- 1.ブリティッシュショートヘアは人気のある猫ちゃん!
- 2.ブリティッシュショートヘアの「被毛」について知ろう
- 3.ブリティッシュショートヘアの毛色は何パターン?
- 4.短毛種でも油断できない!抜け毛のケアについて
- 5.お部屋の抜け毛対策も忘れずに
- 6.まとめ
2-1.ブリティッシュショートヘアの被毛はとても綺麗
2-2.実は長毛バージョンも…!
3-1.昔は「ブルー」のみだった
3-2.そのほかの毛色は?
3-3.ブリティッシュショートヘアーの子猫と出会うには…
4-1.抜け毛は少ないと言われているけれど…
4-2.ブラッシングはどのくらい必要?
4-3.ブラッシングの目的
4-4.ブラッシングで使うアイテム
4-5.シャンプーはどのくらい必要?
4-6.シャンプーするときの注意点
4-7.シャンプーの手順
ブリティッシュショートヘアは人気のある猫ちゃん!
丸い瞳に丸い顔立ち、さらに体型までも丸みをおびているブリティッシュショートヘア。どこか風格が漂いつつも、“丸い”シルエットでチャーミングさも感じさせてくれる猫ちゃんです。
頭が良くておとなしく、基本的にあまり手がかからない猫種と考えられています。
ちょっと独立心があって抱っこが苦手傾向ですが、程良い距離感で大事な家族となってくれます。近くにいるだけでホッとできる素敵なパートナーとなってくれるでしょう。
そんな魅力から、ブリティッシュショートヘアは、人気ランキングでも名前が挙がることが多い人気猫ちゃんです。
ブリティッシュショートヘアの「被毛」について知ろう
ブリティッシュショートヘアを見ていると、思わず触れたくなるような素敵な“毛”だと感じる人は多いかと思います。
被毛について、どんな特徴があるのでしょうか。
◆ブリティッシュショートヘアの被毛はとても綺麗
“ショートヘア”と猫種名についているだけに想像できますが、ブリティッシュショートヘアは短毛種です。隙間を埋め尽くすかのように、密集した毛がギュッと体全体に生えています。
短毛とは言え、厚みのあるボリューム感があります。ちょっと硬めな毛質ですが、弾力があって触り心地は良いです。例えるなら、ビロードみたいな感触と言えるでしょう。
そもそもガッシリ体型なうえ、厚めの被毛がプラスされて、全体的なフォルムが丸みを帯びています。短毛種ですが、モフモフした猫ちゃんと言えるかもしれませんね。
◆実は長毛バージョンも…!
ショートヘアと言うからには、誰もが短毛種と思ってしまうことでしょう。ただ、ペルシャと交配していることから、時には長毛バージョンも生まれるのだとか。
しかし、ブリティッシュショートヘアはやはり短毛種ですし、ロングヘアーのコを同じくくりにいれられないことから、ブリティッシュの長毛の個体を「ブリティッシュロングヘア」と別の猫種として認められ、ヨーロッパでは「ブリタニカ」という愛称で親しまれています。
ブリティッシュショートヘアの毛色は何パターン?
ブリティッシュショートヘアの毛色について、「深いグレーの被毛」をイメージする人が多いかもしれません。落ち着いた色合いで、ブリティッシュショートヘアの筋肉質で丸いフォルムに合っているような気がしますね。
でも、実際にはさまざまな毛色があります。
◆昔は「ブルー」のみだった
ブリティッシュショートヘアを代表する毛色は「ブルー」です。猫の被毛カラーのひとつとなる「ブルー」は、私達がイメージするような普通の青色とは少し違って、深いグレーを表しています。
ブルーの猫ちゃんと言えば、猫種に“ブルー”と入っている「ロシアンブルー」が有名ですね。ロシアンブルーもブリティッシュショートヘアと同じように、濃いグレーが美しい猫ちゃんです。見た感じもだいぶ似ているかもしれませんね。
ブリティッシュショートヘアは、今ではさまざまな毛色が公認されていますが、実は「ブルー」だけしか認められていない時期もありました。当時は、「ブリティッシュブルー」と言われ、その美しい色合いに惹きつけられた愛好家に大人気でした。
その後、交配により被毛カラーも変わっていき、ブルーだけが認められた時期は過ぎました。
現在では、そのほかの色も豊富に公認されています。
◆そのほかの毛色は?
他の毛色はあるものの、やはり昔から馴染みのあるブルーの毛色が、ブリティッシュショートヘアのなかでは最も高い人気があります。
そのほか、ブラックやチョコレートのように落ち着いた毛色、ホワイトやクリームのように優しい毛色、レッドのように明るめの毛色と色とりどりのブリティッシュショートヘアを楽しむことができます。
また、模様もバラエティーに富んでいます。ひとつのカラーで統一された「ソリッド」をはじめ、二色構成の模様もあります。特に人気があるのは、白系の色を基調としてブルーが混ざっているパターンの「ブルーホワイト」や「ブルークリーム」です。
そして、縞や斑点の模様となる「タビー」が加わることもあり、単色のソリッドとはかなり違った雰囲気となります。
◆ブリティッシュショートヘアーの子猫と出会うには…
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短毛種でも油断できない!抜け毛のケアについて
ブリティッシュショートヘアは短毛で、抜け毛のイメージはないかもしれません。ただ、短毛だから抜け毛ケアはいらないという意味ではないので、油断は禁物です。
◆抜け毛は少ないと言われているけれど…
ブリティッシュショートヘアは、短毛の猫ちゃんです。密集したビロードのような手触りは、何度触っても心地よく感じます。
短毛なので「抜け毛が少ない」と言われることが多いですが、ダブルコートなので換毛期に抜け毛は増えます。「短毛だから抜け毛は少ない」とケアを怠らないようにしましょう。
◆ブラッシングはどのくらい必要?
抜け毛が少ないと言われると、ブラッシングの回数もそれほど頻繁でなくてもよい気がするかもしれません。
そもそも、猫と言えば、自分の舌を器用に使って毛づくろい(グルーミング)できる動物です。飼い主さんのブラッシングについては、「長毛じゃないから毎日は必要ないだろう?」「自分で毛づくろいできているみたいだし…」と思うかもしれません。
しかし、飼い主さんがしてあげるブラッシングはとても大切です。なるべく毎日してあげましょう。
◆ブラッシングの目的
ブラッシングには次のような目的があります。
・毛球症を防ごう
時期によって抜け毛量の「多い・少ない」は変化しますが、抜け毛は出ます。密度の濃いブリティッシュショートヘアの被毛は、抜け毛を放置していると内部で溜まるでしょう。
そのまま愛猫が毛づくろいをすると、毎日のように抜け毛を飲み込むことに…。いつの間にか飲み込んだ抜け毛を吐き出せずにお腹のなかで溜まると、毛球症を発症するかもしれません。
食道や胃に毛玉ができると食欲不振や吐血が見られたり、腸を塞ぐと腸閉塞と重症化したりもします。
毎日が無理という場合でも、週に3~4回は習慣にするといいかもしれません。
・コミュニケーションを深めよう
自立心の高いブリティッシュショートヘアは、大好きな飼い主さんなのに「抱っこされるのは苦手…」という心理もあるようです。
ブラッシングを日課にしていくうちに、コミュニケーションを深められるのでおすすめです。
ただ、ご機嫌斜めのときに無理矢理やろうとすると、拒否されるかもしれません。愛猫のリラックスしている時間帯を狙ってチャレンジしてみてくださいね。
・血行促進と健康チェックも兼ねよう
ブラッシングは毛を取り除く以外に、皮膚をマッサージする効果があります。
血液循環が悪いと猫ちゃんの体のダメージにも繋がるので、ブラッシングで血行不良を解消してあげましょう。
また、ブラッシングをするときに体に触れると、愛猫のちょっとした変化にも気付きやすくなります。皮膚の炎症といった目に見える異常の発見はもちろんですが、「触れると痛がる箇所がある」と、ブラッシングしたからこそ早期発見に繋がる病気もあるかもしれません。
皮膚病やノミダニ感染など、愛猫の健康チェックのためにもブラッシングは効果があります。
◆ブラッシングで使うアイテム
短毛のブリティッシュショートヘアのブラッシングでは、次のようなブラシがおすすめです。
・動物の毛でできている「獣毛ブラシ」
ブラッシング時に静電気を起こす可能性のあるプラスチック製のブラシはおすすめできません。
獣毛ブラシは動物の油分が作用し、「ツヤが出る」「静電気が出にくい」という利点があります。ブリティッシュショートヘアはツヤのある被毛が魅力なので、1本は持っておきたいブラシです。
・抜け毛吸着に役立つ「ラバーブラシ」
ラバーブラシは主に短毛種の猫ちゃんなら、持っておきたいアイテムです。素材そのものが抜け毛をぴったり絡めてくれるので、マッサージのように撫でてあげると、抜け毛も一緒に吸着されます。
「抜け毛除去&マッサージ」と一本で2つの効果が期待できますね。
◆シャンプーはどのくらい必要?
清潔好きな猫は、自身で行うグルーミングで、被毛の表面に付着した汚れを取り除くことができます。しかも、完全室内飼いで育てていれば、汚れることもほとんどありませんよね。
そのため、「シャンプーは必要ないのでは?」と考えるかもしれません。
でも、シャンプーすると汚れを取るだけでなく、「体に残っている抜け毛を洗い流す」という効果もあります。ブラッシングしてからシャンプーしても、換毛期には抜け毛がごそっと取り除けます。
換毛期の抜け毛対策には、普段のブラッシングに加えて、「シャンプー」もしてあげてくださいね。
◆シャンプーするときの注意点
猫の皮膚は人間と違って弱いので、刺激の強い人間用のシャンプーを使うのはNGです。天然成分を由来とした「低刺激」と謳われているものを選んであげましょう。
そして、嗅覚に優れている猫ちゃんの場合、シャンプーに含まれている「香り」に過敏に反応することがあります。人間にとっては「良い香り」と思えても、猫にとっては不快でしかないこともあるかもしれません。
できれば無香料、あるいはちょっとだけ香りが入っている微香タイプにとどめておくと良さそうです。
◆シャンプーの手順
シャンプーの手順もおさえておきましょう。シャンプーが苦手な猫ちゃんは多いので、シャンプーを泡立てたら素早く洗い、愛猫の精神的負担を最小限にすることが大事です。すすぎ残しがないように、丁寧にすすいでいきます。
すすぎが完了したら、吸水タイプのタオルを使って、しっかりと水分を吸ってあげましょう。生乾きの場合、肌に水分が残ってしまうので注意が必要です。
ただ、「ドライヤーで乾かす」ことが、猫にとってはハードルが高いケースもあります。
人間用のドライヤーは高温で熱いので、低音で乾かせるペット用のドライヤーを準備しましょう。温度が熱すぎてドライヤーがトラウマにならないように、風の温度をチェックしながら乾かします。
ドライヤーの時間を短縮するには、タオルドライで水分をしっかり取っておくのもコツです。
お部屋の抜け毛対策も忘れずに
ブラッシングやシャンプーをしても、毎日のように毛は抜けています。部屋のあちこちに、抜けた毛が溜まるでしょう。
放置していると、ブラッシングで抜け毛をケアした後の体の表面にピタッと舞い戻ってしまうかもしれません。それを飲み込んでしまうと、悪循環ですよね。
お部屋の掃除はかかさないようにしましょう。
フローリングやカーペットなど、床素材の違いがあっても、掃除機を毎日かけるのは効果があります。フローリングなら、拭き掃除やウェットシートタイプのモップでしっかり拭き取るのもいいでしょう。
また、ブリティッシュショートヘアの毛質は短毛で少し硬めなので、カーペットにちょっと刺さって取れにくいことがあります。
粘着シートでコロコロと取り除いてあげるのもおすすめです。
まとめ
ブリティッシュショートヘアの“被毛”について迫ってみました。
短毛種のブリティッシュショートヘアは「抜け毛が少ない」「お手入れが楽そう」とイメージされがちです。
でも、密集して生えているツヤのある被毛の美しさをキープするには、日頃のお手入れが大事。
ブラッシングは、抜け毛の除去のほか、ツヤ出しや血行促進にも役立ちます。毎日のように行えば、コミュニケーションを深めることにも繋がります。
短毛だからと油断しないように、できれば毎日、毛のお手入れをしていきましょう。
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