。
◆スリッカーブラシ

くの字に曲がった、細い金属のピンが並んだブラシで、抜け毛やもつれ毛を効果的に取り去ることができ、長毛種の毛玉を解きほぐすのに使います。
まず、毛先から解きほぐすように使い、根元をとかしていきます。乱暴に使うと猫の皮膚を傷つける可能性があるので、注意が必要です。
特に短毛種では、誤って皮膚を傷つけるリスクが高いので、長毛種用ブラシと思った方がよいでしょう。ピンの先端が丸まっているものなら、皮膚を傷つけにくいのでおすすめです。
◆ピンブラシ

太い針金でできていて、人間の髪の毛に使うブラシと形状が似ています。短毛種・長毛種どちらにも使えます。
先端が丸くなっているものなら、皮膚や被毛を傷める心配も少ないです。日常的に使うブラシとして、絡んだ毛をほぐすのに使います。
◆ラバーブラシ

ラバー(ゴム)や柔らかいシリコンでできているブラシです。浮いた毛を絡め取るブラシで、当たりも柔らかく、短毛種に適しています。
猫に痛みを与える可能性が低いので、マッサージにもおすすめです。
◆獣毛ブラシ

一般的には豚毛のブラシで、ホコリや抜け毛を取り除くために使います。獣毛のブラシは、適度な水分・油分が含まれているので、猫の被毛を艶々に仕上げてくれます。
長毛種には、毛先がバラバラの長さになっているハードタイプ、短毛種には、毛先の長さがそろったソフトタイプがおすすめです。
◆コーム

ブラッシングの仕上げに、毛並みを整えるために使います。顔まわりにも使いやすいです。一般には金属製の櫛で、粗目と細目があるので、両方がついた2wayタイプがおすすめです。長毛種・短毛種のどちらにも使えます。
また、ノミ取りのために使う専用のノミ取りコームもあります。
◆アンダーコートブラシ

抜け毛・ムダ毛・死毛を取り除くことに特化しているブラシです。少ない労力で大量の毛を取り除くことができ、換毛期など毛が大量に抜ける時期に活躍します。
毛を整えたり、毛玉をほぐしたりする効果はありません。
◆グローブブラシ
手袋のように手にはめて、手で撫でるのと同じようにしてブラッシングができ、ブラッシングを嫌がる猫でも受け入れやすいです。驚くほど、抜け毛が取れます。
猫用ラバーブラシを使うメリットは?
猫のブラッシングにラバーブラシを使うメリットについて、ご紹介します。
◆皮膚を傷つけにくい
柔らかい素材なので、スリッカーなどのブラシに比べて、猫の皮膚を傷つけにくいです。猫の皮膚は、人に比べて非常に薄いので、皮膚を傷つけないブラッシングを心掛けましょう。
当たりも柔らかく、ブラッシングを嫌がる猫におすすめです。
◆マッサージ効果がある
ラバーブラシは柔らかいので、猫もマッサージされているような感覚でブラッシングを受けることができます。
また、頭の毛を引っ張るようにとかしてあげると、頭皮マッサージにもなります。
◆広い範囲の抜け毛が取れる
首や背中の広いエリアにラバーブラシを用いると、かなり大量に死毛を取り除くことができます。
◆ブラシについた毛が取りやすい
抜けた毛がブラシに絡みつくとなかなか取れませんが、ラバーブラシの場合、まとめて取りやすいので、使用後のブラシのお手入れが簡単です。
また、水洗いができるのもメリットのひとつです。
猫用ラバーブラシおすすめ4選
◆ウィッシュ グルーミングプロ ネコちゃんのマッサージシリコンブラシ

良質な天然シリコン素材で皮膚に優しいシリコンブラシです。
カラダに付いた抜け毛やホコリを簡単にお手入れできます。
手にフィットし、撫でるようにブラッシングすることでコミュニケーションが取れます。

◆More きもちいいラバーブラシ

ほどよいかたさ!ピンの形状、配列にこだわったラバーブラシ。長めのピンがスッと毛の奥まで入ります。引っかかりすぎない、毛通りのいいピン配列です。ムダ毛とり、マッサージ、シャンプーに使えます。

◆カリーニャ にゃでにゃでブラシ

毎日のお手入れが楽しくなるココロ踊るかわいいデザイン。抜け毛取り・コミュニケーションに。
手にはめてナデナデする、ふれあいミトンブラシ。
中央のやわらかいブラシが、被毛をなでることで抜け毛をしっかりキャッチします。
猫ちゃんをリラックスさせて、楽しくコミュニケーションを取りながら使うことができます。
猫ちゃん専用のお手入れシリーズ、≪カリーニャ≫です。

◆おうちサロン ギフトケア ペット用スチームブラシ

スチーム機能が付いたUSB充電式のシリコンブラシです。
スチームを出しながらブラッシングすることで美しい毛並みと毛艶を保ち、毛の飛散や絡まり、静電気を防ぎます。
シリコン素材ブラシだからペットの肌に優しく傷つけません。

猫用ラバーブラシを使う時の注意点
最後に、ラバーブラシを使うときの注意点について、まとめておきます。
◆長毛種には向いていない
長毛種は毛が絡まりやすいため、ブラッシングの目的のひとつは、被毛の絡みを解きほぐすことになります。
長毛種の猫をラバーブラシでブラッシングしても、表面を撫でているようなもので、被毛の絡みや毛玉をほぐすことができず、ブラッシングの効果が得られません。
◆やりすぎに注意
ラバーブラシでのブラッシングをやりすぎると、生えている毛まで抜けてしまいます。同じ場所のブラッシングは、数回にとどめて、短毛種は5分以内で終わらせましょう。
◆強くこすり過ぎない
当たりが柔らかく、猫の皮膚を傷つけにくいラバーブラシですが、やはり強くこすり過ぎると、皮膚を傷つけてしまいます。優しくなでるような感覚で、猫が気持ちいいブラッシングを心がけましょう。
◆抜けた毛が飛び散りやすい
ラバーブラシでブラッシングをすると、かなりの抜け毛が舞い散ります。すぐに掃除できるように、あらかじめコロコロなどを準備しておくとよいでしょう。
◆ホコリを寄せ付けやすい
ラバーブラシは、ホコリを寄せ付けやすいので、使い終わったらケースなどに入れて保管することをおすすめします。
まとめ
猫用ラバーブラシを使うメリットと注意点、おすすめ商品についてご紹介しました。
ラバーブラシはブラシそのものが柔らかく、当たりも柔らかなので、猫の皮膚を傷つけにくくマッサージ効果もあり、おすすめのブラシです。
ただし、長毛種の場合、表面を撫でているだけのようになり、絡んだ毛を解きほぐすことができないので、ラバーブラシは向いていません。ラバーブラシは、短毛種の猫用と思った方がよいでしょう。
手で撫でるような感覚でブラッシングできるので、ブラッシングを嫌がる愛猫も受け入れやすいです。ラバーブラシの特性を押さえて、愛猫が喜ぶブラッシングの方法を見つけてあげてください。
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