猫に蚊取り線香はOK?安全性や注意点、おすすめ虫よけ対策グッズ

2022.07.25

猫に蚊取り線香はOK?安全性や注意点、おすすめ虫よけ対策グッズ

夏になると煩わしい蚊が発生し、人間が刺されるほどではないですが、猫も蚊に刺されます。ペットで特に気をつけたいのが、フィラリア症です。フィラリア症というと犬の病気のようですが、完全室内飼育の猫でも10匹に1匹は、フィラリアに寄生されていると言われています。一方で、蚊取り線香が猫に与える影響も気になります。 そこで、猫と蚊取り線香について、安全性や使用の際の注意点を解説します。

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猫に蚊取り線香は大丈夫?

蚊取り線香

◆蚊が媒介するフィラリア症に要注意

夏になると、人が刺されるほど頻繁ではないと言われていますがペットも蚊に刺されます。

特に気をつけたいのは蚊が媒介するフィラリア症です。
フィラリア症は犬だけがかかる病気のように思われていますが、完全室内飼育の猫でも10匹に1匹は、フィラリアに寄生されていると言われています。

したがって、猫にも蚊に対する対策が必要です。

◆蚊取り線香とは?

蚊に媒介されるフィラリアの脅威からペットを守るために利用したいのが、「蚊取りグッズ」です。

その中でも伝統的な蚊取り線香は、線香にピレスロイド系化合物を練りこんだ燻煙式の殺虫剤を指します。

◆その他の蚊取りグッズ

その他の蚊取りグッズには、蚊取りマットやプラグ式(液体)の蚊取りなどがあります。
蚊取りマットやプラグ式の蚊取りは、マットや液体に含まれる殺虫成分を電気の熱で揮発させるものです。

これらの蚊取りグッズは、基本的に「蚊を殺す」ための殺虫剤であり、殺虫成分はピレスロイド系化合物です。

◆かつて使われていた除虫菊

かつての殺虫剤には、「除虫菊」と呼ばれるキク科の植物が使われていました。

除虫菊は「シロバナムシヨケギク」とも呼ばれ、花の中の「胚珠」という部分に「ピレトリン」という成分を含んでいます。このピレトリンに、殺虫効果があります。

一時期、殺虫剤の主要原料として盛んに栽培されていた除虫菊ですが、食糧生産の必要性などから、国内では栽培が減少しました。

◆現在の主流は「ピレスロイド」

代わって登場したのが、ピレトリンに似た化合物である「ピレスロイド」です。蚊取り線香を含む現在の殺虫剤の殺虫成分は、ほとんどがピレスロイド系化合物になります。

ピレスロイド系化合物は、蚊やハエなどの昆虫類に対して即効性のある神経毒として作用しますが、空気に触れたり熱が加わったりすると、分解されます。

◆蚊取り線香の安全性について

結論から言えば蚊取り線香をはじめとする虫除けグッズは、猫のいる家庭で使っても大丈夫です。

ピレトリンは猫を含む哺乳類や鳥類には、安全だと言われています。
ピレトリン類似化合物であるピレスロイド系化合物も、安全性はピレトリンと変わらないそうです。

哺乳類は、ピレスロイドが体内に入っても分解できる酵素を持っており、短時間で体外へ排出することができるからです。

ただし、人間にも猫にも稀にアレルギー反応が出ることがあるので、愛猫の様子には気をつけて使用しましょう。


猫のいる家庭で蚊取り線香を使う時の注意点

猫と蚊取り線香

◆蚊取り線香や電熱式グッズはやけどに注意

点火して使用する蚊取り線香は、猫が触れてやけどをする危険性があります。また、倒してしまうと、火災の原因となる可能性もあります。
電熱式の防虫グッズも熱くなるので、やけどの恐れがあります。

そのため、猫が届かない場所で使用しなければなりません。
ただし、猫は高いところにも簡単に登ってしまうので、届かない場所を見つけるのは難しいかもしれません。

蚊取り線香は、ベランダなど窓の外や玄関の外などに置きましょう。
室内に蚊が入らないようにする形で使うことをおすすめします。
電熱式のグッズは、猫が入らない部屋で使いましょう。

◆使用時は換気が必要

閉め切った部屋や狭い部屋で使用すると、殺虫成分や煙が室内に充満してしまいます。
時々換気をしながら使用するようにしましょう。

◆プラグ式の液体を舐めてしまったら

公式見解では、万が一、猫が液体を舐めてしまっても命に別状はないとされています。
したがって、過剰に神経質になる必要はありません。火を使わない分、蚊取り線香より安心して使えるでしょう。

ただし、もし猫が液体を舐めてしまったら、念のため水分を十分に飲ませて、異変がないかしばらく様子を見守りましょう。
マット式の蚊取りのマットを誤食した場合も、かなり大量でなければ、中毒症状は出ないとされています。

ただし、稀にアナフィラキシーショックを起こす場合もあるので、早めに動物病院を受診しましょう。

◆アロマは厳禁

天然成分を使用している蚊取り線香や虫よけスプレーには、虫よけ成分や香料として、アロマテラピーで使用されるような精油(エッセンシャルオイル)が含まれていることがあります。

しかし、精油には猫にとって有害なものが多くありますので、商品の成分表示をよく確認する必要があります。

ペパーミントやハッカ、ティーツリーは虫よけの効能がありますが、猫には有害です。

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◆ペット用でも注意が必要

現在は、ペット用の蚊取り線香や防虫グッズも多く販売されています。
これらはペットに配慮して作られており、天然の虫よけ成分を使っているなど、一般のものより安心なように思えます。

しかし、「ペット用」「犬用」と表示されている商品には、精油を使っているものが多いので注意が必要です。
成分表示をよく確認してから購入するようにしてください。

安全のためには、「猫用」「犬猫用」と表示されている商品を利用する方が確実です。

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まとめ

蚊取り線香や虫よけ対策グッズの有効成分は、ピレスロイド系化合物です。ピレスロイド系化合物は、天然の殺虫成分であるピレストリンの類似化合物で、人や猫を含む哺乳類や鳥類には安全な成分です。したがって、猫のいる家庭で蚊取り線香を使っても大丈夫です。

天然成分を用いたものやペット用の商品は、より安心なように思えますが、猫に有害な精油を使っている場合も多いので注意が必要です。

蚊が媒介するフィラリアは猫にも寄生し、場合によっては突然死につながることもあります。蚊取り線香や防虫グッズを上手に使って、愛猫を蚊から守ってあげましょう。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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